富有柿の開花~!(2017/5/22)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

いや~、暑いです! ここ連日、30度前後の日が続いています。夜は少し涼しいとはいえ、二階の私の部屋は窓を開けてもまだ熱気がこもっています。しかし、そんな部屋でテレビを消して耳を澄ますと、少し離れた田んぼの方からカエルの鳴き声が聞こえてきます。その田んぼとの距離は200メートル以上あります。田んぼの隣だったらすごい音でしょうね(笑)

さて、4月末よりスタートした摘蕾ですが、本日、ようやく1周目が終わりました! 今年は面積が増えたこともあり5月には終わらないと思っていましたが、予想以上に早く終わりました。少し剪定方法を変えたこともあるかもしれませんが、それなりに頑張ってやれたと思います。ちょうど開花も始まり、ブログの更新ができました! あ、でも明日から2周目があります!

本日は開花した蕾をたくさん見ましたので、数日後には最盛期になると思います。今回はそんな5月後半の柿畑の様子をお届けします!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2017/5/14の柿畑-001

5/14です。蕾が膨らんできていますね。これが開いて、中から花が出てきます。この写真、どこかで見た覚えがあると思ったら、前回のブログの最後に紹介した写真とほぼ同じ構図だったからですね(笑)


2017/5/17の柿畑-001

5/15です。蕾を先端から見ると奥の方に花になる部分が見えます。もう大きくなって形が分かりますね。蕾には4枚の葉っぱのようなものがあります。摘蕾で残すのはこれが3枚や5枚でなく、なおかつ下向きか斜め横向きで大きな蕾を残します(詳しくは前回のブログをご覧ください)。
 

2017/5/12の柿畑-001

5/17です。蕾が徐々に開いてきて、奥から薄黄色の花になる部分が見えてきました。読者の方は早く開花した写真を見たいとお思いでしょうが、柿農家としては早く摘蕾を終わらせないとと焦り始めるころです(笑)


2017/5/18の柿畑-001

5/18です。ちょっと遠くから撮影しました。中央部に3本の枝があります。今年の摘蕾は昨年より強めに行っています。秋に収穫する柿の数は、左の枝から2個、中央の大きな枝は4個、右下の枝は3個になります。摘蕾ではその数に1つか2つ足して、左の枝から4つ、6つ、5つ残しました。通常はもう少し多めに残すと思いますが、今年は少しでも品質を上げるために少なくしています。生理落下であまり落ちないことを願っています!

この3本だけで80個前後の蕾を落とします。そして、こんな枝が1本の木には何十~100本以上あります。そして柿の木が弊農園だけでも全部で数百本あります。1か月かけてそれをひたすら落とすのが摘蕾です^^

理想的には開花前に終わらせたいですが、物理的に無理な場合は仕方がありません。6月半ば過ぎまでかかる農家さんもたくさんいます。そして、より重要なのは7月の摘果(てっか)です。摘果に向けて少しでも進めるのがいいと思います。


2017/5/22の柿畑-001

少し日が開いて5/22です。曇ってよい写真が撮れなかったり、摘蕾に集中して写真を撮る時間がありませんでした。現在、多くがこのような開きかけた状態になっています。しかし、早いものはもう開花が始まってきました! ということで、今年の富有柿の花をお届けします~。


2017/5/22の柿畑-002

同じく5/22です。いきなりどアップです(笑) 薄黄色の富有柿の花です! 柿といえば朱色ですし、葉っぱやヘタは緑色です。意外なことに花は黄色なんですよね。農家だからこそお伝えできることだと思います!


2017/5/22の柿畑-005

同じく5/22です。花の奥には今年の富有柿が隠れています。まだよく見えませんね(笑)


2017/5/22の柿畑-004

同じく5/22です。本日の15時過ぎに摘蕾の1周目が終わりましたので、ゆっくり撮影する時間を取りハチが来るのも待ち構えていました。このようにハチが花を回ることで、受粉してくれます。富有柿は受粉しなくても柿は実りますが、受粉していないと生理落下で落ちやすい傾向があります。まぁ種が入ってしまうのでよし悪しなんですけどね。


2017/5/22の柿畑-003

同じく5/22です。樹木全体を見ると葉っぱが新緑から濃い緑色になりつつあります。光合成も活発になってきたでしょう。そして開花が始まるころから、根が本格的に活動をはじめます。逆に言うとこれまでは昨年に貯蔵した養分で生育しています。

