猛暑や雨不足ですが、今年の予約販売スケジュールが決定しました!!(2018/8/10)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

7月中旬より連日38度前後の猛暑が続く岐阜県です。先日、久しぶりに35度という日がありました。例年ならこれでも十分暑い日ですが、今年は涼しく感じてしまいました(笑) 相変わらず猛暑で全く雨も降らないのに台風が接近したりと天候には悩まされっぱなしです。普段はあまり忙しくない時期なのにずっとバタバタしております。

さて、今回は最初にお知らせがあります! 2018年度の販売日程が決まりましたのでお伝えいたします! 今年は9/22(土曜日)の15:00より予約販売を開始します!! 秋の果物である柿ですが、夏真っ盛りのこんな時期でも毎日100名ほどのお客様が訪問されています。本当にありがとうございます! どうかよろしくお願いいたします。まだ商品構成や価格等に変更がありますが、今月中には修正いたします。

それでは夏の富有柿の生育状況や作業についてお届けいたします!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/7/28の柿畑-001

7/28です。前回のブログでお伝えしていました水やりも1周終わったので、摘果を再開していました。ところが台風が接近するかもしれないということで、急遽支柱を立てる作業に変更です。全ての畑を回るには時間は足りませんが、できるところだけ急いでやりました。


2018/7/28の柿畑-002

上の写真は1本の枝に1本の支柱を立てていますが、こちらは1本の長い支柱で複数の枝を吊ります。こちらのやり方は立てるのに少し時間がかかるのと、各方向にバランスよく枝がないと不安定になりますが、支柱が幹の傍にあるので草刈りなどの作業でも邪魔になりません。どっちがいいのかは好みにもよりますね。


2018/7/28の柿畑-003

同じく7/28です。厚みも増してきました。このような腰高の果実が美味しくなるといわれています^^


2018/7/29の柿畑-001

7/29です。台風による風で折れた枝を集めています。思ったよりも弱かったので太い枝は折れず、小さな枝が折れていた程度でした。


2018/7/29の柿畑-002

折れた枝の根元を見ると、虫に食われた跡があります。虫に食われて弱っていたので折れたものが大半です。台風の被害というより虫の被害ですね。樹幹害虫により枝が折れるだけでなく、木を弱らせて枯らすこともあります。柿栽培で大きな問題となっています。


2018/8/2の柿畑-001

8/2です。7月末に最後の摘果を終わらせ、支柱を立てています。台風さえ来なければ慌ててやらなくてもいい作業ですので、連日39度ですので昼間や休んで朝夕だけです。少しお休みが取れました♪


2018/8/2の柿畑-002

柿の裏側です(柿はヘタがない面が表です)。もう柿とわかる形ですね♪


2018/8/3の柿畑-001

中央から左上に伸びた枝をご覧ください。白い針金がかかっています。まだ緑色の柔らかい枝のころに上向きに生えてきた枝を針金で曲げて固定していたものです。もう茶色くなって硬くなったので、支柱を立てながら外しています。写真の枝は上手に曲がりましたが、時折予想外の方向に曲がってしまった枝もあります(笑) また、樹幹害虫に食われて根元からポキっと折れてしまう枝もあります。


2018/8/5の柿畑-001

8/5です。前回の水やりと降雨(7/25)から全く雨が降っていません。本日よりまた水やりをしています。作業中の写真より柿の写真の方がキレイだったので掲載しました。お盆中には3回目の水やりが必要だと思います。過去にないほどの水不足です。


2018/8/6の柿畑-001

8/6です。川からホースを引っ張って水やりです。畑には用水路があって水を入れられる畑と、入れられない畑があります。この畑は入れられないので、近くの川からポンプで水を入れます。ホースを引っ張って1本ずつたっぷり水を与えました。連結したホースは70メートル以上あります。かなり重いです!


2018/8/9の柿畑-001

8/9です。この畑は用水路から水が入ります。夕方から水を入れると(日中は水が熱くなるのであまりよくない)、朝にはほぼ全域に水が入ります。しかし一番奥と角だけは水が入らないので、手作業でやりました。これだけ雨が降らなかった年は私の記憶にはありません。水不足だと光合成ができなくなりますので、果実だけでなく来年の花芽への栄養も不足して来年もよい柿ができなくなってしまいます。時間があればすべての木に水をやります。

ところで、この時期はどこの畑も水が欲しいので水の取り合いです。用水路は網の目のように張り巡らされていますが、すべての用水に水がたっぷり流れているわけではありません。そのため、自分の畑に水が来るように板で流れを止めたり変えるのですが、皆さんがあちこちでやります。すると、夕方には水が来ていたのに、夜に誰かが流れを変えてしまい、朝見に行くとほとんど入っていないこともあります(笑) まぁ笑っていられるうちは大丈夫ですが、ご近所さんの柿畑でもいろんな事情で水やりができていない柿畑では、葉が枯れそうになっているところも見受けられます。胸が痛いです。


2018/8/10の柿畑-001

8/10です。おっと、もう赤くなってきた柿があります。もう色んでいるのでしょうか? これは日焼けです。上を向いた果実は連日の猛暑でかなり日焼けして赤黒くなったものもあります。このレベルになると商品には出せなくなります(涙)


