収穫が始まったとたんのトラブル発生!(2017/10/29)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

10月も最後が近づいてきました。秋の日はつるべ落としといいますが、一日だけでなく季節もあっという間に11月になってしまいますね。

さて、今年は松本早生富有柿も販売を始めたので、10月中下旬から作業が始まりました。ハロウィン用の柿を用意したり、先週には富有柿も収穫が始まりました! 今年は何といっても大玉がたくさんあって、味も美味しいと思います。これから本格的に収穫が増えてくるので、予約販売のお客様は楽しみにお待ちください!

ところで、10月後半はいろいろありました。収穫と発送が始まっただけでなく、10月下旬は天気が悪く雨が続き、時期外れの台風が来たり、さらに父が体調を悪くして少し入院したり(笑) 忙しすぎてブログの更新どころか写真も満足に撮影できませんでした。

柿の季節を迎え、毎日HPに訪れるお客様は700~800人となっています。ありがとうございます!! ようやく父も復帰し、来月からは手伝いに来てくれる人が何人かいるので少し余裕が出てくると思います。いろいろあった10月下旬ですが、収穫の始まった柿畑の様子をお届けします!!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2017/10/17の柿畑-001

10/17です。色づきが早いものは徐々にオレンジ色になってきました。色づき方は木によって差がありますし、1本の木でも場所によって差があります。樹冠という木の回りから色づきが進み、内側はやや遅くなります。


2017/10/17の柿畑-002

同じく10/17です。この時期はまだ黄色がかったオレンジ色が多いですね。「松本早生富有柿の収穫をしながら、のんびりと富有柿の発送準備にとりかかる」というのが当初のプランでしたが、そのプランは2つの出来事で完全に壊れてしまいました・・・。

その一つが、10月後半に台風が直撃するかもしれないという事態でした。中旬に発生した台風21号の予報円を見てゾッとしました。18日辺りに発表されていた予報では、22日深夜~早朝に東海地方や関東地方に上陸するかもしれないということでした。収穫直前で重くなったところに、勢いの強いままの台風が上陸したらどれだけ被害が出るのかと、心底焦りました。慌てて支柱をかき集め、2日かけて再び枝が折れないよう補強しました。


2017/10/23の柿畑-001

10/23です。幸い、台風は直撃コースから外れまして、猛烈な雨は降りましたが思ったよりは風も弱かったです。それでも早朝には強い風が吹いており、心は穏やかではありませんでした。台風一過のキレイな青空を見ながら慌ててすべての畑を見回りました。


2017/10/23の柿畑-002

10/23です。このような小さな枝は多少折れていましたが、大きな枝は大丈夫でした。主枝という太い枝が折れると、収穫量だけでなく樹形が変わってしまい作り直すのに何年もかかります。ひとまずホッとしました。強風に煽られて引きちぎられた葉っぱが散乱しています。


2017/10/23の柿畑-003

10/23です。最後の畑を見回っていたとき、1本だけ主枝が折れているのを発見しました。まだ若い木ですが、これだけの長さになるまで5年はかかります。それでも、これだけの被害で済んでよかったです。予約販売では注文を受けたのに発送できないというのが最悪なので、一安心でした。


2017/10/23の柿畑-004

10/23です。色づきが早いものはもう収穫してもいい状態です。ということで、この日より富有柿も少しずつ収穫が始まりました! 例年より少し早いですが、今年の富有柿はならす数を減らしたことでとても甘みが強いと思います。そして大きいのが多くて、すぐ籠がいっぱいになります♪


2017/10/23の柿畑-006

同じく10/23です。台風の通り過ぎたあと、少し小雨がパラついたときに北の方を見たら虹が出ていました。けっこうキレイな虹だったので、記念に撮影しておきました。被害があまりなかったからそんな余裕もあったのですが(笑) 奥の方にも柿畑がありますね。他の農家さんの柿畑ですが、この地方はそこら中に柿畑があります!


2017/10/23の柿畑-005

同じく10/23です。もちろん、多くはまだオレンジ色で、その手前のものもあります。青空で気持ちいい写真なのですが、実はもう一つのトラブルが発生していました。それは、父の入院です。

台風が迫る直前、病院に定期健診に行って昼には帰る予定の父がそのまま入院となりました。自覚症状があまりないのか、その年齢にありがちの自信過剰なのかよくわかりませんが、それから1週間ほど入院してしまいました。まだ手伝いに来てくれる人もいない中、私と母だけで収穫と発送をしていたので、それはもう最後の収穫と同じくらい疲れました(笑)


2017/10/26の柿畑-001

10/26です。色づきがどんどん進んで回り切れない、収穫しても発送が間に合わないと焦るばかりでした。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがありますが、「柿が赤くなってきて柿農家が青くなる」でした。10/27にはようやく父も復帰し、今週からは手伝いに来てくれる人もいるので少し余裕が出ると思います。まぁまだ本格的には忙しくない時期だったのでよかったですが・・・、家族経営主体の怖いところですね。


2017/10/27の柿畑-005

10/27です。いい色になってきていますね。今週より収穫も増えてくるので、発送が進むと思います。もちろん、まだ黄色やオレンジの柿もたくさんあり、収穫は11月末まで続きます。どうか楽しみにお待ちください。

また、今年の傾向として大玉が多いため、控え目に注文を取っている3Lや4Lは早く追加販売ができそうです。半面、2L以下は少し時間がかかりそうです。また、訳あり商品には大玉もたくさん入ります! どうか楽しみにお待ちください!!

