2013年が終わります。農業の未来はあるか?(12/28)

みなさん、こんばんは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

2013年ももう終わりですね。今日は農園で草を掃除していたら雪が降ってきたので写真を撮りましたが、全然写ってませんでした(汗) 全国的にも寒かったようですね。岐阜といっても、当農園のある本巣市は平野部ですので、それほど積もりません。飛騨や奥美濃はもうガンガン降り積もり、スキー場もオープンしています。あ〜、ボードに行きたいな! 奥美濃のスキー場は交通アクセスも良く、愛知や関西からもたくさんの人が来ています。

さて、今年を振り返ってみます。以前からHPを作り直売をしたいと思ってまして、10月に作りました。テンプレートから作ってみましたが、やっぱりプロの作ったものと比べると雲泥の差…、SEO対策も全然できず、検索順位の大切さもわかりました。HPは来年もやるつもりなので、今のうちに勉強して、もう少しマシなものにしたいです(汗)

今日は少し農業の話をします。

農業は儲からない! というのはよく言われます。少しぶっちゃけると、野菜や果樹を出荷しても、農家の取り分は市販価格の半分もありません。1/3前後です。なので、手作業が多いものは儲からないでしょう。岐阜県は柿の産地で有名ですが、柿は機械化できませんので専業でやっている農家さんはあまりいません。大半は小さな面積で、老夫婦がやってます。あるいは兼業農家です。

国の資料によると、収入の大半は農業以外という農家が90%を超えています。そして、農家の数は20年前の約7割、平均年齢は年々上昇し、66歳です。儲からないけど畑があるから作る、という人も多いのです。独自の販路がないので、作ったものはJAや市場に出荷します。このJAや市場の流通システムは便利で素晴らしいのですが、兼業農家主体の「儲からない農業」を固定しているという面があるのも事実です。

農家はお客様と接することはほとんどありません。個人的な知り合いとか、直売に来るときに会うだけです。だから、お客様のニーズがわからない、お客様に独自のサービスを提供できないという問題が起きます。JAなどは商品の価値を「外見」と「大きさ」で判断するので、作り方も差別化できません(全部ではないですが)。

当農園は少しでも美味しい柿を作ろうと、肥料配分を工夫し、有機農法の考えも取り入れ、かつ化学的な分析もしています。他の農家とも味比べをして、自信を持って作っています。しかし、このように作っても、今の流通システムでは他の農家の商品と一緒になってしまうのです。

とはいえ、挑戦している農家も大勢います。有機農業や自然農業などで作り方をアピールしたり、直売や企業との契約から独自の販路を開く人たちです。加工品を製造したり、付加価値のあるサービスと一緒に提供する人たちもいます。彼らもいろいろな苦難を乗り越えて今に至ったと思います。

現状に不満があり、変えたいという気持ちがあっても、何もしなければ変わりません。ならば動こう! 富有柿の歴史とブランドを生かして何かできないか? ちゃんと儲かるビジネスに変えられないか? そう思ってまずHPを作りました。

作ってみて初めて、お客さんのニーズは? お客さんを増やすには? もっと普及させるには? もっと良い商品を作るには? といった他のビジネスなら当たり前の問いかけを、これまで全然考えていなかったかが実感できました。先を行っている人たちはどれだけ遠くにいるのかわかりませんが、来年も挑戦します。

以上、決意表明になってしまいましたが、今の想いです。来年もよろしくお願いします!

それではみなさん、よいお年を〜^^/

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ソースの変更やらSEO対策

メリークリスマス! って、クリスマスがあまり似合わない農業ブログですが、みなさんこんばんは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

今週は畑の作業ではなくHPに関して書きます。

10月にHPを開設したものの、狙ったキーワードの検索結果は圏外ばかり。HPの作り方もよくわからないまま、テンプレートに沿って作ってきました。いろいろと変更したい場所がたくさんあったのですが、HTMLやCSSという言葉すら知らない状態で何から手を付けていいのかわかりませんでした。

12月上旬に柿の繁忙期が終わり、色々と勉強をしてきました。まだコンテンツもデザインも自分の思い描くものとは程遠いのですが、先週の半ばに今できる限りのSEO対策をやってみようと、少しHTMLをいじくりました。

