摘果や追肥など7月も大切な作業がいっぱいです^^(2019/7/18)

みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!

今年も後半に突入しました! 7月半ばを過ぎましたが、岐阜県はまだ梅雨明けせずにジメジメした日が続いています。今年はシトシトと降る雨も多かったですが、今日は朝から土砂降りと雷の音で目を覚ましました(笑) 岐阜ではこれからしばらく雨予報です。梅雨明けはもう少し先になりそうですね。

さて、それでは7月上中旬の柿畑の様子や作業をお届けします! 生育状況だけでなく、生理落果の続きや摘果、追肥、害虫など盛りだくさんの内容となっています^^


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7/2です。前回のブログから続けてご覧いただくと、柿の果実が随分ふっくらしてきたのがわかりますね^^


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同じく7/2です。今年の新梢の伸びもよく、葉っぱもたくさん広がった充実した枝です。しかし、よく見ると柿が1個もありません! そしてヘタだけが何個か残っていますね(もっとよく見ると、ヘタも落ちて果梗だけが残ったのも何ヶ所かあります)。これが前回もお伝えした生理落果です。

6月下旬から7月の初めにかけて生理落果が予想以上にたくさんありました。今年は早期摘蕾もできたし受粉も上手くいっていたのでそこそこ安心していたのですが、予想よりかなりたくさん落ちてしまいました。摘蕾も頑張ってやったのに、残した柿がこうやって全部落ちちゃうなんて残念やら悲しやら・・・(>_<)


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これも全部落ちています( ゚Д゚) 落ちた小さな柿を切って確認しましたが、ちゃんとタネも入っていましたし(受粉していた)、弊農園では残す数も1枝1果より減らしていました(数が多すぎて養分の競合で落ちたわけではない)。前回のブログに書いた樹勢もそれほど強いわけではありません。では何が原因なのでしょうか?

講習で聞いたり文献を調べ直しましたが、おそらく、去年の悪天候(豪雨、猛暑、台風)により、木や根が弱っていたことや、樹体内の貯蔵養分が少なかったことが原因と思われます。昨年のような猛暑では日が照っていても暑すぎて光合成の効率は落ちますし、水不足も重なって木や根が弱ります。加えて8月や9月の台風では葉っぱが飛ばされました。葉っぱという果樹にとっての工場が減ってしまったので、来年のために蓄える養分が不足したことが原因のようです。


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この地域では、今年は例年以上に生理落果でたくさん落ちたようです。畑の地面を見ると、落ちた柿がたくさん転がっています。柿農家としては悲しい写真ですね・・・。ちなみに、お隣さんの畑は草をテカテカに刈ってありまして、落ちた柿がすべて見える状態でした。それこそ、ゴルフ練習場のように落ちた柿が無数に転がっていました。

とはいえ、生理落果は木が「そんなにたくさん育てられないよ~」といっているわけです。やるだけのことをやっても落ちてしまったのは仕方がありません。まだたくさんの柿が残っていますし、最後の摘果という作業が楽になったと思い、残された柿が美味しく育つようにやれることをやるだけです!


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7/8です。相変わらず曇りや雨が多いですが、ムクムクと大きくなってきました。生理落果もだいぶ落ち着いてきましたので、いよいよ本格的に摘果という作業に入りました。摘蕾で残した柿を、収穫する数までさらに絞っていく作業です。

摘果で数を絞ると、残された果実に栄養がたくさん回り大きく甘くなります。残す数の目安は結果母枝(昨年の茶色い枝)10センチにつき1個です。10センチ以下はゼロ、10~20センチで1個、20~30センチで2個、長い50~60センチの枝で5個という感じですね。あとは枝や葉っぱの充実度で多少強弱を付けます。大きくて形がよく、キズが少ないものを残します。摘果で残した柿が、お客様にお届けするものとなりますので、1つ1つしっかり見て選別します!

摘蕾を1枝1果でやっていれば、そこからさらに半分ほどに減らします。弊農園では摘蕾のときから1枝1果より少なくしているので、1本の結果母枝につき1個か2個摘果すれば完了です。生理落果でたくさん落ちたところは予定収穫数より少なくなっているので、そのまま全部残します。ちょっとここまで長くなってしまったので、摘果はまた次回にも書きます。


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もうヘタが見えなくなるくらいの大きさになっていますね。昨年はこの時期、もう既に34度くらいと暑かったですが、今年は30度前後でまだ作業しやすい気温です^^


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枝も緑色から茶色に変化し硬くなってきました。そして、枝と葉っぱの脇には来年の芽が形成されています。これを花芽分化といいます。この中に、来年の蕾や葉っぱの元になる部分が入っています。果実も大きくさせながら、来年の準備も始めるので柿も大変です。摘蕾や摘果を早くやるのもそのときに栄養が不足しないようにするためです。


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7/14です。アップで撮影するとかなり大きく見えますね^^ 今年の生育は例年並みということですが、それでも大きくなった柿を見るとテンションが上がります♪


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今年は7/14に追肥を撒きました。これからも柿の生育と来年の準備でたくさんの栄養を必要とします。生理落果が落ち着き、枝の伸びが止まってから撒きます。枝が伸びているときにやると、2次伸長といってまた枝が伸びることがあります。2次伸長の枝は病害虫に弱くいい芽も付きにくいです。

追肥は即効性が大切なので化学肥料を与えますが、やりすぎると2次伸長や生理落果を助長するのでタイミングと施肥量が大切です。チッソ分は元肥とあわせて1反につき15キロです(岐阜の農業試験場の研究結果で15キロが一番よかったので、岐阜の柿農家の基準となっています)。今日は硬い話が続いていますので、肥料に関してはこのくらいにしますね(^^ゞ


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これは枝の根元の拡大写真です。虫の糞がありますね。ここを少し削ると・・・(次の写真には小さな虫が映っているので、苦手な方はパスしてください!)


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いました! ヒメコスカシバという樹幹害虫の幼虫です。食べられた枝は根元がボロボロになり折れやすくなります。また、栄養の流れが悪くなり果実もシワシワになります。

現在は越冬した世代の次の世代が育っています。これが夏にかけて成虫となり、もう一度卵を産んでさらに被害が拡大します。枝の根元に多いですが、太い部分にもいます。最悪の場合は、木を枯らすこともありますので、摘果をしながら木の各所を偵察して虫退治もやってます。


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7/16です。厚みも増してきて、大きくなってきました~。曇り空が続いていましたが、太陽が顔を出した瞬間を狙ってパシャリ!