2018/8/10の柿畑-002

同じく8/10です。スマホの横幅は約7センチ、大きな柿はこのくらいの大きさになっています。でも前回のブログと比べて特別大きくなったわけではありませんね。それは8月になると柿の生育が第2ステージに入るからです。急速に肥大する第1ステージと違い、第2ステージはゆっくりと生育します。果実はあまり大きくなりませんが、内部でタネが大きくなる時期です。第2ステージは9月前半まで続きます。

さて、このように連日の猛暑と雨不足です。自然相手なので毎年いろんな悩みはありますし、どんな味になるのかいつも期待と不安があります。それでも農家としてできる限りのことをして、少しでもお客様に喜んでいただけるように栽培しています。今年もどうかよろしくお願いいたします。

それでは今回はここまでです。まだまだ暑いですね。熱中症などに気を付けつつ、よいお盆をお迎えください。みなさん、ごきげんよう(^^)/

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豪雨後は一転して猛暑と日照り・・・(2018/7/25)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

西日本を中心にした豪雨から2週間が経ちました。その後は一転して猛暑です。全国的に災害レベルの猛暑です。各メディアでも報じられていますが、くれぐれも熱中症にはご注意ください。わが岐阜県は連日38度~40度の猛暑が続き、すっかり全国的にも有名になりました。

さて、柿畑では豪雨前から摘果(てっか)という収穫に向けた作業を行っていました。摘果はほぼ終わっており、例年なら少しゆっくりできる時期ですが、今年は他の作業がずっと入っています。それは水やりです。今回はそんな夏前半の作業を中心にお届けいたします!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/7/9の柿畑-005

その前に、前回書ききれなかった追肥についてです。この時期の柿の生育は、果実を大きくさせると同時に来年の花芽の準備に入っています。そのため、根からの養分吸収がとても活発になっています。同時に、春に与えた元肥の肥料分が吸収し終わるタイミングです。これから秋にかけて必要な肥料を追肥で与えます。

「最初から全部やればいいじゃないか?」という意見もあるかと思います。しかし最初の量が多すぎると、柿の木は果実より樹体を生育させてしまのです。多すぎても少なすぎてもいけません。また、吸収量が増えるタイミングで与える方が効果的です。

肥料袋に書いてある「10-18-14」という数字は肥料の3大要素「チッソ、リン酸、カリ」の含まれている割合です。与えるチッソ量は、県の研究では1反あたり年間15キロがよいとされています。元肥の分を差し引いて、今年の追肥ではこの肥料を1反あたり2袋(1袋20キロ)を与えました。春の元肥では土づくりの意味もあり有機肥料をたくさん使いますが、追肥は即効性が大切なので化成肥料を使います。

肥料の各成分の役割や、樹木がどのように吸収するかなどはとても複雑です。毎年試行錯誤しています。剪定などもそうですが、農業は奥が深く、まだまだだといつも思います。また、肥料も大切ですが、葉の光合成による養分の方が大切です。ですからバランスよい剪定や、その年の気候の方が影響ありますね。それにしても、いきなり硬い話が長くなり失礼しました(^^; 


2018/7/13の柿畑-001

7/13です。6月末からやっている摘果作業は豪雨を挟んで7/8よりスタートしました。7/8~7/13にかけての気温は34度前後で普通に暑い毎日でしたが、作業できないというほどでもなく、いいペースで進みました。この日までに7割が終了しました。


2018/7/16の柿畑-001

7/16です。さて、7/14と7/15はわが本巣市でも38度と猛烈な暑さとなり作業は休みにしました。近くの揖斐川町が連日39度近くと全国ニュースで報道されていました。人間もしんどい猛暑ですが、柿にとってもあまりよくないです。呼吸量が増え光合成の効率が下がりますし、水不足にもなりますね。

そして暑くなってくるとこのように日焼けした柿がたくさん出てきます。このくらいの軽度の日焼けなら表面だけなので味に問題はありませんが(等級は下がりますが)、もっと黒くなると商品になりません。摘果の際に切り落とします。


2018/7/17の柿畑-001

7/17です。暑すぎて休むべきだと思いつつも、天気予報はしばらく先までずっと38度です。このままでは作業が進まないので朝夕だけやることにしました。う~ん、汗の量が半端ないです。この日は全国の最高気温ランキングで岐阜が5冠王でした! 私は朝夕だけでもクタクタでしたが、日中も工事現場やビニールハウスで働いている人がたくさんいます。本当に頭が下がります。


2018/7/20の柿畑-001

7/20です。もう普通のサイズでもこれくらいになってきています。さて、いつもなら摘果も終わり、少し休憩できる時期なのですが、7/11の夜から雨が全く降っていません。そろそろ土が乾き始めるので、水やりを開始しました。水分は木の生命維持に必要なのは当たり前ですが、木や果実の生育に必要な光合成でも水を使います。また、日焼けの防止効果もあります。富有柿の場合は10日間雨が降らない場合は水やりをします。

弊農園では水やりに3種類のやり方を取っています。簡単なのは畑の横に川が流れていて、そこから直接入れる方法です。栓を外せば勝手に水が入り、水田のように水が張ります。


2018/7/20の柿畑-002

ただ、水は横方向に動き辛いため、川から直接入れる方法は畑全体に満遍なく入らないことが多いです。そんなときに活躍するのがポンプです。


2018/7/20の柿畑-003

このように、ポンプで毎分数百リットルの水を入れます。出しっぱなしにしてもいいですが、それだとやはり横方向はあまり広がらないので、私はできるだけホースを引きながら1本1本に水をかけます。


