すくすく成長中の富有柿と、誘引など6月中旬の作業(2017/6/24)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

6月も後半となり、今年も半年が経ってしまいましたね。このようなときに、もう半年と思うか、まだ半年と思うかで思考パターンが変わるといいますが、やはり歳を取るごとに早く感じます。ちなみに私は39歳です。年齢ばかりは「もう39か・・・」となりますね(笑)

6月といえば梅雨です。岐阜県は6月7日に梅雨入りしたと思います。しかし、2週間近くも雨は降らず、降ったと思ったら豪雨でした。ジメジメした陰気な梅雨はどこに行ってしまったのでしょうか・・・?

さて、通常であればあまり忙しくない柿の作業ですが、今年は昨年までとは違う作業を取り入れ、さらに摘果という最終的に残す果実を決める作業も前倒しで開始しました。今回は6月上旬~6月下旬の柿の生育と作業状況を紹介します~!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2017/6/4の柿畑-001

6/4です。いつもは拡大した写真でご紹介している今年の柿の果実ですが、少し離れればまだ小さくチョコンと枝に乗っているような感じですね。顔を見せたばかりの柿の赤ちゃんですが、開花から1か月ほどは細胞分裂で生育します。また、開花期から根も活発に活動を開始しします。その時期までに摘蕾が終わっていると、残った果実にしっかりと栄養が集まって美味しい柿になります。


2017/6/8の柿畑-001

6/8です。久しぶりにスマホを片手に並べて撮影しました。iPhone7です。ケースを含めて横幅は7センチです。顔を出してからまだ1週間足らずですが、日に日に成長しています。枝や木によっても大きさは違いますが、このように大きなヘタがしっかり4枚ある柿が特に大きくなりやすいです。


2017/6/11の柿畑-001

6/11です。摘蕾の見直しをしながら、徐々に摘果に近づけています。そんな柿畑での作業中は、いつもスマホで音楽を聴いています。最近はスマホと接続できるスピーカーを購入したので、いい音質で聞けてますますテンションが上がります。仕事始めはやる気スイッチを入れるためノリのよいもの、中盤はしっとり系、後半は「頑張れ~」と励ます系が多いです♪


2017/6/14の柿畑-001

6/14です。ちょっとわかり辛いですが、ヘアリーベッチが枯れてきました。摘蕾の時期は伸びたツルで移動も大変でしたが、枯れた部分は覆いとなって他の雑草をしばらく抑制してくれます。また、土の中では根が広がって土壌を柔らかくしてくれますし、マメ科の根には根粒菌がいて大切なチッソ分を補ってくれます。


2017/6/14の柿畑-001

同じく6/14です。梅雨入りしたのに全く雨が降らず、毎日いい天気です。この時期に曇りや雨が続くと光合成ができず栄養が不足することもあります。天気が続くのはいいですが、水不足も困りますね。自然相手とはいえ、適度に降ってほしいものです。


2017/6/16の柿畑-001

6/16です。果実の生育は順調です。小さな果実でも、最初の写真と比べると1回りも2回りも大きくなってきました。そして、緑色だった枝も茶色くなってきました。これを登熟(とうじゅく)といいます。


2017/6/20の柿畑-001

6/20です。ちょっとわかり辛いのですが、誘引という枝を曲げる作業をやっています。中央右の立った枝に白い針金を引っ掛けて曲げています。ちょっと詳しくご説明しますね。

冬の剪定で少し話しましたが、柿の木は高木性なので何もしないと上へ伸びようとする性質があります。真上に伸びた枝は徒長枝といって、すごい勢いで上に伸びていきます。1年で1メートル~2メートルも伸びます。しかし枝が伸びるばかりでいい芽が付かず、翌年に結実させても小さな柿ばかりです。また、勢いが強いため周りの枝に悪影響を与えることもあります。そのため、徒長枝は剪定ではほとんど切ってしまいます。