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7/17です。現在の大きめの柿はこのくらいです。最初の写真や、前回のブログと比べてください! わずか半月でも随分違いますね^^ 収穫まであと4か月を切りましたが、生育中の柿を見ると楽しみも増してきます♪

さて、今回も硬い話が多かったですが、どれも柿作りにとってはとても大切なことばかりです。参考になれば幸いです^^ 今年も大きくて甘い柿をお届けできるよう、摘果やその他の作業も頑張ります!

今年は涼しめの気候が続いていますが、7/8には初めて蝉の鳴き声も聞きました。あと少しは雨が続きそうですが、何だかんだで夏が迫っていますね。夏休みやバーベキューなど楽しみが待っています。では今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。みなさんごきげんようヽ(^o^)丿

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柿の赤ちゃん、すくすくと生育中! & 柿の生理落果について(2019/6/27)

みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!

6月も後半になりました! 今年ももう半分が過ぎてしまいましたね。毎年思いますが、年々、月日の経つのを早く感じるようになってきた気がします(^^; 「もう半年~!」とちょっぴり焦りますが、早く感じるのは日々が充実しているからだと思うようにします!

さて、前回、今年の柿の赤ちゃんを紹介しましたが、すくすくと大きくなっています! 今回は6月の作業と合わせ、小さな柿の赤ちゃんの生育状況をお届けします!


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6/11です。前回の写真と比べると、大きくなってきて柿っぽくなってきましたね♪


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6/13です。ヘタが開き、柿の果実部分が膨らんできました。はっきりと形もわかりますね。前回もお伝えしましたが、5月に摘蕾1周目が終わると、続いて2周目に入ります。


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摘蕾の2周目では、遅れ花といって遅れて生えてくる蕾を取りながら、このように茶色くなって残っている花カスも取り除きます。花カスが残っていると、灰色カビ病という病気にかかりやすくなります。果実の表面にちょっと大きめの傷がついてしまいます。また、奇形果や傷のあるものはどんどん落とし、最終的に収穫する柿を選ぶ”摘果”という作業に近づけていきます。


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むずかしい話はさておき、柿の生育をお伝えします! 6/16です。もう親指より大きくなってきました!


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6/22です。前回の記事とあわせて読んでいただけると、日々、どんどん大きくなっているのがわかりますね^^


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6/25です。大きくなってきただけでなく、形もふっくらと膨らんできましたね♪


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同じく6/25です。梅雨時ですが、今年は雨が少ないですね。そしてこの日はとても天気が良くて、柿もキレイに映るのでたくさん撮影しちゃいました。同じような写真がたくさんありました(笑)


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6/26です。大きなものはもうこんなサイズになりました! 1か月前はわずか小指の爪ほどの大きさだったのに、どんどん大きくなっていきますね。いつも写真を撮るときは「もうこんなに大きくなって!」と思いますが、次に撮影するころはもっと大きくなります。すると、1枚目の写真を見ると小さく見えてしまいますね。次回のブログを見ると、この写真も小さく見えてしまうくらいに大きくなっているのでしょうね^^


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さて、最後にちょっと真面目なお話をします。写真をご覧ください。果実が取れてしまっていますね。これを「生理落果」といいます。自然に柿の果実が落ちてしまう現象です(左の2つは遅れ花です)


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果実が落ちてしばらくすると、ヘタの部分も落ちてこのように果梗だけが残ります。生理落果は6月になると始まり、6月中下旬をピークに7月上中旬辺りまで続きます。生理落果が予想以上に多いと、柿農家としてはとても痛い思いをします(涙)

この生理落果には様々な原因があります。代表的なものは次の通りです。
・受粉できていない
・日照の不足
・水分の過不足
・栄養(肥料や前年の貯蔵養分)の過不足
・強剪定(剪定で太い枝やたくさん切った場合)

5月に早くから摘蕾をやるのも、あらかじめ蕾の数を減らして確実に受粉ができるようにするためと、たくさんの蕾が栄養を取り合わないようにするためですね。柿の枝は摘蕾をしないとびっしりと蕾がつきます。また、以前は摘蕾をもっとゆっくりやっていた。蕾の数が多すぎるとすべてが受粉できませんし、栄養を取り合うので大半が生理落果します。そんな時は、少し風が吹くだけでそこら中から柿の実が落ちる音がするくらいでした。


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しかし、蕾をちゃんとやったのにたくさん落ちてしまう場合は、強剪定や若木で樹勢が強くなっていることを疑います。樹勢が強いと、柿は果実を残すことより木の生育を優先させてしまいます。結果、強い枝がどんどん伸びて、木全体を見るととても元気な感じがしますが、果実はあまりつきません。特に、まっすぐ上に勢いよく伸びる徒長枝という枝がたくさんある場合は、樹勢が強くなっている可能性が高いです。また、肥料を与えすぎるのも同様に樹勢を強くしてしまうので、施肥量にも注意が必要です。

偉そうに書いていますが、弊農園でも摘蕾で残した柿がほとんど落ちてしまった枝がちょこちょこあります。生理落果の原因は様々ですし、水分や肥料は多すぎてもダメだし、足りなくてもダメなんですよね。また、ヘタムシという害虫のせいで落ちる場合もあります(ヘタムシの場合は、落ちた柿のヘタ周辺に虫糞があるので確認します)。本当の原因を見極めるのは難しいですし、この時期になると対策もあまりありません。次回の剪定で写真のようにあえて徒長枝を残したり、大きく切った枝は肥料を少な目にしたりして樹勢を落ち着かせます。

弊農園では摘蕾2周目から少しずつ摘果に近づけていきますが、生理落果が多い枝はまだ落ちやすいのであまり取りません。逆に、樹勢が落ち着いていて生理落果があまりない枝は、どんどん摘果と同じようにして少しでも大きく美味しい柿になるようにしています。参考になれば幸いです。

さて、ちょっと難しい話も入りましたが、今のところ今年も順調に生育しています^^ ただ、まだ6月なのにもう台風が上陸しそうになったり、6月末~7月初めにかけてしばらく雨が続きそうです。昨年も7月上旬に豪雨があって、特別警報が発令されたのを思い出します。天候にはいつも不安を感じますが、今年はあまり悩まずに好天に恵まれて美味しい柿がたくさんできたらと思います♪

では今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。7月の柿の作業としては、摘果が始まり追肥もありますので、次回はその辺りをお伝えします! それでは、みなさんごきげんようヽ(^o^)丿

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今年の柿の赤ちゃんのお披露目です!(2019/6/9)

みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!

