今年も無事に収穫・発送が終わりました^^(2019/12/17)

みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!

柿農家にとって最も忙しい収穫期が終わりました。ブログ更新が遅くなりましたが、2019年度の富有柿の収穫、発送はすべて無事に終わりました。今年もたくさんのご注文を頂きまして、ありがとうございました!! 心より感謝申し上げます^^

今年の富有柿は好天に恵まれたこともあり、とても美味しかったと思います。シャキッとした柿でも、かなり甘さを感じました。問題はとにかく収穫が遅れたことです。通常だと11/20辺りが最盛期となる富有柿ですが、今年の最盛期は11月末~12月初めでした。昨年は11月末に収穫が終わったのに、今年は12/9まで収穫が続きました。ブログを見ると、昨年ですらちょっと遅れ気味だと書いています。過去には大相撲の千秋楽(毎年11/25前後)に収穫が終わるイメージでした。そう思うと、温暖化のせいかわかりませんが年々遅くなっている気がします。柿は秋の果物というイメージですが、つい先日やっていた林先生のテレビでも冬の果物と紹介されていましたね。

しかし、HPでは「予約販売は11/20までに送ります」と書いてあるのに、11/20にはまだ収穫量が伸びず、多くのご注文の発送が11月下旬~末となってしまいました。9月下旬よりご注文を頂いているため、かなりのお問い合わせやご質問が来ると覚悟していましたが、ほんの数件の問い合わせがあっただけでした。本当に温かいお客様に恵まれていたと思いました。重ねて感謝申し上げます。ありがとうございます。

さて、収穫が終わって1週間経ちました。遅くなりましたが、収穫期の11月半ば~12月半ばまでの様子をお届けいたします!


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11/18です。ほんのり紅葉も始まってきました! 例年なら最盛期に入っているころですが、今年はようやく収穫量が増えてきたところです。毎日800個前後の収穫量でした。


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柿の収穫に使う箱をサンテナといいます。1箱に70個くらい入ります。800個ということは11箱程度ですね。


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11/19です。ちょっとわかり辛いですが、この木は昨年の台風21号で太い枝が根元から裂けてしまいました。折れた姿は痛々しくて、もうダメかなと思っていましたが、元気に立派な富有柿を実らせてくれました! 柿の木って強いんですね^^


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同じく11/19です。例年なら追加販売が始まるころなのに、一部商品を除き、今年は全くそんな気配すらありません。この時期、HPには毎日数百~千件近いアクセスがありました。全然減らない送り状の束を見て、「無事に発送できるのか?」、「11/20過ぎたらお客様から問い合わせが来ちゃうかな・・・」などと、とてもヒヤヒヤしていました。「自然相手なんだから仕方がない!」というのも事実ではありますが、「とにかく早く色んでくれ~」と思ってました。


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11/21です。ようやく4L秀品、優品の追加販売が始まったころです。今年の生育は例年より10日ほど遅れ、大きさは例年並み~やや小玉でした。しかし、こんなビッグな柿も収穫できました! 500円玉がこんなに小さく見えるほどビッグな富有柿です!


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少しとんで11/28です。早い畑では紅葉が進んできました。収穫量は毎日1500個前後となりまして、最盛期に入ってきました。朝から収穫と選別、発送、さらには追加販売の対応こなして疲労も溜まってきます。しかし、発送が一気に進んで、送り状がどんどん減っていくことで不安は解消され眠れないことはなくなります^^


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11/29です。発送準備中の作業場の光景です。11月末~12月初めは毎日こんな感じでした。前日午後に収穫したものを午前中に箱詰めし、当日午前に収穫したものも選別して午後から箱詰め、発送が終わるころにはメールを送ったり追加注文の対応、そして段ボールを補充して午後に収穫したものを夜までかけて選別します。毎日が戦場です! 家族だけでは全く足りないので、今年も手伝いに来てくれる人が何人もいて助かりました。


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12/1です。いつもならもう終わるころですが、今年はまだまだ最盛期が続きます! 毎日2000個ほど収穫していました。


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12/6です。12月に入り雨がパラつく日が増えてきました。天気予報とにらめっこしながら収穫スケジュールを修正します。”総ちぎり”という残っている柿をすべて収穫する最後の段階に入っています。ところで、”採る”とか”収穫”じゃなくて”ちぎる”。誰が言い出したのか知りませんが、なんか面白いな~って毎年思います。


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12/8です。総ちぎりも終盤です! 12/7~9の3日間は毎日3000個ほどの収穫がありました。サンテナが連日35~40箱。車3台が入る車庫もサンテナだらけです。1時半ころの写真ですが、午前だけでこれだけの量があります。序盤は座って選別していましたが、最盛期は立ってやります。小室哲哉さんがキーボードに囲まれて演奏していたように、私はサンテナに囲まれて柿を選別していました。


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12/11です。収穫も終わり、葉っぱもかなり落ちた柿畑です。この光景を見ると、今年もやり切った感でいっぱいになります♪ 今年は12/9に最後の収穫を終え、12/10に市場へ最後の出荷をしました。発送もほとんど終わっておりますので、あとは常連さんや畑で袋詰めして販売するだけとなります。


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12/12です。残してあるのを”木守り柿(きまもり柿やこもり柿といいます)”です。神様に今年の収穫を感謝する柿です。ちょうどいいタイミングで虹がかかっています。ところで今年は最後の収穫期に何度も雨が降りました。最盛期の雨は収穫の予定が狂うので大変ですが、無事に終わってしまえば虹を楽しめます♪


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12/13です。さて、収穫も終わって少しゆっくりするつもりでしたが、天気予報を見ると12月後半は雨マークが非常に多いです。年末には剪定をスタートする予定なので、残された時間があまりない! ということに気づき、収穫が終わってからほとんど休むことなく葉っぱを集めて焼却する作業に入りました。葉っぱについている病原菌を退治するためですね。それにしても、収穫の遅れがこんなところにも影響しちゃいました。ブログを見ると、昨年もこの時期から燃やしていました。収穫が終わってから1週間ほど休んでいたようです(笑)


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12/16です。上の写真とは違う畑です。葉っぱを燃やすと畑は草に覆われてキレイです。葉っぱ焼却も75%が終了しました。あと少し! 風向きもいい感じで毎日変わってくれて、住宅地や道路へ煙が流れないように畑を回れました。今年は11月上旬に草刈をしていたので、草があまり伸びておらず葉っぱを集めやすかったのが救いでした^^


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同じく12/16です。ここでも木守り柿を残しています。こんな写真を見ると、柿農家として気持ちは剪定に入りますね。12月末より始まる剪定作業、来年の柿づくりの最初の作業であり、いい柿作りにとって最も大切といわれる作業です。剪定の復習しながら木を見上げ、もっといい形にするにはどうしたらいいかとあれこれと考えるのはとても楽しい時間です。また次回以降、お伝えしますね。

さて、本日は雨で作業ができなかったので、やっとブログを更新できました。長くなってしまいましたが、1年の集大成である収穫と発送が無事に終わってホッとしています。今年も全国各地へたくさんの柿を発送しました。何年にも渡って購入してくださるお客様、今年から始めてご注文を下さったお客様、1シーズンで何回もご注文してくださるお客様、メールで感想や柿にまつわる思い出を送ってくださるお客様、本当にありがとうございました! 手伝ってくれた大勢の人たちにも感謝です^^ また来年も美味しい柿作りを頑張りますので、どうかよろしくお願いいたします。

それでは、今回はここまでです。師走に入り何かと忙しいかと思います。飲みすぎや風邪をひかないようお気を付けください。それでは皆さん、ごきげんよう(^^)/

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