そして1週間…、検索順位が大きく変動してきました。狙っていた3つのキーワードはすべて300位以下でしたが、1つが120位、2つが30位ほどに上がってきました。他にもいろんなキーワードが50位ほどに上がってきて、まだまだ低いですけど少し効果が効いてきたようです。

業者から見たら素人のHPですが、お金をかけて作れるような商売でもないので今後も自分で少しずつ改良していきたいと思いました。写真の加工など、デザインの方もできる限り自分でやってみようと思います。

農家は高齢者が多く、自分でHPを作っている人はかなり少ないです。ましてやいろんな対策をやってる人はもっと少ない。しかし、業者にお金を払って作るほど農業は儲からない。じゃぁ、全部自分でやれたらどうだろう? ここにニッチ市場があるのではないかと思っています。しっかり稼げることは、もっと農業へ力を入れられることにもつながります。人と設備と知識を増やし、より良い商品づくり、サービスの提供につなげていけたらなと思います。

しかし、慣れないパソコン作業ばかりで、目が疲れました(笑) でも、HPを開設したばかりでこれだけの新しい勉強をやれたこと、少しは結果が出たことが嬉しく思いました。ショップを運営されている人同士、交流もしたいと思いました。また近いうちにSEO関連の話も書きます。

今日はかなり寒いです。皆さんも風邪をひかぬように〜

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堆肥の準備(と関係ないけどワンピースの話)(12/16)

皆さん、こんにちは。今回より、サイト名を「でらうま柿農園 富有柿.com」に変更してお届けします。

前回の続きですが、葉っぱを燃やした後の畑をご紹介します。

収穫直後には大量の葉っぱに埋もれていた柿畑ですが、ほとんどの葉っぱを集めて燃やしたことですっきりしました。

次に、今回は堆肥を準備しました。

堆肥といえば牛糞や鶏糞を思いつかれる方が多いと思いますが、当農園の柿畑では馬糞を利用しています。牛糞にはたまに抗生物質やホルモンが入っていることがあるため、安全を考えての理由です。また、鶏糞は肥料分が強すぎることもあるので、4年ほど前から馬糞を利用しています。岐阜県には笠松競馬場があるのですが、その競走馬の馬糞を利用しています。

このシートの下に、約2トンあります。1反(10a=300坪)に利用する分です。この後、もう少し寝かしてから木の周りに散布します。
今後は年末〜1月にかけて剪定や粗皮削りを行います。作業日記だけでは面白くないので、少し別の話を…。

農業とは全く関係ないのですが、今週号の週刊少年ジャンプのワンピース読みましたか?? 最近はどんどん話が進んで盛り上がってきていましたが、今回のは本当にゾクッとする話でしたね。

ネタバレになりますが、最後に出てきたのはサボですね! ルフィとエースの義兄弟で、真っ先に出航して天竜人に殺された(と思われていた)人物です。サボは生きており革命軍に参加しているというのはファンの間では有名な話ですが、(ドラゴンに助けられていたと思われるシーン、コミックスの扉絵で白ひげとエースの墓にオチョコが3つあったなどいろいろ伏線があった)、まさかコアラも一緒に出てくるとは! 読んでから、しばらく一人で感動してしましました。

ワンピースの面白さはいろいろありますね。毎回、感動させる展開に涙させられ、世界観の奥深さや複雑なテーマについて考えさせられます。コミックスで古い話を読むと伏線が至る所に張られていたり、パンダマンを探すことも楽しいです。読んで元気が出ます。ワンピースは本当に名作だと思います。

仕事を通して、人々に感動を与えるって素晴らしいと思います。私も少しはそんな存在になりたいと思います。柿を作るだけでなく、サービスやHPを通してお客様に喜んでもらえるようになりたいな〜。

それではまた次回に! 寒さに負けず、頑張りましょう!