6月に入りました! いつもなら過ごしやすい季節だと思うのですが、5月は後半に35度近い暑さが何日もありました。かと思うと土砂降りのような雨もありましたし、北海道で39度を記録したりと、今年も相変わらず天候に悩まされそうだなと危惧しております。わが東海地方も6/7より梅雨入りしまして、本日は梅雨っぽいシトシトとした雨が朝から降っております。雨でも涼しくて快適です♪

さて、前回、開花した富有柿をお届けしました。今回はその続きで、いよいよ今年の柿の赤ちゃんをお披露目いたします! 前回の更新から2週間ほど経ちましたが、今回もたくさんの写真をご用意できましたので楽しんでいただけたらと思います^^


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5/24です。前回も使った写真ですが、開花から1週間ほどすると花は早くも枯れ始めます。薄黄色の柿の花を見られるのは桜のように短い期間で、次に花は薄黄色から茶色に変わっていきます。


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5/26です。このように茶色くなります。あまりキレイな見た目ではありませんね(笑) 


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茶色くなった花は、外側から剝がれていきます。そして、風が吹いて枝が揺れると、ポロっと取れます。この奥にはまだとても小さな柿の赤ちゃんがいます。では、今年の柿の赤ちゃんをお披露目いたします!


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5/27です。花の奥から小さな小さな今年の柿の赤ちゃんが顔を出してくれました! 前回の記事でもお伝えしましたが、連休の頃より摘蕾をはじめて最初は5ミリほどの蕾を取っていました。わずか1か月ほどでここまで大きくなります。摘蕾作業が予定通り進んでいれば、柿農家も喜びながらこの光景を見られます。作業が遅れている場合は「もう出ちゃったよ!」と焦ってくるころです(笑)


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蕾の葉っぱのような部分がだいぶ開いてきましたね。この形に見覚えはありませんか? そうです。この部分が柿のヘタになります! まだ果実の部分が小さいので違和感はありますが、ほんと、毎年見ていてもどんな仕組みで育っているのか不思議な気持ちになります。そして、大きく美味しく育ってくれよ~と祈ります。


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いつも写真は拡大しているので大きさの実感が湧かないかと思いますが、果実の中心部分はまだ1センチもありません。この柿の赤ちゃんですが、これから猛烈な勢いで生長します。特に、序盤の1か月ほどは細胞分裂で果実が肥大します。この時期に摘蕾が終わっていると、残った果実に十分な養分が供給されるため、大きな柿に生長しやすくなります。早期摘蕾の重要な理由です。また、6月からの生理落果という柿の果実が自然に落ちてしまう現象の予防にもつながります。


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まぁあまり専門的な話はさておきまして、摘蕾2周目に入った5/25~27は気温が34度とこんな時期には珍しい暑さとなり、とても疲れました。しかし、帰宅してニュースを見たら北海道では39度もあったそうです。私も昨年の夏に何度か経験しましたが、危険を感じるほどの暑さでした。無理をせず、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

その後は気温も落ち着き、風もある日は気持ちよく作業できました。葉っぱも緑が深まって、活発に光合成をしてくれていると思います!


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6/1です。今回もたくさんの写真を撮りましたが、やっぱりこのアングルが美しいなぁと思います^^ まだとても小さいので、カメラをギリギリまで近づけて撮影しています。風が少し吹くだけでピントがズレちゃいます(笑)


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6/5です。徐々に果実が大きくなってきましたね。現在、柿畑の作業としては摘蕾の2周目をやっていますが、もうだいぶ硬くなってきています。遅れ花はまだ手で千切れますが、このような大きさのものはハサミを併用しています。


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6/8です。果実が大きくなるだけでなく、厚みも増してきました。畑に行くたびに大きくなるのを実感しています! さて、私は他の仕事も掛け持ちする時期に入りましたが、あと数日で遅れ花の摘蕾は終わる予定です。

6月は摘蕾が終わると少しゆっくりできる時期ですが、他に”誘引”という作業があります。まだ緑色の新梢を針金などを利用して曲げることで、来年の結果母枝を欲しい位置に準備する作業です。あまりやっている人はいませんが、やれば剪定のときにその効果を実感できます。摘蕾をしながら並行してやっています。

さて、今回はいいタイミングで雨が降り、ブログを更新できました。ただ、あまり雨が続くと仕事が進まないので、できればもうあまり降らないでほしいです(笑) それでは今回はここまでです。ご覧いただきありがとうございます。みなさん、ごきげんようヽ(^o^)丿

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摘蕾1周目終了しました。富有柿が開花しています!(2019/5/25)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです!

今日は5月とは思えないほどの暑さで、岐阜県平野部では34度近くありました! 全国の至る所で30度を超した地域があったようです。まだ暑さに慣れていませんし、夏でも暑いと思う気温ですよね(^^; 運動会も開かれているようですが、熱中症にはくれぐれもご注意ください!

さて、柿の話に入ります。前回、摘蕾(てきらい)という春の大切な作業についてお話ししました。今回もその続きです。富有柿の開花とあわせて、たくさんの写真をご用意できましたので楽しんでいただけたらと思います^^


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5/18です。蕾が開き始めてきました! 奥から薄黄色の柿の花になる部分が見えてきました。ここから開花まではあっという間です!


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5/19です。このように薄黄色の花が見えてきました。わかり辛いですが、先端の部分が少し捻じれていて、カギがかかったように閉じています。それが外れると開花します。この場面から開花までどれだけの時間がかかるのか測ったことはありませんが、開く途中の花はたまにしか見ないのでかなり短いのではないかと思います。


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花の写真の前に少し作業状況を説明します。弊農園では草生栽培のためこの時期はまだ草刈りをしていません。よって、畑には腰の高さほどの草が生い茂っています。このような状態では脚立を持って移動ができませんので、足で草を踏み倒して作業スペースを作ります。これが地味に体力を消耗するんですよね。まるで雪の中を歩くような感じです。そして草はとても丈夫で、このように倒しても1週間もするとまた起き上がってきます。早生栽培にもメリットはありますが、作業するには草刈りをした方が楽なんですよね(笑)

また、弊農園が管理している畑の多くはヘアリーベッチが生えていますが、この畑はイネ科の草が生えています。この畑には昨年秋にヘアリーベッチの種を撒いたのですが、この草の方が強かったようでパラパラと咲いているくらいでした。今年はもっとたくさん撒く予定です。

