柿の赤ちゃん、すくすくと生育中! & 柿の生理落果について(2019/6/27)

みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!

6月も後半になりました! 今年ももう半分が過ぎてしまいましたね。毎年思いますが、年々、月日の経つのを早く感じるようになってきた気がします(^^; 「もう半年~!」とちょっぴり焦りますが、早く感じるのは日々が充実しているからだと思うようにします!

さて、前回、今年の柿の赤ちゃんを紹介しましたが、すくすくと大きくなっています! 今回は6月の作業と合わせ、小さな柿の赤ちゃんの生育状況をお届けします!


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6/11です。前回の写真と比べると、大きくなってきて柿っぽくなってきましたね♪


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6/13です。ヘタが開き、柿の果実部分が膨らんできました。はっきりと形もわかりますね。前回もお伝えしましたが、5月に摘蕾1周目が終わると、続いて2周目に入ります。


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摘蕾の2周目では、遅れ花といって遅れて生えてくる蕾を取りながら、このように茶色くなって残っている花カスも取り除きます。花カスが残っていると、灰色カビ病という病気にかかりやすくなります。果実の表面にちょっと大きめの傷がついてしまいます。また、奇形果や傷のあるものはどんどん落とし、最終的に収穫する柿を選ぶ”摘果”という作業に近づけていきます。


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むずかしい話はさておき、柿の生育をお伝えします! 6/16です。もう親指より大きくなってきました!


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6/22です。前回の記事とあわせて読んでいただけると、日々、どんどん大きくなっているのがわかりますね^^


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6/25です。大きくなってきただけでなく、形もふっくらと膨らんできましたね♪


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同じく6/25です。梅雨時ですが、今年は雨が少ないですね。そしてこの日はとても天気が良くて、柿もキレイに映るのでたくさん撮影しちゃいました。同じような写真がたくさんありました(笑)


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6/26です。大きなものはもうこんなサイズになりました! 1か月前はわずか小指の爪ほどの大きさだったのに、どんどん大きくなっていきますね。いつも写真を撮るときは「もうこんなに大きくなって!」と思いますが、次に撮影するころはもっと大きくなります。すると、1枚目の写真を見ると小さく見えてしまいますね。次回のブログを見ると、この写真も小さく見えてしまうくらいに大きくなっているのでしょうね^^


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さて、最後にちょっと真面目なお話をします。写真をご覧ください。果実が取れてしまっていますね。これを「生理落果」といいます。自然に柿の果実が落ちてしまう現象です(左の2つは遅れ花です)


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果実が落ちてしばらくすると、ヘタの部分も落ちてこのように果梗だけが残ります。生理落果は6月になると始まり、6月中下旬をピークに7月上中旬辺りまで続きます。生理落果が予想以上に多いと、柿農家としてはとても痛い思いをします(涙)

この生理落果には様々な原因があります。代表的なものは次の通りです。
・受粉できていない
・日照の不足
・水分の過不足
・栄養(肥料や前年の貯蔵養分)の過不足
・強剪定(剪定で太い枝やたくさん切った場合)

5月に早くから摘蕾をやるのも、あらかじめ蕾の数を減らして確実に受粉ができるようにするためと、たくさんの蕾が栄養を取り合わないようにするためですね。柿の枝は摘蕾をしないとびっしりと蕾がつきます。また、以前は摘蕾をもっとゆっくりやっていた。蕾の数が多すぎるとすべてが受粉できませんし、栄養を取り合うので大半が生理落果します。そんな時は、少し風が吹くだけでそこら中から柿の実が落ちる音がするくらいでした。


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しかし、蕾をちゃんとやったのにたくさん落ちてしまう場合は、強剪定や若木で樹勢が強くなっていることを疑います。樹勢が強いと、柿は果実を残すことより木の生育を優先させてしまいます。結果、強い枝がどんどん伸びて、木全体を見るととても元気な感じがしますが、果実はあまりつきません。特に、まっすぐ上に勢いよく伸びる徒長枝という枝がたくさんある場合は、樹勢が強くなっている可能性が高いです。また、肥料を与えすぎるのも同様に樹勢を強くしてしまうので、施肥量にも注意が必要です。

偉そうに書いていますが、弊農園でも摘蕾で残した柿がほとんど落ちてしまった枝がちょこちょこあります。生理落果の原因は様々ですし、水分や肥料は多すぎてもダメだし、足りなくてもダメなんですよね。また、ヘタムシという害虫のせいで落ちる場合もあります(ヘタムシの場合は、落ちた柿のヘタ周辺に虫糞があるので確認します)。本当の原因を見極めるのは難しいですし、この時期になると対策もあまりありません。次回の剪定で写真のようにあえて徒長枝を残したり、大きく切った枝は肥料を少な目にしたりして樹勢を落ち着かせます。

弊農園では摘蕾2周目から少しずつ摘果に近づけていきますが、生理落果が多い枝はまだ落ちやすいのであまり取りません。逆に、樹勢が落ち着いていて生理落果があまりない枝は、どんどん摘果と同じようにして少しでも大きく美味しい柿になるようにしています。参考になれば幸いです。

さて、ちょっと難しい話も入りましたが、今のところ今年も順調に生育しています^^ ただ、まだ6月なのにもう台風が上陸しそうになったり、6月末~7月初めにかけてしばらく雨が続きそうです。昨年も7月上旬に豪雨があって、特別警報が発令されたのを思い出します。天候にはいつも不安を感じますが、今年はあまり悩まずに好天に恵まれて美味しい柿がたくさんできたらと思います♪

では今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。7月の柿の作業としては、摘果が始まり追肥もありますので、次回はその辺りをお伝えします! それでは、みなさんごきげんようヽ(^o^)丿

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今年の柿の赤ちゃんのお披露目です!(2019/6/9)

みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!