2018/7/20の柿畑-004

このやり方の難点は、とにかくホースを引くのが重いことと、強い水圧でホースが暴れることです。でも必要な場所に必要な量をしっかり撒けるので、できるだけこの方法でやっています。


2018/7/20の柿畑-005

ホースは連結すれば伸ばすことができますが、それでも届かない畑もあります。その場合は運搬車でタンクを運び、そこから水をやります。このタンクは500リットル入りますが、ホースでやれば1、2分の水量です。水汲みと往復でめちゃくちゃ時間がかかります(笑)

このように水やりは時としてかなりの重労働です。そして、すでに2週間雨が降っていません。近所の農家さんの水を入れれない畑では、葉が萎れてきた畑もあります。さぞかし心配だと思います。天気予報では毎日雷雨注意となっているのでが、はやく降ってほしいです。


2018/7/21の柿畑-001

7/21です。この日は朝から草刈りです! 去年と同じく友人に乗用の草刈機を借りてきました~!


2018/7/21の柿畑-002

以前は大変だった草刈り作業ですが、文明の利器のおかげで広い畑もあっという間! この日は弊農園と友人の畑あわせて1町(10反=3000坪)やりましたが、夕方には余裕で終わりました♪ 手刈りだと10日はかかりますね・・・。いつもありがとうです(^^)


2018/7/24の柿畑-001

7/24です。大きめの柿はもう7センチほどです。今年は豪雨による多雨と猛暑、水不足で柿にはかなりのストレスがかかっていると思います。さらに今週末は台風が接近する可能性も出てきました(;^ω^) 自然相手なので仕方ないこともありますが、なんとか無事に実ってくれることを祈っています!

さて、本日(7/25)、ようやく夕立で少しまとまった雨が降りました。待望の雨です~。これで明日より摘果の残り少しを終わらせて、枝に支柱を立てる作業に入れます♪ そして! いよいよ8月中旬~後半にはHPの更新や今年の販売スケジュールを正式に告知いたします。今のところ、今年も9月中下旬より予約販売を開始する予定ですので、どうかよろしくお願いいたします!

それでは猛暑続きではありますが、どうか体調を崩さずよい夏をお過ごしください。みなさん、ごきげんよう(^^)/

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摘果スタートしましたが、豪雨で生理落果が多発しています(2018/7/9)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

7月も上旬となりまして、今年の下半期が始まりました。いつもなら「後半戦も頑張ろう」なんて感じでブログを始めるところですが、今回は大変な豪雨が西日本を襲いました。連日のニュースを見てとても胸が痛みます。ありふれた日常が突然壊され、大切な人がいなくなってしまう恐怖。被害にあわれた方々のお気持ちは想像することしかできませんが、少しでも早く復旧がすみますようお祈り申し上げます。

岐阜県でも猛烈な雨が降りまして、県内の広い地域に「大雨特別警報」が発令されました。わが本巣市でも7/7の12時50分に特別警報が出まして、猛烈な雨が断続的に降りました。市内山間部や岐阜の高山や郡上ではもっと大量の降雨だったそうで、県内でも大きな被害が出ました。

そのような状況ではありますが、私たちは日々、自分がやれることをやるしかありません。ブログの更新が遅れましたが、6月中下旬~7月上旬の柿の生育状況や畑の様子などをお届けいたします(画像をクリックすると写真が拡大されます)。


2018/6/22の柿畑-001

6/22です。前回よりふっくらした富有柿の赤ちゃんです。前回のブログで書いたように、生理落果も少し落ち着いてきたようですし、細胞分裂が活発に進むよう摘蕾の2周目を進めています。


2018/6/28の柿畑-001

少し飛んで6/28です。今年も少し面積を増やしているのですが、暑くなってきて作業ペースが落ちてきたことと、雨で遅れがちになるので6/25辺りから摘果(てっか)を始めました。摘果とは最終的に残す果実の選別です。収穫する果実を決定することです。


2018/6/30の柿畑-001

6/30です。暑くてもこんなキレイな青空だと気持ちよく作業できますね。摘果を早くやるのには理由があります。味をよくして、大きな柿を収穫したいというのは当然ですが、もう一つ理由があります。それは隔年結果を防ぐためです。


2018/7/2の柿畑-001

7/2です。今年伸びてきた緑色だった枝が茶色くなっていますね。拡大してみると、枝と葉っぱの間に小さな芽ができています。そうです、柿の木はこの時期、果実を大きくしながら同時に来年の芽を準備しているのです。この芽の中には、来年に葉や蕾へと成長するモトが入っています。


2018/7/2の柿畑-002

十分な栄養があるときは立派なモトができ、果実がなりすぎていると栄養が不足してモトは小さく数も少なくなります。そのため、来年は不作になります。ところが不作の年は果実が少ないので栄養が余りますね。そのため立派な芽がたくさんできます。すると再来年は豊作となります。で、豊作の年は栄養が不足して・・・先と同じですね。このように「なり年」と「不なり年」を繰り返すことを「隔年結果」といいます。

無理にたくさんならせすぎないことで、今年の品質を向上させつつ、隔年結果を防止して来年もたくさん収穫できるようになります。そのため早期摘蕾、早期適正摘果をやっています^^


2018/7/8の柿畑-001

7/3です。スマホの横幅は7.5センチです。大きめの柿はもうこんな大きくなっています!