では、これより今年の富有柿の開花をお知らせいたします♪


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5/21です。蕾が開いて、中から薄黄色の柿の花が顔を出しました!! 柿は赤色ですが、柿の花は薄黄色なんです。


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同じく5/21です。花の中にはまだとても小さな柿の赤ちゃんがいます。


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花の奥が見えるでしょうか? 写真はいつも拡大しているのでわかり辛いですが、花自体の大きさも1センチちょっとしかありませんね。


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今年の開花は5/18に最初の数個を発見しました。5/21にはこのようにどんどん開花していきます。開花が始まるころには軸も硬くなってきますので、摘蕾をやっていると焦ってくるころです(笑)


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5/22です。前日に摘蕾の進捗率は85%を超えてきました! 今年はいいペースで進んでおり、最後の畑に入りました。ヘアリーベッチに覆われた畑、その中央にはミツバチの巣箱がありますね。この畑は農協に出荷されている人の畑です(弊農園が1/3ほどを管理しています)。農協へ出荷している人の畑には、開花時期になるとこのようにミツバチの巣が置かれます。


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そしてミツバチは柿の花の蜜を集めるため、せっせと花を飛び回ります。いつも写っているのは雌花ですが、柿畑には雄花を持つ柿の木もあります。その雄花にミツバチさんが触ると、花粉が体に付きます。そしてこの写真のように雌花の蜜を集めるとき、一緒に受粉をしてくれます。ありがとう!


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5/23です。開花時期になるとブンブンをそこら中からミツバチの羽音がします。1つの巣箱から数キロ圏内の畑をカバーしてくれるらしいです


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5/24です。さて、今年の開花最盛期は5/20過ぎでしたが、柿の開花は桜のようにあっという間です。徐々に花弁が茶色くなっていきます。


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同じく5/24ですが、早いものはもうこんなに茶色くなっています。この枯れた花が落ちると、中から柿の赤ちゃんが顔を出すのですが、それは次回にしましょう^^
 
さて、この日の午前中に摘蕾の1周目が終了しました! 今年も少し面積が増えていますが、頑張ったので昨年よりハイペースで回ることができました。柿は開花が終わると果実の細胞分裂が始まります。その期間は1か月! 摘蕾を早く終わらせることは大玉づくりに欠かせません。同時に、生理落果も減らし、味もよくしてくれます。農家さんの肉体的にはしんどいですが、少しでも美味しくなってくれたらと思います!

さて、続いて2周目に入りました。上の写真をご覧ください。花が茶色くなった蕾の上に、2つまだ小さな蕾がありますね。これを遅れ花といいます。遅れ花とは予備の花です。序盤に生長してきた蕾がダメだった場合の予備ですが、序盤の摘蕾のときは小さくて取れなかったものです。こちらもこのままにしておくと大きくなってしまいます。摘蕾の2周目は、畑をもう1度回ってすべて取ります。


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2周目では遅れ花の摘蕾をしながら、取り忘れのチェック、折れた枝の整理などもします。序盤の摘蕾は蕾の形がわからないため、方向だけで残してあります。大きくなって奇形果だったり、枝が倒れて上向きになってしまった蕾なども2周目で取り除きます。

また、写真のように太い枝から生えてきた新梢についた蕾もすべて取り除きます。こういった枝は来年の結果母枝となりますので、果実をならせず枝を充実させるためです。

ということで、1周目は終わりましたが、まだしばらくは摘蕾の続きがあります。肉体的にはしんどいですが、この時期には柿の赤ちゃんも顔を出してきて、どんどん大きくなっていきます。次回には今年の柿の赤ちゃんを紹介いたします。どうか楽しみにお待ちください^^

それにしてもこの暑さ、まだ数日は続くそうですね。くれぐれも熱中症には気を付けてください! それでは皆さん、ごきげんよう!

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今年も富有柿の摘蕾が真っ盛りです!

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

今年のゴールデンウィークは10連休の大型連休でした。後半はとてもいい天気が続きましたね。みなさん、満喫されましたでしょうか?

さて、前回のブログでお伝えしましたように、毎年、柿農家は連休の前後から「摘蕾(てきらい)」という蕾を減らす作業をやっています。弊農園では4/26からスタート、5月に入ってからは毎日畑で作業しています。あまり知られていませんが、柿農家にとって摘蕾は11月の収穫期に次ぐ繁忙期です。今回は摘蕾で忙しく、また、疲れも溜まっておりますので作業の詳細はお伝えできませんが、今年の生育状況などをお伝えいたします!


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4/26です。芽が膨らみ始めて1か月ほどですが今年の新しい結果枝(緑色の新梢です)がぐんぐん伸びてきました。葉っぱの付け根には蕾がたくさんついていますね。これが今年の柿になる部分です。写真を見るとわかるように、1本の枝にいくつも蕾がついています。すべての蕾を残してしまうと栄養が分散してしまい、小さくて美味しくない柿しか残りません。美味しい柿づくりのためには、これを1枝に1個以下に減らします。その作業を摘蕾といいます。毎年、連休前後からスタートしています。


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4/27です。摘蕾を始めて2日目ですが、この日はとても風が強かったです。毎年、この時期には脚立に上るのが怖いくらいの強風の日があります。伸び盛りの新梢はまだとても柔らかいので、強風で折れてしまうのが多発します。「もうやめて~」と何度も思いました(>_<)


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4/29です。今年の生育状況ですが、冬は暖かく芽が膨らみ始めたのは例年より1週間~10日ほど早かったのですが、4月が涼しかったため、平年並みに落ち着いてきました。


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5/2です。上の写真では蕾を拡大しているので大きく見えますが、実際にはまだこんなに小さいのです! 新梢も柔らかくて折れやすいので、優しく採っていきます。5月に入り、父も参加して本格的にスタートしました!


