今年の富有柿がすくすく生育中です^^ 生理落果や6月の作業など(2018/6/19)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

6月も後半に入りました。今年もあと少しで半分が過ぎようとしています。もう半分? まだ半分? どっちの気持ちもありますが、充実した1年にしたいですね。

さて、柿農家にとって猛烈に忙しい5月の摘蕾作業が終わり、今年も無事に柿の果実が育ち始めています。秋の収穫期には8~10センチ以上にもなる富有柿ですが、5月後半に顔を出したころはまだ1センチもありません! そんな小さな赤ちゃん柿が6月はどんどん大きくなっていきます。6月の作業にあわせて、生育の様子をお届けします!!(^^)(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/6/1の柿畑-001

6/1です。開花が終わって顔を出した柿の赤ちゃんは見るたびに大きくなっています。とはいっても、まだ小さくてカワイイです。


2018/6/1の柿畑-002

同じく6/1です。拡大して撮影しているとわかりませんが、果実部分はまだ指の先ほどの大きさですね。さて、この日までに孫花がたくさんある畑の見直しが終了しました♪ 今年もひとまず無事に摘蕾が終わりホッとしています。

なぜ早く摘蕾を終わらせる必要があるのかというと、柿は開花から1か月ほどは細胞分裂で成長し、その後は細胞肥大で成長するからです。早い時期に蕾の数を制限することで、細胞分裂に必要な養分を残した蕾にしっかり供給し、少しでも細胞数を増やすためですね。細胞数が多ければ、その後の肥大も進みやすいからです。

さて、柿農家が5月に汗水流して蕾を取ったのですが、6月にはその果実が自然に落ちてしまう現象が発生します! それを生理落果といいます。大切なことなので、少し詳しく説明します。


2018/6/5の柿畑-001

6/5です。摘蕾をし忘れて、たくさんの柿が残っている枝があります。よく見ると、中央下に果実が取れてしまった蕾がありますね。これが生理落果です。生理落果の原因は様々ですが、特に多いのは受粉できていないものと、栄養不足です。摘蕾が不十分だと蕾の数が多すぎて受粉できてなかったり、栄養を取りあってしまいます。そのため、このような枝を振るとボロボロと落果します。


2017/6/21の柿畑-001

これは昨年の写真です。摘蕾が終わっていても落ちるときは落ちます。生理落果の他の原因としては、日照不足や水の過不足、樹体の生育状況などがあります。生理落果は開花後1週間ほどで始まり、3週間後がピーク、その後も7月半ばまで続きます。

「摘蕾をしなくても生理落果で数が減るなら、落ちてから摘蕾をやればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、自然任せだと形や位置が悪いものが残る可能性があります。また、傷があるものや小さいのばかりでも商品になりませんし、場所によっては落果が少なくて残りすぎることもあります。柿にとっては子孫を残すことが目的の果実づくりですが、人間にとっては大きくてキレイで美味しいものが必要ですからね^^

また、早期に摘蕾や摘果を行うことは他にも隔年結果という収穫のバラツキを防ぐ目的もあります。ちょっと堅い話が続いたので、これはまた次回にしますっ!


2018/6/5の柿畑-002

孫花の多い場所の摘蕾見直しが終わって一息付けましたが、まだまだ作業はあります。その一つが花カスを除去することです。開花が終わった花は自然に落ちればいいのですが、これがけっこう残っています。花カスがあると灰色カビ病という傷のようなものがつきやすいので、余裕があれば除去します。


2018/6/9の柿畑-001

真ん中の柿をご覧ください。2つが一緒にくっついた変な形をしていますね。このような奇形果は商品にはならないので、見つけ次第除去します。


2018/6/18の柿畑-001

他にもこの時期にやった方がいい作業に誘引というものがあります。写真の中央から右にかけて、白い針金で枝を曲げていますね。柿の木の太い枝からは、来年に果実が実る枝(結果母枝)がたくさん生えてきます。ただ、いい方向に枝がなかったり、徒長枝といって上向きにガンガン伸びる不要な枝も多くあります。

そこで、針金などを使って曲げるとあら不思議、徒長を抑え、ほしい位置に立派な結果母枝を確保することができます! 昨年一部の畑でやってみて、効果抜群だったので今年はさらに多くの畑でやっています。枝が硬くなるまでが勝負です。


2018/6/9の柿畑-002

6/9です。どんどん膨らんできていますね。厚みも徐々に増してきました。梅雨の時期に入りますが、摘蕾2周目の後半は花カスや奇形果を除去、そして誘引をやりながら徐々に摘果に近づけていっています。以前は7月中下旬に摘果をしていましたが、昨年より少し早めにやっています。早くすることで生理落果で落ちる危険性はありますが、味が格段によくなったので今年も早めに動いています^^


2018/6/12の柿畑-001

6/12です。もちろん生育には差があるので、まだ小さい果実もたくさんあります。


2018/6/12の柿畑-002

同じく6/12です。いい天気ですが、暑くなってきました~。日中の作業は汗びっしょりになりますね。いちおう摘蕾2周目も終わったので最低限のことはやりましたが、3周目をやりながら花カスの除去と誘引をやっています。意外にやることがたくさんあってまた焦っています(笑)


2018/6/15の柿畑-001

6/15です。小雨模様なので仕事は休んで夕方に写真だけ撮りました。


2018/6/18の柿畑-001

6/18です。スマホと並べて撮影しました。大きめのものは果実部分が早くも3センチほどになっています! 


2018/6/18の柿畑-002

梅雨の時期とは思えないような澄んだ青空でした。今週は雨や曇り予報が続いていますので、しばらくは拝めないかなと思い撮影しました。

さて、6月下旬~7月上旬には、上記作業に加え追肥もあります。また、最終選抜である摘果も始まりますね。少しでもよい柿をお届けできるよう工夫しながら頑張ります! それでは梅雨後半を迎え、ジメジメとした暑さも厳しくなってくると思いますが、どうか元気にお過ごしください。ごきげんよう(^^)/

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