2018/7/3の柿畑-001

摘果をしながら、このように虫の糞がある所には樹幹害虫のヒメコスカシバなどがいます。今年生えてきた枝や、2年目の枝の根元よくいます。根元を食べられると枝はすぐ折れてしまいますので、ノコギリやハサミでつついて幼虫を処分しましょう!


2018/7/8の柿畑-001

7/8です。5日間ほど雨が続きました。最初はいつもよりちょっと強い程度の雨だと思っていましたが、7/7には特別警報が出るほどの豪雨でした。久しぶりの青空を見ながら、畑を回ります。


2018/7/8の柿畑-002

風が強かったわけではないので、木や枝にはほとんど被害はありませんでした。立派に育っているものはいよいよこのようなサイズです。


2018/7/9の柿畑-001

7/9です。東海地方でも梅雨が明けました。摘果作業を続けながら、追肥をしました。追肥は次回にお伝えします。


2018/7/9の柿畑-002

豪雨が過ぎると、一気に暑くなってきました。今週は連日32度~35度の予報となっています。暑くて嫌になることもありますが、こうやって仕事をできることが幸せなことなんだと思います。


2018/7/9の柿畑-003

追肥をしながら、すべての畑を見回りました。そして、大量の生理落果を見つけました。6月後半に生理落果のピークは過ぎていたと思っていたのですが、豪雨による雨ストレスで追加の生理落果がたくさん起きてしまいました。


2018/7/9の柿畑-003

摘果前の畑はまだある程度の数が残っているので大丈夫ですが、摘果を終えた畑は収穫量が予定を下回ることになります。自然相手は思うようにならないことだらけです。早くやったのが仇となってしまい残念ですが、品質向上を目指してやっていた作業です。ある程度は覚悟していたので仕方がありませんね。でもこれ以上は落ちないでと切に願っています!

さて、摘果は半分ほど進みました。来週には終わることができると思います。外で作業していると、もう蝉が鳴き始めています。梅雨も明け、雨の後は猛暑になってきました。熱中症に注意しながら、残りの作業も頑張りたいと思います。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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今年の富有柿がすくすく生育中です^^ 生理落果や6月の作業など(2018/6/19)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

6月も後半に入りました。今年もあと少しで半分が過ぎようとしています。もう半分? まだ半分? どっちの気持ちもありますが、充実した1年にしたいですね。

さて、柿農家にとって猛烈に忙しい5月の摘蕾作業が終わり、今年も無事に柿の果実が育ち始めています。秋の収穫期には8~10センチ以上にもなる富有柿ですが、5月後半に顔を出したころはまだ1センチもありません! そんな小さな赤ちゃん柿が6月はどんどん大きくなっていきます。6月の作業にあわせて、生育の様子をお届けします!!(^^)(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/6/1の柿畑-001

6/1です。開花が終わって顔を出した柿の赤ちゃんは見るたびに大きくなっています。とはいっても、まだ小さくてカワイイです。


2018/6/1の柿畑-002

同じく6/1です。拡大して撮影しているとわかりませんが、果実部分はまだ指の先ほどの大きさですね。さて、この日までに孫花がたくさんある畑の見直しが終了しました♪ 今年もひとまず無事に摘蕾が終わりホッとしています。

なぜ早く摘蕾を終わらせる必要があるのかというと、柿は開花から1か月ほどは細胞分裂で成長し、その後は細胞肥大で成長するからです。早い時期に蕾の数を制限することで、細胞分裂に必要な養分を残した蕾にしっかり供給し、少しでも細胞数を増やすためですね。細胞数が多ければ、その後の肥大も進みやすいからです。

さて、柿農家が5月に汗水流して蕾を取ったのですが、6月にはその果実が自然に落ちてしまう現象が発生します! それを生理落果といいます。大切なことなので、少し詳しく説明します。


2018/6/5の柿畑-001

6/5です。摘蕾をし忘れて、たくさんの柿が残っている枝があります。よく見ると、中央下に果実が取れてしまった蕾がありますね。これが生理落果です。生理落果の原因は様々ですが、特に多いのは受粉できていないものと、栄養不足です。摘蕾が不十分だと蕾の数が多すぎて受粉できてなかったり、栄養を取りあってしまいます。そのため、このような枝を振るとボロボロと落果します。


2017/6/21の柿畑-001

これは昨年の写真です。摘蕾が終わっていても落ちるときは落ちます。生理落果の他の原因としては、日照不足や水の過不足、樹体の生育状況などがあります。生理落果は開花後1週間ほどで始まり、3週間後がピーク、その後も7月半ばまで続きます。

「摘蕾をしなくても生理落果で数が減るなら、落ちてから摘蕾をやればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、自然任せだと形や位置が悪いものが残る可能性があります。また、傷があるものや小さいのばかりでも商品になりませんし、場所によっては落果が少なくて残りすぎることもあります。柿にとっては子孫を残すことが目的の果実づくりですが、人間にとっては大きくてキレイで美味しいものが必要ですからね^^

また、早期に摘蕾や摘果を行うことは他にも隔年結果という収穫のバラツキを防ぐ目的もあります。ちょっと堅い話が続いたので、これはまた次回にしますっ!