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5/4です。連休真っただ中で、帰省した友達など普段は会えない友人からのお誘いもありましたが、今年は仕事最優先です! 実は、去年は連休の何日かを遊びに当ててしまい、それはそれでとても楽しかったのですが、その分、摘蕾のペースが落ちてしまいました。特に、去年は生育がとても早かったので、軸が硬くなる後半がとても大変でした(^^; その反省から、今年は少しでも摘蕾を優先することと、作業も少し改善していつもより早いペースで進めています^^


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同じく5/4です。連休の後半はいい天気が続きましたね♪ 葉っぱもどんどん伸びてきて、畑も新緑に包まれています。とても気持ちいいです^^


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5/7です。日に日に蕾は大きくなってきます。ようやく採りやすい大きさになり、新梢も少し硬くなってきたので折れる心配も減り、ペースアップです! 進捗率は25%ほどです。


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5/10です。前回の写真と比べるとだいぶ大きくなってきましたね。4枚のガク片があります。序盤は形や大きさがはっきりわからないので位置だけで残すものを決めていますが、ある程度大きくなってきたら、ガク片がちゃんと4枚あって形のよいという条件も加えて選別していきます。


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同じく5/10です。急に暑くなってきて28度を記録しました! ここから連日28~30度近くと初夏の暑さでした。まだ体が暑さについていきませんね(^^;

さて、この摘蕾という作業、外から見たら地味な作業なんですが、ひたすら手を上げていますし、脚立の上り下りの繰り返しです。見上げてばかりいるので首も痛くなるし、実はと~っても大変なんです・・・。私もだいぶ疲れが溜まってきましたし、近隣の柿農家さんたちも同様です。ということで、今回のブログはいつもよりテンションが低いかもしれませんがご容赦くださいませ(^^;


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5/13です。早いものは蕾が開きかけてきました! 奥に花になる部分がチラッと見えていますが、わかるでしょうか? 

連日の作業で疲れも溜まりますが、蕾は日に日に大きくなるので焦りも出てきます。とはいえ、進捗率は60%を超えて例年より早いペースでできていますし、生育スピードも例年並みです(昨年はもうすでに開花最盛期を迎えていました)。

ということで、本日は雨なので休養をいただきました^^ ブログの更新もできましたし、たまたまですが大谷手の今シーズン初ホームランも見ることができました! 摘蕾は理想的には開花前に終わらせたいですが、ある程度の面積がある農家さんだとそれは厳しいと思います。それでも6月までには終わらせたいですね。頑張ります! 次回は摘蕾作業や開花した富有柿をお伝えできると思いますので、楽しみにお待ちください! それでは皆さん、ごきげんよう(^^)/

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今年も無事に富有柿の芽吹きが始まりました!(2019/4/24)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

4月も下旬に入りました! 今週末には大型連休に入る方も多いと思います。長い方は10連休ですか! ゆっくりお出かけや旅行など楽しみですね♪ 長すぎて持て余しちゃったり、サービス業や観光業の方は逆に大忙しとなりますね。また、来週には新元号の「令和」を迎えます。平成も残すところあと1週間となりました。ということで、このブログも平成最後の更新となります!(私も「平成最後」を使いたかったのです^^)

さて、柿の生育に入ります! 3月の温かい気候で今年は例年よりだいぶ早く芽が膨らんできました。しかし、4月に入って冷えたため、少しスピードが落ちました。まぁそのおかげで今年は桜も長く楽しめましたね♪ では、発芽が始まった今年の富有柿! 数日おきに撮影しましたので楽しんでください!!


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4/4です。膨らんだ蕾を拡大しました。大きさは1センチほどです。ところで、発芽が始まった芽にとって怖いのが、霜です。あまり冷え込むと、芽が弱ってしまい、生育が悪くなります。そのタイミングでとても強い寒波が訪れ、4/2~4/4の朝がかなり冷え込みました。氷点下は下回らなかったので大丈夫でしたが、ちょっとハラハラしました(^^;


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4/6です。寒波が過ぎ去り、日中は20度前後といい天気が続きました。芽の膨らみも増してきました!


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4/8です。外の葉がパカッと広がり、中から次の葉が顔を出してきます。


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4/12です。あまり変わっていませんね(笑) 枝によって生育には差があります。樹冠の外側は早く、内側は少し遅れてきます。また、同じ枝でも先端の方が早く、下の方は遅くなります。難しいことはさておき、キレイな写真だったので使いました^^


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4/13です。膨らんでいた芽から、次々に葉っぱが広がってきました~!!


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4/15です。生まれたばかりの葉っぱはまだ黄色っぽいですね。この時期は樹体内に蓄えた養分で生長します。根が活発に活動を始めるのは5月半ばからです。


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4/18です。芽から新梢が伸びてきました! 今年の新しい枝になる部分です。新梢の先端がどんどん伸びながら、葉っぱを展開していきます。毎年見ていますが、いつもすごいなぁと思う瞬間です^^


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4/20です。写真ではいつも拡大しているので大きく見えますが、実際の大きさはまだこんなに小さいんです。そしてとても柔らかいです。


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同じく4/20です。至る所から新しい葉や新梢が伸びてきました! 「芽吹く」といいますが、吹くように伸びてきます。


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4/23です。長い新梢は7~8センチほどまで伸びてきました。葉も大きくなり、わずか2週間ほどでここまでこんなにも変化しました~! ちょっと曇りだったのが残念!


2019/4/4-001

同じく4/23です。新梢を拡大すると、葉っぱの付け根に小さな物体がありますね。これは何でしょうか? 昨年以前のブログを読んだお客様はご存知かと思いますが、これが富有柿の蕾です。そう、これがどんどん大きくなって5月中下旬に開花を迎え、そこに今年の富有柿が実ります。まだ5ミリくらいしかありませんが、秋には立派な柿になります。

ところで、写真には3つの蕾がありますね。このように、1本の新梢にはたくさんの蕾が付きます。充実したものは7~8個、普通の枝でも5つほどです。これをそのままにしておくと、めちゃくちゃたくさん実ってしまいます。数が多いと、養分を取り合って小さく味もイマイチな柿ばかりになってしまいます。そのため、余分な蕾を摘まむ摘蕾(てきらい)という作業が始まります。例年、連休に入るころから始まりますので、柿農家には連休はありません! 