本日は台風22号の影響で2日連続の雨だったため、ようやく少しゆっくりできました。明日からは天気もしばらくよさそうですし、頑張って収穫・発送を行えそうです。火曜から寒くなるようですね。忙しい時期に倒れないようにしなければ! それでは皆さん、どうか風邪などを引かず元気にお過ごしください! ごきげんよう(^^)/

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剪定終了! 隣の柿畑を借りました…(2016/3/1)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

気が付くと、もう3月となってしまいました。2月中旬~後半は比較的暖かい日が多かったように思いますが、昨晩は冬の寒波で岐阜でも少し雪が降りました。

「今年最後の雪かな~」と思うと惜しくなります。それでも外の作業をしていると、寒くて凍えそうになってやっぱり暖かくなってほしいと思ってしまいますね(笑)

さて、2月は剪定と施肥を中心に、租皮削りや確定申告の準備をやっていました。年間では3番目に忙しい時期です(1番は11月前後の収穫と発送、2番は4月末から5月いっぱいの摘蕾です)。

剪定が終わった2月下旬に、隣の畑の方から管理を頼まれました。この畑、2014年の収穫後におじいさんが亡くなられてから全くの手つかずで、昨年の秋には無残な状態でした。柿畑は1年管理しないだけで様相が一変します。


2015/10/6の柿畑-001

無管理の柿畑を見られる機会はなかなかないので、後学のために昨年10月、こっそり写真を撮っておりました。果実は数が多過ぎてサイズもS以下の小さなものばかりです。


2016/2/22の隣の柿畑-001

果実が多過ぎたため、今年の芽も養分が不足し、とても小さくなります。今年の収穫はほとんど期待できません。


2016/2/22の隣の柿畑-002

木もボロボロになっています。


2016/2/22の隣の柿畑-003

枝も伸び放題ですが、養分や光量不足で曲がったり垂れ下がっています。


2016/2/22の隣の柿畑-004

垂れ下がった枝を整理し、何とか形になりました。今年しっかりと葉っぱが出れば、来年にはまた収穫できると思います。

こんな状況の畑で作業をしながら、いろいろなことを思いました。

現在、岐阜県の富有柿の担い手の多くは高齢者です。70代や80代の方が中心にやっています(当農園の代表である父は66歳ですが、まだ若い方です)。その方たちができなくなると、次の世代に引き継がれずに放置され、伐採される柿畑が増えています。切り株だらけの畑を見ると、とても悲しく思います。

そうなってしまうのは、柿の生産性や収益性の低さだと思います。他の仕事をしながらだと手が回らない、しかし専業でやるほど稼げない。だからもう止めよう…。そして切られてしまったら、果樹は植え直しても収穫まで5年はかかります。ですので、もう再開されることはありません。

こんな現状をなんとか打開したいと思っています。この畑は今年の収穫は期待できませんが、木を伐採する前にお話をいただけてよかったです^^ 来年には復活できるようにお世話したいと思います! 農業ではどこでもある話だと思いますが、少しでもお役にたてるように頑張りたいです。

さて、少し暗い話もありましたが、畑は春の足音が近づいています。


2016/2/22の柿畑-005

堆肥を撒いたばかりの畑です。草が徐々に大きくなっています。肥料のことはまた次回に!


2016/2/23の柿畑

そして足元を見ると、もう花が少し咲いています。オオイヌノフグリといいます。

今週後半には少し暖かくなってくるそうです。今月下旬には芽から梢や葉っぱが出てきます。少し作業も落ち着きますので、今月は何回か更新しながらいろいろとお伝えしたいと思います。

それでは、風邪をひかぬよう暖かくしながら、陽気な春を待ちましょう!

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みかんの出荷量減少のニュースを見て(1/26)

みなさん、こんばんは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

昨日書いたばかりですが、昨日のニュースで気になる記事があったので、連日となりますが投稿します。昨日のヤフーニュースでこんな記事がありました。

「おこたでミカン」の光景、どこへ消えた…電気こたつの国内生産“激減”」

記事では、こたつの国内生産台数と、ミカンの出荷量が共に減っているデータから、「共に減っているのは、生活スタイルの変化により、こたつでミカンを食べるというシーンが減ったためではないか」と分析しています。フローリングの増加やエアコンの普及で、冬はこたつでミカンというスタイルが変わっているのかもしれないのですね。