2018/6/5の柿畑-002

孫花の多い場所の摘蕾見直しが終わって一息付けましたが、まだまだ作業はあります。その一つが花カスを除去することです。開花が終わった花は自然に落ちればいいのですが、これがけっこう残っています。花カスがあると灰色カビ病という傷のようなものがつきやすいので、余裕があれば除去します。


2018/6/9の柿畑-001

真ん中の柿をご覧ください。2つが一緒にくっついた変な形をしていますね。このような奇形果は商品にはならないので、見つけ次第除去します。


2018/6/18の柿畑-001

他にもこの時期にやった方がいい作業に誘引というものがあります。写真の中央から右にかけて、白い針金で枝を曲げていますね。柿の木の太い枝からは、来年に果実が実る枝(結果母枝)がたくさん生えてきます。ただ、いい方向に枝がなかったり、徒長枝といって上向きにガンガン伸びる不要な枝も多くあります。

そこで、針金などを使って曲げるとあら不思議、徒長を抑え、ほしい位置に立派な結果母枝を確保することができます! 昨年一部の畑でやってみて、効果抜群だったので今年はさらに多くの畑でやっています。枝が硬くなるまでが勝負です。


2018/6/9の柿畑-002

6/9です。どんどん膨らんできていますね。厚みも徐々に増してきました。梅雨の時期に入りますが、摘蕾2周目の後半は花カスや奇形果を除去、そして誘引をやりながら徐々に摘果に近づけていっています。以前は7月中下旬に摘果をしていましたが、昨年より少し早めにやっています。早くすることで生理落果で落ちる危険性はありますが、味が格段によくなったので今年も早めに動いています^^


2018/6/12の柿畑-001

6/12です。もちろん生育には差があるので、まだ小さい果実もたくさんあります。


2018/6/12の柿畑-002

同じく6/12です。いい天気ですが、暑くなってきました~。日中の作業は汗びっしょりになりますね。いちおう摘蕾2周目も終わったので最低限のことはやりましたが、3周目をやりながら花カスの除去と誘引をやっています。意外にやることがたくさんあってまた焦っています(笑)


2018/6/15の柿畑-001

6/15です。小雨模様なので仕事は休んで夕方に写真だけ撮りました。


2018/6/18の柿畑-001

6/18です。スマホと並べて撮影しました。大きめのものは果実部分が早くも3センチほどになっています! 


2018/6/18の柿畑-002

梅雨の時期とは思えないような澄んだ青空でした。今週は雨や曇り予報が続いていますので、しばらくは拝めないかなと思い撮影しました。

さて、6月下旬~7月上旬には、上記作業に加え追肥もあります。また、最終選抜である摘果も始まりますね。少しでもよい柿をお届けできるよう工夫しながら頑張ります! それでは梅雨後半を迎え、ジメジメとした暑さも厳しくなってくると思いますが、どうか元気にお過ごしください。ごきげんよう(^^)/

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今年も柿の赤ちゃんが顔を出しました~(2018/5/30)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

5月も終盤ですね! 今日は雨で涼しいですが、徐々に蒸し暑い日が増えてきましたね。東海地方も梅雨入りが迫っているようです。

さて、柿農家にとっては11月の収穫期に次いで忙しい5月です! 摘蕾(てきらい)という蕾を間引く作業がようやく終盤に入ってきました。忙しい時期ではありますが、蕾が膨らんで開花して、そのあとには今年の柿が顔を出す時期でもあります。前回のブログで開花までをお届けしましたが、今回は開花から、いよいよ今年の柿の赤ちゃん登場までをお伝えしたいと思います!!(^^) たくさん写真がご用意できましたので、楽しんでいただけたらと思います(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/5/16の柿畑-001

5/16です。去年は5/23辺りが開花最盛期だったと思うのですが、もう最盛期を迎えています。そして、薄黄色の花は徐々に枯れていきます。


2018/5/19の柿畑-001

5/19です。もう少し経つと、このように茶色くなってきます。柔らかかった花も硬くなりパリパリした海苔のような感触になります。ん~、海苔よりはもう少し厚みがありますがなんとなくそんな感じです(笑) 5/18に最後の畑(2反ちょっと、約700坪)の摘蕾に入っています。
 


2018/5/19の柿畑-002

この日は風がかなり強く、途中から高いところの作業は危険だと判断してやめにしました。毎年、この時期には風の強い日が何日かあります。枝や新梢がよく折れています。


2018/5/19の柿畑-003

もうほとんどの蕾が開花しています。序盤は片手でも簡単に折れた蕾ですが、もう硬くなっています。親指や人差し指で押し曲げて、「ペキッ」と音がしたらつまんで引きちぎるように取るので2倍の時間がかかります。「もっと早くやっていれば・・・」といつも思います(苦笑) ところで、手前の枝には70個の蕾がありました。それを摘蕾では7個までに絞り、最終的に残す数は5つです。贈答品でも訳あり商品でも、お客様に届く柿の果実はそんな選別に勝ち残った柿ばかりです(*^^)v