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さて、4月の柿農家は普段ならあまり忙しくないのですが、今年は樹幹害虫が食害している部分を削る作業を徹底してやりました。ようやく4/23にすべての畑を回り終えました。削った部分には何匹も幼虫がいました。これが春に孵化して卵を産んで、新しい幼虫がまた枝や木を食べます。枝は折れちゃいますし、あまりやられると木が枯れてしまいます。近年、樹幹害虫が増えてどこの農家さんも困っていますが、これで少しでも被害が減ってくれるといいです! ちなみにこの作業、ただ削るだけですが、ひたすらノコギリなどを使うのでめちゃくちゃ疲れます(笑)


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同じく4/23です。遠くから見ても、畑は緑色に包まれてきました! 葉っぱはまだ薄緑ですが、草がすごいですね(^^; 長いものは腰の高さほどです。早生栽培なので生やしていますが、歩くのも大変です(笑)

さて、先ほども少し説明しましたが、柿農家は連休より摘蕾という作業に入ります。1か月ちょっとで数十万個の蕾を取ります。収穫期に次ぐ忙しい時期となりますので、しばらくはブログの更新が遅れると思います。今日は雨がいいタイミングで降ってくれたのでブログの更新ができました。また、摘蕾作業に関しては、過去のブログでも毎年扱っておりますので、「やり方を知りたい!」というお客様は、過去のブログを参考にしてください。

それでは、今週末より10連休ですね。平成が終わり、令和の時代も始まります。私も新しい時代を生き、切り開いていく一人として、皆さんと共によい時代にしたいと思います。ちょっとカッコつけたことを書きましたが、自分のできることを日々頑張っていきます。では、次回は5月半ば~下旬に更新する予定です。摘蕾についてと、開花など富有柿の珍しい光景をたくさんお伝えできると思います。それでは皆さん、ごきげんよう(^^)/

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芽が膨らんできました~。いよいよ今年の生育がスタートします!!(2019/3/31)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

早くも3月最終日となりました! 早いですね~。今年の冬は暖かい日が続いて、岐阜県平野部でも桜が咲き始めてきました! ニュースを見ていると、既に関東や愛知県は見ごろとなっているようですね。こちらも早く満開にならないか楽しみです^^ 

さて、柿畑では冬の作業(剪定、施肥、租皮削り、確定申告など)が終わりまして、少しだけ休みをいただきました。スノーボードも数回行けましたし、草野球も今年のリーグ戦が開幕しました。プロ野球やF1など様々なスポーツも開幕を迎え、仕事以外も忙しくなる季節ですね(笑) そんな中、柿も芽が膨らんできましていよいよ今年の生育が始まろうとしています! 今回は平成最後の春が迫りつつある柿畑の様子をお伝えします!!


2019/3/18の柿畑-001

3/18です。芽の外側を覆っている硬い皮が開いてきました!


2019/3/20の柿畑-001

3/20です。芽の先端が白っぽくなってきました。この芽ですが、まだわずか5ミリもありません。しかし、この中には既に葉っぱや蕾になる部分が用意されています。小さいくせにほんと不思議ですね。


2019/3/24の柿畑-001

3/24です。芽が膨らんで緑色になってきました。剪定のときの説明で、芽のついた枝を結果母枝と呼ぶ話をしました。この芽から結果枝という果実が実る枝が生えてきます。結果枝が生えてくる枝なので、結果母枝なんですね。


2019/3/24の柿畑-002

同じく3/24です。遠くから見たらまだ全くわかりませんね(笑) でも、一足早く草がだいぶ伸びてきたのが分かります。


2019/3/26の柿畑-001

さて、確定申告など冬の作業を3月上旬までに終え、少し休みをいただきました。その後は他の仕事をしながら、租皮削りの続きをしています。手作業の租皮削りはこのような道具を使います。3月初めに高圧洗浄機を使った租皮削りをしましたが、そこでやり忘れたところや硬くて削り切れなかったところを最初にやります。その後は機械を使っていない畑を回っています(現在はココです)。


2019/3/18の柿畑-001

高圧洗浄機では木全体をやりますが、これを毎年やると木が弱ってしまいますので3年に一度です。しかし太い枝の分岐部分などのモコモコしたところや、虫食いが広範囲にわたる部分はできるだけ毎年やります。

手作業でやる場合は上の写真の道具でもやりますが、私はノコギリを多用します。ノコギリの方が力を入れずにやれるからです。ノコギリでやり辛いところを、上の写真の道具でやる感じです。


2019/3/26の柿畑-003

租皮削りは、租皮の間で越冬している害虫を退治することが目的です。柿の木には近年、樹幹害虫といって枝を食べてしまう虫が多く発生しています。枝の分岐部分や、租皮が厚くなってモコモコになった部分によく白い小さな幼虫が潜んでいます。この写真の部分だけで5匹も確認しました! 1日やると100匹以上になる日もあります。ヒメコスカシバという虫が多いですが、越冬した幼虫が春から夏前に成虫となり、また拡散していきます。少しでも予防するにはこの作業が欠かせません。ただ、削った木くずが飛んできます。目に入るとめちゃくちゃ痛いです(>_<)


2019/3/28の柿畑-001

3/28です。芽がこんなに膨らんできました! カワイイですね♪ ただ、硬い皮から出てきた緑色の芽は非常に取れやすいです。作業するときは服に触らないよう注意が必要です! 取れてしまうともう枝が伸びなくなってしまいますからね。


2019/3/29の柿畑-001

3/29です。ちょっと上から撮ってみました。先端の芽から順番に膨らんできています。


2019/3/29の柿畑-002

さて、この日から新しい作業を少しやっています。接ぎ木といいます。詳しく説明すると時間がかかるので簡単に説明すると、伸びてきた枝に穂木をくっつけることができるのです。大きく実る木の枝をつけることでいい柿を増やすことができますし、品種を変えることもできます。


2019/3/29の柿畑-003

この柿の木は虫食いや枯れこみが徐々に広がっており、いずれ更新しなければいけません。そこで、このように下から生えてきた枝に接ぎ木をして、更新用の枝をつくっているのです。接ぎ木は成功率が5~7割くらいですし、大きくなる前に折れたり虫に食べられたりすることもあるので、何ヶ所かやって育てます。

写真のやり方は「高接ぎ」といいますが、側枝を利用することも多いと思います。また、太い枝に接ぎ木をする「腹接ぎ」というやり方もあります。細かいやり方は検索していただくとして、それぞれの用途や目的に応じてやるといいかと思います。やろうと思えば、1本の柿の木から何種類もの品種を育てることができます!


2019/3/31の柿畑-001

3/31です。最初の写真と比べると随分と膨らんできました。いよいよ新梢が伸びだそうとしています!