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柿の葉っぱ処理(12/9)

みなさん、こんばんは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

先週、柿の収穫は終わりましたが、友人や長年送っている方たちに発送しながら家族でも食べています。気温も下がり、普通でも10日ほどは日持ちもします。早めに収穫した青い柿はまだしばらく味わえますので、我家でもやっとゆっくり味わえます。

さて、先週始めに収穫を終えましたが、後半から今日までは、落ち葉の処理をしていました。

柿は落葉樹なので、12月に入ると葉っぱが落ちてしまいます。この葉っぱ、本当は肥料になるのでそのままにしておきたいのですが、柿には落葉病という葉っぱに斑点ができる病気があります。落葉病は菌糸が原因なのですが、葉っぱをそのままにしておくと越冬して翌年に大発生します。下の写真が落葉病にかかった葉っぱです。

今年はこの地域(岐阜県本巣市)でもけっこう発生していたので、できる限り葉っぱは処分しないと来年も発生してしまいます。症状が酷くなると、10月に葉っぱが落ちてしまう場合もあるようです。あまり早く落ちてしまうと、光合成が不十分になり実の充実が阻害されたり、翌年に回る栄養が不足することになります。以前はあまり発生しなかったのですが、周りに放置された畑があるためでしょうか、完全に排除するのが困難になっています。この辺りにも農業の難しさがあります。

落ちた葉は、普段は熊手やブロアーなどで集めて畑で燃やすのですが、今年は草が長く伸びていたのでブロアーが使えず、熊手で強引に草を引きちぎりながらの作業となりました。秋に草刈りを怠った罰でしょうか、普段の倍以上の時間がかかり、草を引きちぎるために力もいりましたので、腰や背中が爆発しそうになりました(苦笑) 畑のビフォーアフターです。

この後、葉っぱを燃やすのですが、最後に写真を撮り忘れたので、次の日記で公開します。この時期はどこの柿農家も畑で葉っぱを燃やすので、北京や上海ほどではないですが周辺は煙がすごいです。柿をやってない人は迷惑と思ってるんだろうなと思いながら、特産品ということで許されているようです。

葉っぱと草を処分した柿の木の根元あたりを歩いてみると、土がフカフカです。この土づくりが、柿だけでなく美味しい野菜や果樹を作るために必要なのです。野菜作りの基本である堆肥ですが、周りの柿農家はあまり使っていません。次回は土づくりのことなどもお話ししたいと思います。

さて、ではこれで終わりにします。今後は、来年のための基肥をまいたり、剪定という枝を整理する作業、害虫予防のための荒皮削りなどがあります。収穫期ほど忙しくないにしても、なんやかんやと作業が続きます。

皆さんも風邪をひかずに頑張っていきましょう! 柿は風邪予防にいいですよ。

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2013年度、終了! ありがとうございました。

皆さん、こんにちは。でらうま! 富有柿.comです。

今日、今年最後の出荷をして、本年度の富有柿の販売が無事に終了しました。総ざらえだった土日は朝から全力で柿ちぎり、夜遅くまで選別と大変でしたが、ホッと一息です[:ニコニコ:] あとは個人的な友人やお世話になった方に送るのみです。

毎年のことですが、繁忙期に入ってやっと慣れてきて効率が良くなったと思う頃に終了となってしまいます。今年の生産量は全体的には例年より若干少なかったようですが、本巣市の糸貫地域は7割くらいだったようです。それでも、当農園は例年通りの収穫ができてよかったです。

HPでの販売は検索順位が低いこともありまだまだですが、いろいろ勉強になりました。不慣れなことも多いですが、これからもっと勉強して来年は検索順位を上げ、お客様に喜ばれるサービスを提供させていただきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

これは日曜日の作業場の写真です。土曜日にもかなり収穫したのですが、日曜朝に半分以上を出荷してしまったので思ったよりは少な目でした。

これは今年最後に収穫した柿です。真ん中の赤い柿です。収穫後に片づけをしていたら、木の上の方に残っていました。サイズは3S以下のとても小さい柿でした。見づらい位置にあると、このように真っ赤になってから気づきます(笑) 小さすぎて真っ赤なので規格外品ですが、記念にお客さんにプレゼントしたいと思います。

さて、収穫は終わりましたが、まだ年内にやる作業が残っています。HPでは来年度の収穫に向けた作業状況や、当農園の想いなども伝えていきたいと思います。

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