本の紹介No.11 1つ3000円のガトーショコラが飛ぶように売れるワケ

皆さん、こんにちは。連休はいかがお過ごしでしょうか? この時期、柿の作業はあまりありませんので、HPの修正などをやっています。しかしわからないことだらけで、気持ちだけが空回りですっ(笑) さて、今日も本の紹介をします。岐阜は雨模様でお出かけ日和ではありませんが、時にはゆっくり本を読むのもいいですね♪

1つ3000円のガトーショコラが飛ぶように売れるワケ  4倍値上げしても売れる仕組みの作り方 (SB新書)
著者 氏家健治
出版社 SB新書

『私の評価』★★★★☆

著者は東京の新宿にあるガトーショコラ専門店、ケンズカフェ東京のオーナーである氏家健二氏です。このお店は、1つ250グラム3000円のガトーショコラのみを販売し、それでも月に3000本と飛ぶように売れているそうです。単品だけで、超高額! これはリスクが高いと思うのが普通ですよね。なぜ成功に至ったのか、著者自らその経験を語ります。値上げまでの経緯を知ると明確な戦略があったことがわかります。それは、いわゆるブランディング戦略というものです。

著者の主張をまとめると、ブランディングの前提として抜きんでた商品力が必要です。そのため、商品を1品に絞り圧倒的な品質を持たせ、スペシャリテ(看板商品)とします。その魅力を上手くお客様に伝え、高い各式に見合った値段設定やパッケージを用意、付加価値としてのありがたさや安心感、限定感、特別感、ストーリーを持たせる、などを通してブランディングを行います。

と、強引にさらっとまとめましたが、じっくり著書を読むと実に納得でき、至る所でうなずいてしまいます。また、値上げする過程では既存顧客を捨てる覚悟を持つことや、一流を知るために一流に触れることも大切だそうです。著者は100軒のフランス料理や美容院、クリーニング店を利用し、本物の仕事・サービスを体感したそうです。

ブランディングだけでなく、情報の発信や収集、通販やネットショップを運営するための思ってもない考え方がたくさんありました。いやー、自分の思考や考え方って狭いですね(笑) 改めて様々な価値観や考えに触れることが大切だと思いました。

また、文章の端々から、幅広い知識と教養が滲み出ています。様々な理論や戦略を取り入れつつ、ご自身で現場を見ながら仮説や検証を繰り返し、今のスタイルを構築されたのでしょう。経営やマーケティング以外にも、SEO、SNS、ネット通販市場など、とても幅広い分野に精通しておられます。豊かな発想力、行動力、向上心と、成功する人に共通の要素を網羅しているように思います。著者のような人物こそ、どんな業界でも大成するのでしょうね。

素晴らしい技術や商品があっても、それだけでは売れない時代です。売れないから値下げ競争という負のスパイラルを避け、コモディティではない商品やサービスを提供したいと思っている人には参考になること間違いなしの本です。この本を読んでいて、自分もお客様目線で考えているようで売り手の発想から出てないし、もっともっとやれることがあるなぁと、何度も恥ずかしく思いました。良い本をありがとうございました。

○この本で共感できた部分、参考になった部分(本文より引用)

・原価率から値段を決めるのは、売り手側の都合しか考えていない証拠。大切なのはお客様の満足度。極論すると、1円のモノを1万円で売って喜んでもらえるなら、お互いにとってそれに越したことはありません。

・ブランドが与える付加価値と安心感は、消費者の購買意欲を掻き立てる源のひとつ。それは目に見えない”ありがたみ”のようなものだと思います。

・世のなかには無名でもクオリティが高いものはあります。トップブランドのみが高いクオリティを誇るわけではありませんが、クオリティの低いトップブランドは世のなかに存在しません。

・美味しいガトーショコラであればあるほど、パッケージングにもこだわるべきです。食べる前から「これはかなり本格的な佇まいだ。きっと美味しいに違いない」と思わせるパッケージが理想です。

・伝統を守ることは大事ですが、暖簾を次世代まで受け継ぐには革新も不可欠です。老舗が老舗でいられるのは、じつは変化を恐れないからなのです。

・ブランド力強化の一助として私が意識しているのは、自らの見聞を広めるために他の分野の一流を知ること。

・低価格競争に巻き込まれることなく、ひたすら味とブランド力を磨き続けてワン&オンリーの抜きん出た存在になってしまえば、どんな時代になってもお客様から愛されて選ばれる存在になれる。私はそう信じています。

・ネット通販が普及した結果、全国のみならず、海外からもお取り寄せが可能になっています。だからこそ「この店でしか手に入らない」という特別感が重要になってきていると私は思います。
・大企業でさえ苦労しているのですから、ケンズカフェ東京のような個人商店はいくら有名になったつもりでも、定期的にカンフル剤を打ち続ける努力は不可欠なのです。

・タネをまかないと花は咲かない、私はそう思いました。

・壁にぶつかっているなら勇気をもって変革の一歩を踏み出さないと、なにもはじまりませんし、なにも変わりません。走りながら頭をフル回転させて考えて、走りながら修正する人だけが、チャンスをものにして”化ける”ことができる。

最近、柿の話をあまり書いてませんね(汗) もちろん、生育は順調で果実は大きくなってきています。次回は下記の話を書きたいと思います!それではよい連休をお過ごしください^^
(本の紹介は、内容をまとめることで、より理解を深めたいという理由で書いています。紹介内容や評価を参考にしていただくのは大歓迎ですが、あくまで私の独断基準です)
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富有柿発祥の地、岐阜県より、採れたての柿をお送りします
後藤柿農園の直売サイト でらうま柿農園 富有柿.com

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