ちなみに、この木はまだ若くそれほど大きくないので、摘蕾は30分ほどで済みます。もっと大きな木だと1時間近くかかり、かなり大きな木は2時間ほどかかります。それを雨の日以外、3週間ぶっ続けでやっておりますが、だいぶ疲労が溜まってきました。

脚立に立って蕾を取るだけなのになんでそんなに疲れるのかと考えました。脚立の上り下りは1回につき3段~5段です。それがこの小さな木でも全周囲をやるには10回はハシゴを動かします。大きな木だと20回以上となり、100段ほども上り下りするわけですね。それを毎日10本以上やるので、1000段になります。1日かけてですが、それだけ登って降りれば疲れますよね^^; 手も上げっぱなしなので終わるころにはハンドルを握る手にも力が入りません。大変ですが、これが1か月だけの作業でよかったと思いました(笑)


2017/5/22の柿畑-006

さて、最後に摘蕾作業の追加説明をします。これは5月上旬に摘蕾を行った場所です。中央部に開花が近づいた大きめの蕾が2つあります。それぞれの蕾の先に新しい蕾がまた出ていますね。これを遅れ花や孫花といい、5月上旬にはまだ膨らんでいなかった蕾です。遅れ花は開花時期が遅く、小さな柿にしかならないのですべて取り除きます。

遅れ花を取りつつ、やり忘れた場所(これがけっこうある)を見直すのが摘蕾の2周目です。今週中には終わることができると思います! そして次回には今年の柿の赤ちゃんの写真をお届けできると思います。

暑いですが、まだ夏に比べたら過ごしやすい暑さです。川でバーベキューなどしたいですね。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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富有柿の摘蕾が始まりました(2017/5/13)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

5月も半ばとなりました。今年の連休は夏のような日差しのいい天気が続きましたね。楽しい連休を満喫できたでしょうか?

さて、私たち柿農家にとって、4月末から1か月ほどは摘蕾(てきらい)という作業が始まります。この作業は蕾の数を制限することで養分の競合を減らし発育を促すことや、翌年の芽を充実させることなどが目的です。秋の果物である柿ですが、実は5月が繫忙期に次ぐ忙しい時期です。

ちょっと専門的な話になりますが、今回は摘蕾の説明をしながら、4月後半~5月中旬の柿畑の様子をお届けします!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2017/4/28の柿畑-001

4/28です。緑色の枝が今年伸びてきた新梢です。今年は4月の初めに発芽が始まりましたが、1か月もしないうちにこんなに伸びてきました! 枝と葉っぱの間にあるのが富有柿の蕾です。この蕾に今年の柿が実ります。この写真には下から6個の蕾がありますね。そして先端にまだとても小さいですが、7つ目の蕾も膨らみ始めています。これらを整理するのが摘蕾という作業です。

何もしないと、これらすべてに柿が実ってしまいます。蕾の生育と、開花後の果実の生育では大量の養分を使いますので、競合してしまい小さなまずい柿になってしまいます。また、柿は夏から翌年の芽を作り始めるので、それも不足して翌年の芽が充実しないという恐ろしい事態になってしまいます。

蕾の数を制限することで、残った蕾に栄養をたくさん与え、しかも来年の芽も充実させて毎年しっかりと収穫できるようにするのが摘蕾の目的です。


2017/4/28の柿畑-002

同じく4/28です。殺風景だった柿畑も、広がってきた葉っぱのおかげで徐々に緑に包まれてきました。


2017/5/4の柿畑-001

5/4です。長い新梢は20センチを超えてきました。蕾も1センチほどとなり、まだ形はなんとなくしかわかりませんが、向きなどはわかるので摘蕾が始まっています。弊農園では、今年の摘蕾を4/30よりスタートしました。


2017/5/4の柿畑-002

同じく5/4です。新梢を伸ばしながら、葉っぱも随分と大きくなってきました。


2017/5/5の柿畑-001

5/5です。太い枝からも新しい枝が直接生えてきます。このような枝は今年は上手に管理することで、来年以降の結果母枝となります。


2017/5/7の柿畑-002

では摘蕾で残す蕾の説明します。これは5/7です。蕾の大きさも1センチを超えてきて、形もわかるようになってきました。写真には4つの蕾が写っていますね。右側の茶色い枝が昨年の枝、緑色の新梢が今年伸びた枝です。富有柿の摘蕾は、緑の枝(果実が実る枝なので結果枝といいます)に蕾を1つにします。


