柿の租皮削り(2017/3/5)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

今日は日中の気温が16度もありました。草野球の試合をしていましたが、とても気持ちよくできました^^ 朝晩はまだ冷えますが、徐々に春の足音が近づいてきていますね♪

さて、もう3月に入りました。2月末には剪定と確定申告も無事終わり、現在は施肥と租皮(そひ)削りという作業をしています。今回は2月末~3月の柿畑の作業をお伝えします(画像をクリックすると写真が拡大されます)。


2017/2/25の柿畑-001

最初に剪定のお話の続きがありました。前回、結果母枝や側枝は主枝や亜主枝という太い枝に残すというお話をしました。ただ、そうすると根元の方はあまり枝が残らず、空間ができてしまいます。また、真夏の直射日光が主枝や亜主枝を痛めることもあります。それを避けるため、このように少しだけ枝を残しておくといいです。これらの枝はあまり大きくしすぎないよう、2~3年で更新します。また、主枝や亜主枝がボロボロになっている場合は更新用に残しておくのもいいです。

剪定に関してはいろいろな考え方があります。車で地元を走っていると柿畑が至る所にありますが、よく見ると農家さんごとに多少違います。上手な畑を見ると思わず息を飲んで唸ってしまいます。毎年1度しかないので、一生でも経験できる年数はわずか数十回。我々ももっと上手くなれるよう、研究を重ねていきます。


2017/2/25の柿畑-002

剪定が終わったら、太い枝を切った場所にこのように癒合剤を塗ります。人間でいうと赤チンのようなものですね。病害虫の侵食を抑え、切り口が早く閉じるようにする薬です。木工ボンドでも代用できるらしいです。


2017/2/25の柿畑-003

2/25です。剪定と並行して堆肥を撒きました。肥料に関しては次回にまとめてお伝えします。今年は面積が増えた分、いろんな作業を同時進行したなぁと思います。父と私で分業してやっています。


2017/3/3の柿畑-001租皮削り

3/3と3/4には機械を使って租皮削りという作業をしました。高圧の水を飛ばして、柿の木の皮を削ります。写真ではわかり辛いですが、この機械は水を単に高圧で飛ばすというより、小さな無数の水玉を高速で飛ばしています。空に向けて飛ばしてもあまり音はしませんが、木に当てるとかなりの音がします。その威力で租皮を吹き飛ばします。


2017/2/15の柿畑-001

まずは租皮の説明です。租皮というのは木の外側の皮です。年数がたつとヒビが入り、めくれてきます。この隙間に虫が入り、越冬して春にまた発生します。それを防ぐためのたいせつな作業です。今年は写真を撮り忘れたので昨年の写真を代用しました。

租皮削りは幹の分岐部で特に成長するので、分岐部は毎年行います。また、虫に食われている部分も毎年行います。そして主枝や亜主枝の部分は3年に1度の間隔で全面的に行います。やりすぎると樹勢を強くしてしまうので注意が必要です。


2017/3/3の柿畑-003租皮削りその2

全面的に行う場合は、枝の上下左右それぞれから水を当てます。高い部分は脚立に乗って行います。意外に重いですし、高圧ゆえにスイッチのオンオフでの反発も強いのでバランスを崩さないように注意が必要です。ただ、一番厄介なのは削られた破片が飛んでくることです。とにかく大量の水と破片や粉が飛んできます。


2017/3/3の柿畑-002租皮削りその3

できるだけ飛び散ってこない場所でやっていますが、数時間でメガネはこんなに汚れてしまいます。また、脚立を動かすのが面倒だったり逆光でよく見えない場所で油断していると大量に飛んできて口や鼻の中にも入ってきます。寒い年だとガチガチ震えながらやりますね。なので私は柿の作業で租皮削りはあまり好きではありません!(笑)


2017/3/3の柿畑-004租皮削りその4

機械を使った租皮削りは早くできますが、このように虫に食われた部分には不十分です。そのため、このような場所は手作業で行います。今年は3月上旬より行います。


2017/3/4の柿畑-001

3/4です。租皮削りが終わり片づけをしていたら、ちょうど夕焼けが山に差し掛かるところでした。17:25となっています。徐々に日も長くなってきましたね。

冬~春の柿畑は地味であまり変化もありませんが、もう草は成長を始めています。そして今月後半には柿も芽が膨らんで新梢が伸び始めます。とても楽しみです。次回はそんな景色もお伝えできると思います。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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柿の租皮削り(2017/3/5)」への4件のフィードバック

  1. はじめまして! こんな作業もされるんですね! 家では無理かなぁ。

    アメリカのラスベガスという砂漠地帯で住んでいるのですが、去年、柿の木を1本植えました。柿の勉強にこのブログがとてもよく役に立っています! 数日前新芽が早速出始めました。まだヒョロヒョロの若い木なので、これから先、剪定のこととか既にドキドキしちゃいます。 

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  2. SEIKO様

    でらうま柿農園(後藤柿農園)です。コメントありがとうございます! もう新芽が出たということは、ラスベガスの方が少し暖かいのでしょうね。日本では3月末に今年の成長が始まると思います♪ 植えた柿の品種や砂漠地帯での生育状況など、私も興味津々です。時々ご連絡いただけたら幸いです^^

    若い木は当初数年間はできるだけ果実をならさず、伸ばしたい枝の先端を強く切り返す(昨年伸びた半分くらいを切る)ことで木が立派に育ちます。ブログでも若い木のことも書きますので、どうか参考にしてください。また、柿は枝の伸びが旺盛ですので、多少失敗しても数年後には何とかなります。いろいろと挑戦なさってくださいね。これからもよろしくお願いします!

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  3. コメント返信ありがとうございます! プロからのアドバイスいただけるなんて、嬉しいです。こちらでは、FUYUというのがメインに売られてるのですが、富有柿ですね、きっと。 ずっとFUYUは冬なのかと思ってました。柿大好きなんで、果実をならさないなんて心痛みますが、先を考えると我慢してやらなきゃですね。大切に育てます!

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    1. でらうま柿農園(後藤柿農園)です。こちらこそ、コメントをいただきましてありがとうございます!

      富有柿は冬に差し掛かる時期にも売られていますので間違えちゃいますね。「とみあり柿」と思っていたお客様もいらっしゃいました(笑) ラスベガスでも富有柿が売られているんですね! 我々農家は収穫期に入ると忙しく、自分たちが作ったものがどんなふうに売られているのか詳しく知りませんのでとても嬉しいです。

      植えたばかりで果実をならすと、木の生育が弱くなります。3年は我慢したほうが良いと思います。頑張ってください^^

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