2018/5/21の柿畑-001

5/21です。枯れた花が取れかかっていますね! それではこの花を取り除きましょう。すると・・・ 


2018/5/21の柿畑-002

お~~! 今年の富有柿の赤ちゃんが顔を出しました!!!ヽ(^o^)丿 まだとても小さいですね。知らなかったら柿ってわからない感じです。


2018/5/22の柿畑-001

5/22です。ちょっとイケメン風に撮りました。本来は下向きに残しているのですが、少し持ち上げると陽もあたり映り方がいいですね。あ、イケメンと書きましたが、柿は雌花に実るので美女ですね(^^ゞ 立派に育ってほしいです。


2018/5/25の柿畑-001

5/25です。手で触りながらパシャリ♪ まだ果実は1センチあるかないかです。ヘタの方が大きいですね。これが6月末には何倍にも大きくなります。富有柿は開花から約1か月間は細胞分裂で生長し、その後は細胞肥大で大きくなります。細胞分裂期に摘蕾が終わっていると、残された果実に十分な栄養が供給され、細胞数が多くなります。その結果、大きな柿になります。


2018/5/25の柿畑-002

同じく5/25です。この日の午前中に摘蕾1周目が終わりました~! そして昼から2周目に入りました。4月下旬に摘蕾をした畑では、まだ小さすぎて取れなかった孫花、遅れ花の摘蕾が中心となります。もう孫花も開花していますね。同時に、摘蕾忘れと奇形果のチェック(ところどころにあります)、伸びて混んだり果実に傷つける可能性のある枝を切っていきます。


2018/5/27の柿畑-001

5/27です。毎日見ていても、どんどん大きくなっているのが分かります。ちょっと前に撮影したものと比べてみましょう。


2018/5/17の柿畑-001

ちょっとピンボケしていますが、5/17に撮影した今年最初の柿の赤ちゃんです。まだ5ミリほどでした。


2018/5/28の柿畑-001

5/28です。連休序盤にやっていた畑の2周目です。まだ3つほど並んでいますが、連休後半にやっていたところからは徐々に孫花も取り始めているので多くても2つしか残っていません。どんどん残っている蕾の数は減っていくので、ペースも急上昇です!


2018/5/15の柿畑-001

そういえばミツバチの写真を載せ忘れていました。これは開花真っ盛りの5/15です。


2018/5/16の柿畑-001

5/16です。正面からです。何気ない写真ですが、ミツバチが1つの花に止まっているのは10秒くらいです。これでも多少は光の向きや構図などを考えて撮影していますので、逃げられてしまうことが大半です(+o+)


2018/5/16の柿畑-002

ちょうど逃げられるところです(笑) 摘蕾を終わらせた枝でないと見栄えが悪いのですが、摘蕾が終わったということは花がほとんど残っていませんのでハチが来る確率もかなり減ります。ハチが来るのを待つ時間がかなりあります。また、摘蕾自体がたくさん残っているので、撮影時間はわずかです。でも、いい写真が撮れるとそんな苦労も吹き飛びますね(^^)


2018/5/29の柿畑-001

5/29です。ん~、すくすく成長していますが、まだとっても小さくてカワイイです。葉っぱも濃い緑色になってきました。富有柿は開花期より根の養分吸収が始まり、本格的に光合成が始まります。

さて、摘蕾2周目は全体の1/4ほど回りました。孫花がたくさん残っている個所はあと2日もあれば終わりそうです。また、弊農園では摘蕾でも残す数を少なめにしていますが、2周目ですでに摘果に近づけるようもう少し減らしています。早い段階でたくさん減らすことは6月の生理落果が心配でもありますが、少しでもよい味にできたらと思っての作業です。

摘蕾~生理落果~摘果に関しては次回にまた詳しくご説明します! ところで、5月中旬~下旬にかけて風邪を引きました。咳がひどくてなかなか大変でした。暑い日が多いですが、気温の変化が激しい季節です。どうか体調管理には気を付けてください。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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今年も富有柿の開花が始まりました~(2018/5/14)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

5月も半ばになりました。今年も夜になると「ゲコゲコ~」と少し離れた田んぼからカエルの鳴き声が聞こえてきます。早いものですね。

昨日は母の日でした。あいにくの天気ではありましたが、柿農家は摘蕾でとても忙しい時期です。毎年、この時期は休みもなく疲労も溜まってきて何もできないのですが、昨日は雨で休みだったので家族でゆっくりご飯を食べることができました。感謝の気持ちはあっても口にしにくいものですので、こういう日があるのがありがたいです♪

さて、今年は早くも開花が始まっています。柿農家以外にとっては超レアな富有柿の蕾~開花の写真をご用意しました。楽しんでいただけたらと思います!!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/5/5の柿畑-001

5/5です。蕾が大きくなって少し開いてきました。奥に花がチラリと見えますが、わかりますか?

