摘果や追肥など7月も大切な作業がいっぱいです^^(2019/7/18)

みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!

今年も後半に突入しました! 7月半ばを過ぎましたが、岐阜県はまだ梅雨明けせずにジメジメした日が続いています。今年はシトシトと降る雨も多かったですが、今日は朝から土砂降りと雷の音で目を覚ましました(笑) 岐阜ではこれからしばらく雨予報です。梅雨明けはもう少し先になりそうですね。

さて、それでは7月上中旬の柿畑の様子や作業をお届けします! 生育状況だけでなく、生理落果の続きや摘果、追肥、害虫など盛りだくさんの内容となっています^^


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7/2です。前回のブログから続けてご覧いただくと、柿の果実が随分ふっくらしてきたのがわかりますね^^


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同じく7/2です。今年の新梢の伸びもよく、葉っぱもたくさん広がった充実した枝です。しかし、よく見ると柿が1個もありません! そしてヘタだけが何個か残っていますね(もっとよく見ると、ヘタも落ちて果梗だけが残ったのも何ヶ所かあります)。これが前回もお伝えした生理落果です。

6月下旬から7月の初めにかけて生理落果が予想以上にたくさんありました。今年は早期摘蕾もできたし受粉も上手くいっていたのでそこそこ安心していたのですが、予想よりかなりたくさん落ちてしまいました。摘蕾も頑張ってやったのに、残した柿がこうやって全部落ちちゃうなんて残念やら悲しやら・・・(>_<)


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これも全部落ちています( ゚Д゚) 落ちた小さな柿を切って確認しましたが、ちゃんとタネも入っていましたし(受粉していた)、弊農園では残す数も1枝1果より減らしていました(数が多すぎて養分の競合で落ちたわけではない)。前回のブログに書いた樹勢もそれほど強いわけではありません。では何が原因なのでしょうか?

講習で聞いたり文献を調べ直しましたが、おそらく、去年の悪天候(豪雨、猛暑、台風)により、木や根が弱っていたことや、樹体内の貯蔵養分が少なかったことが原因と思われます。昨年のような猛暑では日が照っていても暑すぎて光合成の効率は落ちますし、水不足も重なって木や根が弱ります。加えて8月や9月の台風では葉っぱが飛ばされました。葉っぱという果樹にとっての工場が減ってしまったので、来年のために蓄える養分が不足したことが原因のようです。


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この地域では、今年は例年以上に生理落果でたくさん落ちたようです。畑の地面を見ると、落ちた柿がたくさん転がっています。柿農家としては悲しい写真ですね・・・。ちなみに、お隣さんの畑は草をテカテカに刈ってありまして、落ちた柿がすべて見える状態でした。それこそ、ゴルフ練習場のように落ちた柿が無数に転がっていました。

とはいえ、生理落果は木が「そんなにたくさん育てられないよ~」といっているわけです。やるだけのことをやっても落ちてしまったのは仕方がありません。まだたくさんの柿が残っていますし、最後の摘果という作業が楽になったと思い、残された柿が美味しく育つようにやれることをやるだけです!


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7/8です。相変わらず曇りや雨が多いですが、ムクムクと大きくなってきました。生理落果もだいぶ落ち着いてきましたので、いよいよ本格的に摘果という作業に入りました。摘蕾で残した柿を、収穫する数までさらに絞っていく作業です。

摘果で数を絞ると、残された果実に栄養がたくさん回り大きく甘くなります。残す数の目安は結果母枝(昨年の茶色い枝)10センチにつき1個です。10センチ以下はゼロ、10~20センチで1個、20~30センチで2個、長い50~60センチの枝で5個という感じですね。あとは枝や葉っぱの充実度で多少強弱を付けます。大きくて形がよく、キズが少ないものを残します。摘果で残した柿が、お客様にお届けするものとなりますので、1つ1つしっかり見て選別します!

摘蕾を1枝1果でやっていれば、そこからさらに半分ほどに減らします。弊農園では摘蕾のときから1枝1果より少なくしているので、1本の結果母枝につき1個か2個摘果すれば完了です。生理落果でたくさん落ちたところは予定収穫数より少なくなっているので、そのまま全部残します。ちょっとここまで長くなってしまったので、摘果はまた次回にも書きます。


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もうヘタが見えなくなるくらいの大きさになっていますね。昨年はこの時期、もう既に34度くらいと暑かったですが、今年は30度前後でまだ作業しやすい気温です^^


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枝も緑色から茶色に変化し硬くなってきました。そして、枝と葉っぱの脇には来年の芽が形成されています。これを花芽分化といいます。この中に、来年の蕾や葉っぱの元になる部分が入っています。果実も大きくさせながら、来年の準備も始めるので柿も大変です。摘蕾や摘果を早くやるのもそのときに栄養が不足しないようにするためです。


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7/14です。アップで撮影するとかなり大きく見えますね^^ 今年の生育は例年並みということですが、それでも大きくなった柿を見るとテンションが上がります♪


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今年は7/14に追肥を撒きました。これからも柿の生育と来年の準備でたくさんの栄養を必要とします。生理落果が落ち着き、枝の伸びが止まってから撒きます。枝が伸びているときにやると、2次伸長といってまた枝が伸びることがあります。2次伸長の枝は病害虫に弱くいい芽も付きにくいです。

追肥は即効性が大切なので化学肥料を与えますが、やりすぎると2次伸長や生理落果を助長するのでタイミングと施肥量が大切です。チッソ分は元肥とあわせて1反につき15キロです(岐阜の農業試験場の研究結果で15キロが一番よかったので、岐阜の柿農家の基準となっています)。今日は硬い話が続いていますので、肥料に関してはこのくらいにしますね(^^ゞ


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これは枝の根元の拡大写真です。虫の糞がありますね。ここを少し削ると・・・(次の写真には小さな虫が映っているので、苦手な方はパスしてください!)


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いました! ヒメコスカシバという樹幹害虫の幼虫です。食べられた枝は根元がボロボロになり折れやすくなります。また、栄養の流れが悪くなり果実もシワシワになります。

現在は越冬した世代の次の世代が育っています。これが夏にかけて成虫となり、もう一度卵を産んでさらに被害が拡大します。枝の根元に多いですが、太い部分にもいます。最悪の場合は、木を枯らすこともありますので、摘果をしながら木の各所を偵察して虫退治もやってます。


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7/16です。厚みも増してきて、大きくなってきました~。曇り空が続いていましたが、太陽が顔を出した瞬間を狙ってパシャリ!


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7/17です。現在の大きめの柿はこのくらいです。最初の写真や、前回のブログと比べてください! わずか半月でも随分違いますね^^ 収穫まであと4か月を切りましたが、生育中の柿を見ると楽しみも増してきます♪

さて、今回も硬い話が多かったですが、どれも柿作りにとってはとても大切なことばかりです。参考になれば幸いです^^ 今年も大きくて甘い柿をお届けできるよう、摘果やその他の作業も頑張ります!

今年は涼しめの気候が続いていますが、7/8には初めて蝉の鳴き声も聞きました。あと少しは雨が続きそうですが、何だかんだで夏が迫っていますね。夏休みやバーベキューなど楽しみが待っています。では今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。みなさんごきげんようヽ(^o^)丿

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