しかし、他に残す枝がないときが困りものです。切ると枝がなくなるし、切らなくても伸びすぎていい芽もないからですね。それを生育途中の時期にこのように曲げることで、徒長枝になるのを防ぐことができるのです。そして、曲げた枝はよい結果母枝となり、ほしい場所に枝を用意できるのです! 多少面倒ではありますが、枝の少ない木や徒長枝が多い木では非常に有効な作業だと思います。


2017/6/21の柿畑-001

6/21です。梅雨入り後、最初の雨はかなりの豪雨でした。全国的にもひどかったようですが、岐阜県平野部でも前日夜から降り始め、昼前までかなりの雨が降りました。夕方に少し晴れ間が差しこんだので、写真を撮りに行きました。柿はしっかり水を弾いて病害虫を防いでいますが、それはともかく幻想的な雰囲気で撮影できました♪


2017/6/22の柿畑-001

6/22です。おっと、柿の果実がなくなっています! これは病気ではなく、自然と果実が落ちてしまう現象で、生理落下といいます。柿の木が自分で余分な果実を落とし、調整しているのです。主な原因は摘蕾の遅れや残しすぎ、受粉できなかったこと、樹勢が強い(木が樹体の生育に偏っている)こと、肥料や水分の過不足などです。6月上旬~中旬が多く、その後も7月後半まで続きます。今年の弊農園では例年より少ないです。摘蕾を早く、強めに行ったためかもしれません。


2017/6/22の柿畑-002

同じく6/22です。曇りでちょっとジメっとした梅雨らしい天気になってきました。今年は誘引をしながら例年より早く摘果という作業を始めています。いつもは7月半ばより始めていましたが、今年は生理落下が少ないことと、少しでも早く摘果に入ることでより品質を高められると思ったからです。残す数も例年より少なくしています。摘果については次回にまたご説明します。


2017/6/24の柿畑-001

6/24です。大きいものは厚みも出てきました。果実だけが大きくなっているのではなく、ヘタの部分もまだ大きくなります。今年は昨年以上に大きく甘くなってほしいものです^^

さて、来週は雨予報が続いています。早く梅雨明けしてほしいですが、天気ばかりはどうにもなりませんね。作業ができないときは晴耕雨読で読書などをして過ごしたいです。

それでは長くなりました。次回はもう少し早く更新できるよう頑張ります! それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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2017年の柿の赤ちゃんをご紹介します~(2017/6/3)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

6月に入りました! 5/20前後は30度もある暑い日が続きましたが、少し落ち着いて過ごしやすい日が続いています。それでも、先日は短時間ながら集中豪雨のような激しい雷雨があったり、夜は寒いくらいの日もあったりと毎日の天気予報チェックが欠かせませんね。

さて、先月22日に摘蕾の一周目が終わり、見直しの2周目が後半戦です。といっても、2周目で特に大切なのは孫花や遅れ花という遅れて出てくる蕾を取る作業です。孫花は4月末~5月前半に摘蕾をした畑に発生しますが、こちらはもう終了しました。現在は取り忘れのチェックだけで済む後半戦です。ほぼ摘蕾は終了しました♪

そして、摘蕾の後半戦ではいよいよ今年の富有柿の果実を見ることができるようになります。今回は2017年の柿の赤ちゃん画像や、5月後半~6月初旬の柿畑の様子をお届けします!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2017/5/23の柿畑-001

5/23です。摘蕾の1周目が終わり、少し余裕が出てくる2周目に入りました。富有柿の開花期間は桜のようにわずか1週間~10日ほどです。桜ほどの美しさや派手さはないですが、年間で見ることのできる期間はごくわずかです。ついつい写真を撮ってしまいます(笑)


2017/5/23の柿畑-002

同じく5/23です。日の光が当たるとやっぱりキレイだなぁと思います。こんな何でもない写真ですが、蕾との距離は10センチもありません。そして枝は風が吹くと揺れてますので、ちょっとの揺れでピンボケ多発です(笑) 今回は70枚近く撮影しましたが、3割はピンボケしていました^^;