蕾もある程度の大きさになると、形のよしあしがわかり選別しやすくなります。まだ柔らかくて簡単にペキペキと取れます♪ そして左上には孫花、遅れ花とよばれる遅れて膨らんでくる蕾もありますね。こちらももう取れる大きさなので、作業がやりやすい状況です。しかし、今年は暖かくて生育が1週間ほど早く、一番やりやすい時期が連休後半と重なってしまい思ったより作業は進みませんでした(汗)


2018/5/8の柿畑-001

5/8です。みるみると開いてきました。奥にはまだ閉じていますが花が見えます。この4枚の葉っぱのような部分、これがこのまま開いていって、柿の4枚のヘタになります。ヘタは果実の生育にとって大切な器官です。1枚でも枯れたりちぎれたりすると、上手く育ちません。そのため、摘蕾の中盤~終盤ではヘタが4枚とも大きくて形のよいものをしっかり見極めて選別します。


2018/5/8の柿畑-002

5/8です。前日は雨でした。今年は毎週雨が降っています。摘蕾が終わるとこのようにスッキリして風通しもよくなります^^


2018/5/5の柿畑-001

5/10です。まだ多くの蕾はこんな感じですが、早くも開花したものを発見しました! 摘蕾はようやく半分近くまで進みましたが、だんだん硬くなってきます。内心はめちゃくちゃ焦ってきています・・・!


2018/5/10の柿畑-002

同じく5/10です。風が強くて枝がしなっています。この時期は穏やかな気候が多いですが、風の強い日が時々あります。高いところで作業しているときは転落しないよう注意しながらやっています。


2018/5/11の柿畑-001

5/11です。花が開き始めてきました~。なかなか見られない、開きかけた富有柿の花です。


2018/5/11の柿畑-002雄花

同じく5/11です。おや? こちらはちょっとおかしな形ですね。花が3つ並んで1セットです。実はこれ、柿の雄花です。雄花はこのように3つで1組になっています。でも全部が3つ1組ではなく、2つのものや単独のものが同時にあったりします。また、品種によっては雄花と雌花を両方つけるものなど様々です。たいていの柿畑には1反(300坪)につき1、2本植えられています。ちなみに、富有柿は雌花しかつきませんが、過去に1度だけ雄花が発見されたことがあるらしいです。


2018/5/11の柿畑-003

このようにミツバチなどの昆虫が飛んできて、花粉を雌花に運んでいきます。富有柿は受粉しなくても柿が実りますが、受粉していない果実は生理落下といって自然に落ちてしまう確率が高くなります。受粉していないと種が入らないので食べやすいですね^^


2018/5/11の柿畑-004ミツバチ

ミツバチは自然にもたくさんいますが、開花時期になるとJA岐阜の農家さんの柿畑にはこのようなミツバチの巣箱が置かれます。ミツバチの行動半径は広いので、JAさんに出していない農家さんの柿畑にもたくさんのハチがやってきます。小さなハチですが、たくさんやってくると畑全体が羽音に包まれてけっこうな音がします。

それではお待たせいたしました! 今年の富有柿の開花した写真をお届けします~。


2018/5/14の柿畑-001

5/14です。薄黄色の富有柿の花です。弊ブログでは毎年お伝えしていますが、柿農家以外ではなかなか見ることのできないものです! 今年は5/9に最初の開花を発見しまして、本日は至る所で開花しています。最盛期が目前です!


2018/5/14の柿畑-002

少し横からパシャリ。今後、1週間もしないうちに花が枯れて落ちます。その中から今年の柿が顔を出します! また、ヘタも開きながらもう少し大きくなります。ここからどのように柿の姿になっていくか、想像するのも面白いですね♪


2018/5/14の柿畑-003

3枚目です。できるだけ近寄って撮影しました。花の奥に見えるのが今年の富有柿です。見えますか? まだ1センチもありません。

この蕾は発芽から開花までに猛烈に大きくなり、果実のモトもこれから一気に生長していきます。枝や葉も広げながらですので、限られた養分を無駄にしないよう、摘蕾で残した蕾に集中させることが美味しい柿づくりには大切です。摘蕾作業はようやく7割ほどです。来週半ばには2周目に入れるよう頑張っております。

次回には今年の柿の赤ちゃんを紹介できると思います。どうか楽しみにしてください。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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ちょっとマニアックですが、富有柿の摘蕾説明 (2018/5/2)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

今年も5月に入りました。連日暑い日が続いていますね。ゴールデンウィークということで、お休みの方も多いかと思います。日頃の疲れを癒したり、家族でお出かけなど楽しみがありますね♪

柿農家にとっては4月末より摘蕾(てきらい)という作業が始まるので、毎年5月の連休はあまり関係ありません。それでも少しは時間を取ってこちらに帰省した友達と会ったりしていますが、今年は暑さで生育が普段より早く、完全に仕事モードとなっています。ただ、今日は昼から雨が降ってきたので作業はお休みです。そこで、簡単ではありますが摘蕾の説明をしたいと思います。摘蕾の説明と連休の柿畑の様子をお伝えいたします!!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/4/25の柿畑-001

4/25です。まだ4月なのに葉も草も生い茂っています。摘蕾で朝から夕方まで外にいますので、私はすでに真夏並みに日焼けしてきました。


2018/4/25の柿畑-002

同じく4/25です。澄んだ青空と新緑の葉。毎年見ていますが、キレイだな~と思います。曇りだと当然撮影できませんが、晴れの日でも空が透き通ってないと上手く撮影できません。そして今回はこんな写真がたくさん撮れたのですが、摘蕾の説明をするためたくさん写真が必要なので控え目にします(涙)


2018/4/25の柿畑-003

枝を拡大していくと、葉っぱと新梢の間にはこのように蕾が並んでいます。この蕾が今月半ばに開花し、今年の柿になっていく部分です。この蕾は新梢1本につき、少ないものだと3個、多いと7個ほどつきます。その新梢は1本の結果母枝に数本~10数本あります。すべての蕾に柿が実ると1本の結果母枝に何十個もできてしまいますね。