2019/3/31の柿畑-002

今日は雨が降ったり晴れたりの繰り返しでした。そして急に寒さが増しています。これから数日、冬のような寒気が迫ってくるそうです。芽が動き出したばかりですが、硬い皮の覆いがなくなっているので寒さに弱くなります。この時期に霜が降りると芽がやられてしまうこともあるので、少し心配です。


2019/3/31の柿畑-003

まだ遠くからは何も変化がありませんね。これからどんどん新しい枝(新梢)が伸び、葉っぱも広がっていきます。あっという間に変化していきますので、その様子を今年もたくさんお伝えしたいと思います! 今年もよろしくお願いいたします^^

さて、明日より4月です。新生活に入る方も多いと思います。期待と不安があると思いますが、よい一年にしたいですね。前回も同じことを書いていました(笑) 明日、新元号が発表されます。世界でも元号というのを持っているのは日本だけだとか。素晴らしい伝統を受け継ぎながら、希望に満ちた時代を迎えたいです。今週は寒気がやってくるようです。夜桜もキレイですがかなり寒いと思いますので、どうか体調管理にはくれぐれもご注意ください。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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剪定、租皮削り、施肥、確定申告など冬の作業が終わりました~!(2019/3/12)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

3月も中旬に入りました。今年の冬はあっという間に終わってしまい、陽気な暖かい日が続いています。スギ花粉もピークを迎え、外で作業をしていると目が痒くてクシャミも止まりません。

さて、3週間ぶりの更新となりました。今年は少し面積も増えたので早いペースで進めておりましたが、最後に外注があったため結局バタバタしながら進めて、数日前にようやく冬の作業を無事に終えることができました。今回は剪定からその先の冬の作業をまとめてみました。春の足音が迫っている柿畑! 楽しんでください^^


2019/2/21の柿畑-001

2/21です。頼まれていた畑の剪定も、ようやく7割くらいが終わりました。元の形がキレイだったこともあり、いいペースで進んでいます♪ この時期になると、多くの農家さんで剪定が終わっています。私もそうですが、剪定にはそれぞれに癖があります。車を運転していても、皆さんがどんな剪定をしているのかとても気になってついつい見てしまいます。農業は他の人から厳しく指導されるということがあまりありませんので、自己満足にならないよう上手な畑を見ては勉強させてもらっています。


2019/2/26の柿畑-001

2/26です。剪定はようやく終わりました。ただ、最初のころにやっていた畑は少し枝を残しすぎた気がしていたので、もう一度すべて回って手直ししました。「なんでこの枝を残した?」という部分がちょいちょいありまして、自分でもビックリしました。昨年は猛暑や台風で収穫量が少なかったので、枝を多く残したいという気持ちが無意識に働いていたようです(笑) 枝は少なすぎてもいけませんが、重なったり混んでしまうと品質も悪くなりますからね。


2019/2/26の柿畑-002

同じく2/26です。夕焼けに照らされた柿の枝の先端です。この芽から、新しい枝が伸びてきます。今年は暖かい日が続いており梅も桜も早く開花するようですが、柿も早く生育が始まりそうですよ~^^


2019/3/1の柿畑-001

3/1です。この日より3日間、柿の木の”租皮削り”という作業をしました。毎年書いていますが、租皮というのは柿の枝の外側の皮です。年数がたつと厚みを増してモコモコになってきます。そこに細かいヒビなど隙間ができて、虫が入って越冬します。その租皮を高圧洗浄機で吹き飛ばす大切な作業です。


2019/3/1の柿畑-002

飛ばし終わると、白っぽかった租皮が吹き飛ばされて茶色くなります。やるのは主枝や亜主枝といった太い枝だけで、芽のついている細い枝には絶対に当ててはいけません。高圧洗浄機は水の粒を超高速で連発していますので、細い枝に当てると芽が吹き飛んでしまいます。芽が飛んでしまうと、新しい枝も生えてこなくなってしまいますからね。


2019/3/2の柿畑-001

租皮削りでは脚立に上り、上からもやります。左右の斜め下と上からの3方向より当てることで、キレイに仕上がります。しかし、高圧洗浄機は反動が強いので、高いところでやるのは危険もあります。また、ホースは丈夫なので重く、さらに脚立も持って移動するのでなかなかの重労働です。一番の難点は、吹き飛ばした租皮が自分にも飛んでくることです。メガネはあっという間に汚れて視界がなくなり、顔はベチャベチャ(笑) これに寒さが加わるととても大変なのですが、今年は暖かかったのでいつもよりは楽しくやれました。租皮削りは3年くらいで1回やるといいです。弊農園では毎年1/3をローテーションで回しています。


2019/3/2の柿畑-002

この機械もなかなか高いので(いいものは10数万円)、いつもレンタルしています。初日、出力が不安定だったのでいろいろやっても直らず困って調べたら、給水側のフィルターが汚れていました(中央の左に出て上に伸びている太いホースの根元のネジの中にあります)。タンク側のフィルターは何度もチェックしましたが、ネジの中にもあったなんて・・・。でもその後は快調に作業できました♪ 


2019/3/8の柿畑-001

3/8です。柿の施肥です。今回は元肥といって、チッソ分を中心にした、一番大切な肥料となります。柿畑には年末~1月に苦土石灰やヨウ燐などの土壌改良材といわれる肥料をまき、ミネラル分の補充や微生物が住みやすい環境を整えます。次に2月半ばに堆肥をまいて、柔らかく微生物が増えやすい土を作ります。そして最後に柿の生育に必要な肥料を与えます。弊農園では有機60%配合の肥料です。鶏糞が入っているので少し匂います(笑)


2019/3/1の柿畑-001

このような背負いの手動散布機を使用しています。手を左右に振ると肥料が出てきます。幹の方をやや多めに、樹幹全体にまきます。岐阜では元肥と追肥を合わせて年間でチッソ15キロというのが標準ですが、剪定を強くした畑や徒長枝が多かった畑は少し少な目にします。

今年は暖かいので、もう草がけっこう生えていますね。ちなみに、奥の畑は他の農家さんです。さらにその奥も別の人です。草の生やし方が違うので、境界線がなくても間違えませんね。


2019/3/9の柿畑-001

3/9です。肥料を撒き終え、ようやく冬の作業がひと段落♪ 足元では早くもオオイヌノフグリが花を咲かせようとしています。


2019/3/9の柿畑-002

夕日に照らされてキラリと光るものがあったので近づいたら、テントウムシでした。せっせと動いて小さな虫を食べています。もう活動しているんですね。草にしろ虫にしろ、自然ってすごいなぁといつも思います。


2019/3/9の柿畑-003

3月前半ですが、柿畑はもう草に覆われています。春はすぐそこですね!