2017/5/7の柿畑-003

まず、上向きの蕾は日焼けしやすいので問答無用で取ります。次に、根元は他の枝に挟まって傷つきやすいのでこれも取ります。そして残った候補の中からは大きさや向き、形を見て判断します。

この蕾、実は柿のヘタになります。ヘタは果実の生育にとって大切な器官ですので、ちゃんと4枚あるものを残しましょう。時々3枚や5枚があったり、枯れたのもありますのでよく見てくださいね。また、ヘタが大きいほど果実も大きくなります。向きは日焼けにしにくいよう下向きか斜め下向きの蕾を残します。位置的にはできるだけ新梢の真ん中辺りがよいです。


2017/5/8の柿畑-001

先の写真は結果枝が1本だけでしたが、多くの枝はこのように1本の茶色い枝から5本~7本ほどの結果枝が各方向に伸びていますね。隣接する枝との位置関係も考えながらの作業となりますが、要領は同じです。上向きと根元の蕾を取ると、各枝に2、3個の蕾が残ります。ここでどれを残すか迷うこともありますが、あまり考えすぎてもいけません。ここから先はパズルの要領です。どれかが決まると、他の枝のもすぐに決まります。

また、枝は柿が実ると垂れてきます。垂れる方向も検討してください。特に困るのが、捻じれて垂れるときがあることです。捻じれると上下が逆になってしまい全部日焼けしてしまいます(笑)

さて、結果枝1本につき残す蕾は1つと説明しましたが、実はもう少し制限があります。通常、このような枝だと3つの柿を収穫します。その場合は4つか5つを残すようにして、残りは全部取ってしまいます。(残す数は農家さんによって違います。もう少し多めに残す人が多いと思います。逆に、少数ですが最初から収穫する数まで絞る人もいます)

収穫する数は茶色い枝の長さを目安にするといいです。茶色い枝の長さが10センチにつき1個が目安です(30センチなら3個)。摘蕾ではその数に少し足した蕾を予備的に残し、最終的には7月の摘果(てっか)という作業で整理します。


2017/5/5の柿畑-001

5/5です。夕方に休憩しながら西日を背景に撮影しました。まだ1センチほどのカワイイ蕾です。摘蕾を開始して1週間です。かなり地味な作業ですが、朝から日没までず~っと手を上げて伸ばし、脚立の上り下りと移動が続きます。体もまだ慣れていないので、けっこうな疲労が溜まります。

しかし作業に慣れてくるとスピードがどんどん上がってきます。最初はどの蕾を残そうかアレコレ考えながらやっていますが、もうほとんど無意識でもできます♪ この時期は蕾も柔らかいので、ペキペキと取れるのも地味に楽しかったり(笑)


2017/5/7の柿畑-001

5/7です。足元の草にテントウムシを発見しました。アブラムシなどをムシャムシャと食べていました♪


2017/5/11の柿畑-001

5/11です。カエルも時々見かけます。緑色なのでなかなか気づきません。摘蕾をやっているときに気づかず触ると、いきなり冷たい触感でめちゃ驚きます! さらに飛び跳ねたり、おしっこをかけられたりすることもあります(笑) 高い位置で作業をしているときは、脚立から落ちないように注意しましょう^^;


2017/5/12の柿畑-001

5/12です。大きいのはもう2センチを超えてきました。開花まであと1週間ほどです。まだ片手でも簡単に取れますが、徐々に硬くなってくるので早く終わらせたいです。今年は剪定のやり方を少し変えたので、予想以上に作業が進んでおり、5/21には1周目が終われそうです♪


2017/5/12の柿畑-002

同じく5/12です。ヘアリーベッチも花を咲かせ始めました。休憩するときの癒しです^^

さて、今年は例年より少し遅れていることもあり、開花は5/18辺りから始まるのではないかと思います。次回には開花した富有柿をお届けできると思います。摘蕾の説明の続きももう少しありますので、よろしければ参考にしてください。

それにしても気温の変化が激しいですね。先日は30度近い夏のような天気だったり、今日は雨で20度もありません。どうか皆さん、体調管理には気を付けてください! それではごきげんよう(^^)/

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