また、それ以外にも他の果物やコンビニスイーツなど、食生活の多様化も原因のようです。

当農園では柿をメインに作っていますが、柿も同様に年々出荷量、生産量共に微減しているイメージを持っています。農水省のデータを見ると、ミカンほどの下落ではありませんが、横ばいに近い緩やかな下落という感じです(ミカンは20年間で150万トンから100万トン弱に減り、柿は30万トンから27万トン前後です)。

しかし、こうやって減ってくるのもある意味当然なのかな、という気もします。農産物の流通を考えると、農家が作り、農協が流通させ、価格は市場で決まります。価格は自分では決められないし、その価格も下落傾向が続き離農者も多いです。それに対して、他のお菓子などは猛烈な競争にさらされています。だから味も進化し、様々な商品が開発されている。

農家が果物の価格を上げたり、利用を増やしてほしいと願うなら、そのメリットや消費者に伝えなければいけません。作るだけでなく、消費者の方を向かないといけません。農家ならではの情報もあると思いますし、農産物を作ること以外にもやれることはたくさんあります。

その第一歩として、HPでは柿料理の紹介をしています(実はまだデザインが決まらなくて途中のままなのですが、近いうちに変更、更新します)。いろいろ作ってみて、我家でも「こんなに美味しい料理があったんだね」とみんなで驚いています。同時に「作ってたのに、知らないことたくさんあるな」という反省もあります。農業の未来のためにも、何かお役にたてたらなぁと思います!

さて、夜になって風が強くなってきました。明日、明後日は少し寒くなるようです。暖かい鍋でも食べたいですね。ではまた^^

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2013年が終わります。農業の未来はあるか?(12/28)

みなさん、こんばんは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

2013年ももう終わりですね。今日は農園で草を掃除していたら雪が降ってきたので写真を撮りましたが、全然写ってませんでした(汗) 全国的にも寒かったようですね。岐阜といっても、当農園のある本巣市は平野部ですので、それほど積もりません。飛騨や奥美濃はもうガンガン降り積もり、スキー場もオープンしています。あ〜、ボードに行きたいな! 奥美濃のスキー場は交通アクセスも良く、愛知や関西からもたくさんの人が来ています。

さて、今年を振り返ってみます。以前からHPを作り直売をしたいと思ってまして、10月に作りました。テンプレートから作ってみましたが、やっぱりプロの作ったものと比べると雲泥の差…、SEO対策も全然できず、検索順位の大切さもわかりました。HPは来年もやるつもりなので、今のうちに勉強して、もう少しマシなものにしたいです(汗)

今日は少し農業の話をします。

農業は儲からない! というのはよく言われます。少しぶっちゃけると、野菜や果樹を出荷しても、農家の取り分は市販価格の半分もありません。1/3前後です。なので、手作業が多いものは儲からないでしょう。岐阜県は柿の産地で有名ですが、柿は機械化できませんので専業でやっている農家さんはあまりいません。大半は小さな面積で、老夫婦がやってます。あるいは兼業農家です。

国の資料によると、収入の大半は農業以外という農家が90%を超えています。そして、農家の数は20年前の約7割、平均年齢は年々上昇し、66歳です。儲からないけど畑があるから作る、という人も多いのです。独自の販路がないので、作ったものはJAや市場に出荷します。このJAや市場の流通システムは便利で素晴らしいのですが、兼業農家主体の「儲からない農業」を固定しているという面があるのも事実です。

農家はお客様と接することはほとんどありません。個人的な知り合いとか、直売に来るときに会うだけです。だから、お客様のニーズがわからない、お客様に独自のサービスを提供できないという問題が起きます。JAなどは商品の価値を「外見」と「大きさ」で判断するので、作り方も差別化できません(全部ではないですが)。

当農園は少しでも美味しい柿を作ろうと、肥料配分を工夫し、有機農法の考えも取り入れ、かつ化学的な分析もしています。他の農家とも味比べをして、自信を持って作っています。しかし、このように作っても、今の流通システムでは他の農家の商品と一緒になってしまうのです。

とはいえ、挑戦している農家も大勢います。有機農業や自然農業などで作り方をアピールしたり、直売や企業との契約から独自の販路を開く人たちです。加工品を製造したり、付加価値のあるサービスと一緒に提供する人たちもいます。彼らもいろいろな苦難を乗り越えて今に至ったと思います。

現状に不満があり、変えたいという気持ちがあっても、何もしなければ変わりません。ならば動こう! 富有柿の歴史とブランドを生かして何かできないか? ちゃんと儲かるビジネスに変えられないか? そう思ってまずHPを作りました。

作ってみて初めて、お客さんのニーズは? お客さんを増やすには? もっと普及させるには? もっと良い商品を作るには? といった他のビジネスなら当たり前の問いかけを、これまで全然考えていなかったかが実感できました。先を行っている人たちはどれだけ遠くにいるのかわかりませんが、来年も挑戦します。

以上、決意表明になってしまいましたが、今の想いです。来年もよろしくお願いします!

それではみなさん、よいお年を〜^^/

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