6月に入りました! いつもなら過ごしやすい季節だと思うのですが、5月は後半に35度近い暑さが何日もありました。かと思うと土砂降りのような雨もありましたし、北海道で39度を記録したりと、今年も相変わらず天候に悩まされそうだなと危惧しております。わが東海地方も6/7より梅雨入りしまして、本日は梅雨っぽいシトシトとした雨が朝から降っております。雨でも涼しくて快適です♪

さて、前回、開花した富有柿をお届けしました。今回はその続きで、いよいよ今年の柿の赤ちゃんをお披露目いたします! 前回の更新から2週間ほど経ちましたが、今回もたくさんの写真をご用意できましたので楽しんでいただけたらと思います^^


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5/24です。前回も使った写真ですが、開花から1週間ほどすると花は早くも枯れ始めます。薄黄色の柿の花を見られるのは桜のように短い期間で、次に花は薄黄色から茶色に変わっていきます。


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5/26です。このように茶色くなります。あまりキレイな見た目ではありませんね(笑) 


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茶色くなった花は、外側から剝がれていきます。そして、風が吹いて枝が揺れると、ポロっと取れます。この奥にはまだとても小さな柿の赤ちゃんがいます。では、今年の柿の赤ちゃんをお披露目いたします!


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5/27です。花の奥から小さな小さな今年の柿の赤ちゃんが顔を出してくれました! 前回の記事でもお伝えしましたが、連休の頃より摘蕾をはじめて最初は5ミリほどの蕾を取っていました。わずか1か月ほどでここまで大きくなります。摘蕾作業が予定通り進んでいれば、柿農家も喜びながらこの光景を見られます。作業が遅れている場合は「もう出ちゃったよ!」と焦ってくるころです(笑)


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蕾の葉っぱのような部分がだいぶ開いてきましたね。この形に見覚えはありませんか? そうです。この部分が柿のヘタになります! まだ果実の部分が小さいので違和感はありますが、ほんと、毎年見ていてもどんな仕組みで育っているのか不思議な気持ちになります。そして、大きく美味しく育ってくれよ~と祈ります。


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いつも写真は拡大しているので大きさの実感が湧かないかと思いますが、果実の中心部分はまだ1センチもありません。この柿の赤ちゃんですが、これから猛烈な勢いで生長します。特に、序盤の1か月ほどは細胞分裂で果実が肥大します。この時期に摘蕾が終わっていると、残った果実に十分な養分が供給されるため、大きな柿に生長しやすくなります。早期摘蕾の重要な理由です。また、6月からの生理落果という柿の果実が自然に落ちてしまう現象の予防にもつながります。


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まぁあまり専門的な話はさておきまして、摘蕾2周目に入った5/25~27は気温が34度とこんな時期には珍しい暑さとなり、とても疲れました。しかし、帰宅してニュースを見たら北海道では39度もあったそうです。私も昨年の夏に何度か経験しましたが、危険を感じるほどの暑さでした。無理をせず、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

その後は気温も落ち着き、風もある日は気持ちよく作業できました。葉っぱも緑が深まって、活発に光合成をしてくれていると思います!


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6/1です。今回もたくさんの写真を撮りましたが、やっぱりこのアングルが美しいなぁと思います^^ まだとても小さいので、カメラをギリギリまで近づけて撮影しています。風が少し吹くだけでピントがズレちゃいます(笑)


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6/5です。徐々に果実が大きくなってきましたね。現在、柿畑の作業としては摘蕾の2周目をやっていますが、もうだいぶ硬くなってきています。遅れ花はまだ手で千切れますが、このような大きさのものはハサミを併用しています。


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6/8です。果実が大きくなるだけでなく、厚みも増してきました。畑に行くたびに大きくなるのを実感しています! さて、私は他の仕事も掛け持ちする時期に入りましたが、あと数日で遅れ花の摘蕾は終わる予定です。

6月は摘蕾が終わると少しゆっくりできる時期ですが、他に”誘引”という作業があります。まだ緑色の新梢を針金などを利用して曲げることで、来年の結果母枝を欲しい位置に準備する作業です。あまりやっている人はいませんが、やれば剪定のときにその効果を実感できます。摘蕾をしながら並行してやっています。

さて、今回はいいタイミングで雨が降り、ブログを更新できました。ただ、あまり雨が続くと仕事が進まないので、できればもうあまり降らないでほしいです(笑) それでは今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございます。みなさん、ごきげんようヽ(^o^)丿

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