2017/5/23の柿畑-003

同じく5/23です。これも柿の花なんですが、随分と形が違いますね。実はこれ、雄花なんです。いつも撮影しているのは柿が実る雌花ですが、雄花にも花粉を作るという大切な役割があります。畑に1本はあるので、ミツバチがぐるぐる畑を回って雄花の花粉を体につけて雌花に運んでくれます。

雄花にも品種がたくさんありますが、富有柿の畑には開花時期が同じものを置きます。また、品種によっては雄花と雌花の両方がつくものもあります。富有柿は雌花のみですが、文献によると過去に1例だけ雄花をつけたという記録があります。本当なんでしょうかね?(笑)


2017/5/25の柿畑-001

5/25です。開花して5日もすると薄黄色だった花が徐々に茶色くなってきます。


2017/5/26の柿畑-001

5/26です。茶色い花はあまりキレイではないですね(笑) また、畑では5/25辺りに開花最盛期を迎えています。わかりやすく茶色い花を撮影しましたが、畑ではこのように茶色くなった花と開花したばかりの薄黄色の花が混在しています。


2017/5/28の柿畑-001

5/28です。ほぼ枯れていますね。薄黄色の花は柔らかいのですが、もうパリパリという感じです。


2017/5/31の柿畑-001

5/31です。花が枯れてくると、このように花弁が外側からはがれてきます。4月下旬に蕾が膨らみ始め、5月半ばに開いて内側から花が咲き、5月末には花が枯れてはがれてくる・・・、あっという間の出来事ですが改めてよく見ると不思議ですね。

そして! この枯れた花弁の後ろをよくご覧ください。なんとなく柿の形をしたモノが見えませんか?(笑) もう少し視野を広げると、しっかりヘタと真ん中に果実があって柿の形になっていますね。

そして、もうこの段階に来るとこの枯れた花弁は簡単に取ることができます。それを優しく取り払うと・・・


2017/5/31の柿畑-002

このように今年の柿の赤ちゃんが顔を出しました~。パチパチヽ(^o^)丿

まだ1センチ~1.5センチほどの小さな柿ですが、なんとなく柿の形をしているのが分かりますね! これから11月中旬の最盛期まで、どんどん成長していきます! 楽しみです^^

さて、柿の果実ですが、開花後1か月ほどは細胞分裂によって生育します。そしてその後は細胞肥大によって大きくなります。つまり、早く摘蕾を済ませることで栄養がしっかりと残った果実に集まります。今年は摘蕾を強めに行ったので、昨年よりもっと美味しくできたらなぁと思っています。


2017/6/1の柿畑-001

6/1です。摘蕾を早く終わることができて品質はよくなりますが、デメリットが一つありました。それはミツバチの撮影があまりできなかったことです。

何しろミツバチは1つの蕾に10秒ほどしかいません。摘蕾が終わる前に花が開くと1本の枝には大量の花があるので、ハチも隣の花に移動するだけでじっくり撮影できますが、摘蕾が済むと花がほとんどありません。ハチはすぐ隣の枝に飛んで行ってしまうので、私の移動が間に合いません(笑)


2017/6/1の柿畑-001

遅れ花の摘蕾も終わりが目前でもう撮影できないと思っていましたが、周囲にハチが飛んでいましたのでカメラをかけたまま作業をしました。そして、ようやく満足いくミツバチの受粉を撮影できました。


2017/6/3の柿畑-001

6/3です。開花後まだわずかしかたっていませんが、徐々に大きくなっているのが分かりますね。次回からはまたスマホと並べて大きさが分かるようにお伝えいたします!

さて、遅れ花の摘蕾は終了し、あとは5月後半に摘蕾を終えた畑の見直しです。その後は生理落下という現象が落ち着いてから、いよいよ7月には摘果という最終的に残す果実を決める作業があります。また、並行して新しく生えてきた枝の管理や草刈りがあります。

それでも5月のように休みなしということはないので、少しお休みもいただけます! 農業はオンとオフの差がはっきりしているので一長一短ですが、ようやく散らかった部屋の掃除をしたり梅雨前には少しお出かけなどもして楽しみたいと思います。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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