今回と前回に渡り、剪定や施肥、租皮削りといった冬の作業を紹介しました。秋の果物ですが、意外に多くの仕事があることが伝わったでしょうか? どれも収穫に向けての大切な作業です。参考になれば幸いです。また、同時進行で確定申告もなんとか仕上げ、無事に終えることができました。冬の作業とかぶるのでなかなか大変ではありますが、収穫期に重なっていたらと思うとゾッとします(笑)

今年も春が近づいてきましたね。柿の生育スタートもカウントダウンが始まってきましたが、人間社会は出会いと別れの季節です。どんな一年になるのか期待と不安が交錯する時期ではありますが、よい一年にしたいですね。まだまだ寒暖差はあると思いますので、体調管理にはどうか気を付けてください。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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剪定終了~、と思ったら追加がありバタバタしています!(2019/2/19)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

2月も後半です! まだついこの前、新年を迎えたばかりだと思っていましたが、あっという間にもう2月も終わりが迫っています(^^; 季節の移り変わりが早く感じるのは日々が充実しているからなのか、歳を取ってきたからなのか・・・? それにしても、今年の冬は暖かい日が続いていますね。1月には雪も少し降りましたが、結局、それが最後になりそうな雰囲気です。

さて、前回もお伝えしましたが、冬の柿農家は”剪定”という作業をやっています。毎年たくさん生えてくる枝を整理し、樹形を整えるためのとても大切な作業です。剪定をすることで日当たりや風通しがよくなります。美味しい柿づくりへの1年の最初のステップですね。今回は剪定とその他の作業などを通し、冬の柿畑の様子をお届けいたします!!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2019/1/30の柿畑-001

1/30です。進捗率は70%弱、いいペースで進んでいます(いました)。この畑は弊農園が管理するようになり2年目ですが、少し高い木が多かったので少しずつ下げています。普段は写真のように5段の脚立を使っていますが、天井に立たないと届かない個所がけっこうあります。枝は毎年伸びますので、剪定時には余裕で届かないと、摘蕾摘果(5月、7がつ)や収穫期(11月)には届かなくなります(笑) 


2019/1/30の柿畑-002

少し下げるだけなら、昨年に生えてきた結果母枝から新しい先端を決め、そこから先を切れば大丈夫です。ただ、ある程度下げようと思うと、太い枝まで切らねばなりません。先端の枝と、元の枝の太さがばらつくと養分バランスや形が不安定になります。そのため、昨年の剪定時から予備枝を配置し1年育てて側枝にしました。こうすることで太さのバランスが崩れなくなると思います。


2019/2/1の柿畑-001

2/1です。進捗率は75%! 今年も少し面積が増えていますが、いいペースで進んでいます(いました)。とてもいい天気が続き、気持ちがいいです。ただ、真冬なのに顔だけかなり日焼けしてきました(笑)


2019/2/8の柿畑-001

2/8です。この畑は、富有柿の早生品種、”松本”という品種が半分弱入っています。何年も前から松本の間に富有柿の苗木を植え、大きくなってきたところは松本を伐採や間伐しています。あまり混んでいると作業性も悪いですしね。太い枝を切るときはいつもよりよく考えます。ミスしたらもう直せないですし、何十年も育ってきた木を切るのは気分的にも重いです。


2019/2/8の柿畑-002

この畑だけで軽トラ1杯分の木を切りました。いつも、太い枝は薪ストーブを持っている友人が取りに来てくれます。薪ストーブはたくさんの薪を使うようで、彼は木を伐採している畑を見つけると飛び込みで頼んで分けてもらっています。2月に入って大きく伐採している畑を見つけ、たくさん分けてもらったそうです。

柿栽培で有名なこの地方はありますが、毎年、柿畑の面積は減っています。アパートや工場が立ったりする場合もあれば、管理ができなくなって切り株だけが並んだ畑もあります。バサバサと切られた柿の木を見るのは、柿農家としては複雑な心境です。しかし、そうせざるを得ない現実的な理由があることもよくわかっています・・・難しい問題ですね(^^;


2019/2/1の柿畑-001

2/10です。この畑は今年から借りることになりました。スッキリ育てられているので、作業もしやすいですね。実はこの畑の農家さんが面積を減らしたいとのことで切られちゃう予定だったのです。とりあえず半分弱(実際の面積はこの写真よりもう少し広いです)を弊農園で管理させてもらうことにしました。木が切られれば当然ですが、たった1年でも管理されていないと果樹栽培としての柿は何年もダメになります。切られずに済んでよかったです♪


2019/2/15の柿畑-001

2/15です。他の仕事が何日か入り少し遅れましたが、2/13~16にかけて堆肥を撒きました。堆肥は微生物の好物で、土を柔らかくしてくれます。弊農園で使っている堆肥は、競走馬の馬糞モミガラ堆肥です。今年は1反で1トン、全部で8トンの堆肥を撒きました。


2019/2/15の柿畑-002

上の写真のひと山が2トンです。運搬車に手作業で積み込み、木のまわりに撒きます。このひと山をやり終えるのに、父と二人で半日ちょっとかかります。撒くのは楽なんですが、積むのがとても重労働です。もうすぐ69歳になる父も頑張ってくれました!


2019/2/18の柿畑-001

2/18の夕方です。冬の作業風景は空気が澄んでいて、青空も夕方もキレイですね♪

さて、弊農園の剪定は2/11までに終わりました。その後、他の仕事にも何度か行っていましたが、予定より早く終わったので「さて、少し休んで確定申告の準備でも・・・」と安心していました。そんな折、近所の方から剪定を頼まれまして、それがけっこう広い柿畑だったのでまだ毎日やっております。なんだかんだ去年の倍近くの面積をやることになってしまいました!(笑) 

ということで、何とか今月中に全部終わらせれるよう頑張っていてブログの更新が遅れました! 剪定は脚立の上り下りの繰り返しで地味に疲れますし、意外に頭も使うんですよね(^^; 頼まれるということは有難いことですし嬉しいのですが、もっと早く、もっと上手にできるように精進しないと!!

ということで、のんびりと剪定のことをまとめる時間もなくあっという間に2月は後半を迎え、さらに2月末~3月上旬の作業(租皮削り、元肥)や確定申告、あと今シーズンはまだ1度しか行っていないスノーボード(これは遊びですが・・)のスケジュールがややタイトになってきました(笑) 

では、今回はここまでです。明日よりさらに暖かくなってくるそうです。とはいえ、まだまだ冬ですから寒いですし、寒暖差が激しいですよね。風邪など引かないようにお過ごしください! それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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