1本の枝に何十個も実って、それが全部大きくて甘い柿なら農家もウハウハなのですが、残念なことに何もしないと小さくてまずい柿ばかりになってしまいます。小さくてまずい柿がびっしりと実るだけでなく、木も栄養が不足してしまい来年の成育が悪くなります。

それらを防止するため、蕾の数を制限して残った果実に養分を凝縮させ、木もたくさんの栄養を残して来年も立派な柿を作れるようにする作業、それが摘蕾です。収穫までまだ半年もありますが、とても大切な作業です。同時に、柿農家にとっては繁忙期に次ぐ忙しい時期でもあります。


2017/5/4の柿畑-001

まず、残す蕾の位置から説明します。これは昨年の写真ですが、蕾はこのように様々な向きについています。残す蕾は立派な柿になりやすい場所のものを選ばないといけません。まず、上向きのものは日焼けしてしまうので問答無用で取ります。少し下向きのもので、できるだけ新梢の真ん中辺りに近いものを選択します。


2017/5/4の柿畑-002

こんな感じの位置だと日焼けもしにくいですね♪ さて、実際には、新梢はもっと何本もあるのが普通です。根元に近いものは挟まれて傷つきますので取ります。


2018/5/1の柿畑-001

摘蕾が済んだ枝を上から見ています。まるで囲ってある部分に蕾が残してあります。左から伸びている茶色い枝が結果母枝で、緑色の枝が新梢ですね。新梢は水平面だけでなく上下にもたくさん出ています。上向きの新梢は蕾も上向きになりやすいので、日焼けになりやすいため私はあまり残しません。また、下向きのだと光があまり入らないので、これもあまり残しません。そして、新梢の先の方で、外向きの蕾だと隣接する枝や果実とぶつからなくて傷がつきにくいですね。

次に残す蕾の数ですが、まず、富有柿では新梢(柿が実るので結果枝といいます)1本につき1つまでです(品種によって残す数は違います)。また、すべての結果枝に1つずつ残すのではなく、収穫時の数を参考にしながら調整します。収穫数の目安は結果母枝(茶色い枝)が10センチを超えるにつき1個なので、30センチ強なら3個、50センチ強で5個となります。摘蕾ではその数より1~2個多めに残します。そして6月下旬~7月半ばに、この中から最後の選別をします(摘果といいます)。

摘蕾で残す数は農家さんで多少差があります。もう少し多く残す農家さんの方が多いと思います。逆に、少数ではありますが最初から収穫量にしてしまう方もいます。面積や労働力、農法、販売先などの条件で変わってきます。


2018/5/1の柿畑-001

さて、この真ん中の蕾がいい位置になるので残そうと思ったら、よく見るとガク片が3枚しかありません。このように3枚や5枚のものがたまにあります。蕾が大きくなってきたら、形もよく見ながらやるといい柿がたくさん残りますね^^


2018/5/1の柿畑-002

これはまっすぐ上向きに伸びた枝です。箒枝(ほうきえだ)という名前の通り、無数の新梢(結果枝)が伸びていますね。蕾も真ん中辺りはとてもたくさんあって1本やり終えるのにかなり時間がかかります(笑)


2018/4/28の柿畑-001

ここからは摘蕾の豆知識です。このように、主枝や亜主枝から直接生えてきた新梢にもたまに蕾がついています。このまま残しても小さなサイズの柿にしかなりません。また、この枝は来年の結果母枝になりますので、充実した枝にするためにも蕾は取りましょう。


2018/5/1の柿畑-003

わかり辛いですが、中央に右向きの枝があります。このように、時々おかしな方向に伸びている枝があります。この枝は果実に傷をつけやすいので、私は鋏で切るようにしています。ただ、葉はたくさん残したいので、明らかに傷を付けそうな場合だけにしています。


2018/5/1の柿畑-003

これは上の蕾を残したいけど、ちょっとだけ上向いているというパターンです。


2018/5/1の柿畑-004

葉っぱに引っ掛けるとこのように下向きになります。このままもう少し生育すれば、ちゃんとこの位置で固まります。注意点は曲げるときに取れやすいことです。予備を残しながら曲げましょうね。でないと蕾がなくなってしまいます(笑)


2018/5/2の柿畑-001

蕾の先に小さな蕾がまた出てきました。これは遅れ花、孫花と呼ばれるものです。これから大きくなってきます。柿にとっては、先にできた蕾がダメになった場合に備えた予備の蕾ですね。これもあまり大きくなりませんし、既に残した蕾と競合するので取ります。ただ、まだ小さいので注意しないと枝を折ってしまいます。2周目で取れば大丈夫です。


2018/5/1の柿畑-005

ちょっと説明ばかりで硬い話が続きましたね。まだ5月に入ったばかりなのに、随分と大きくなって開きかけているのもあります。今年は開花が早そうです。


2018/5/6の柿畑-001

今年もカエルがたくさんいます。摘蕾に慣れてくると、全体を見ただけである程度は不必要な蕾がわかるので、両手でどんどん取っていきます。そんなところにカエルがいると、いきなり冷たい感触でビックリします(笑) 驚いても脚立から落ちないようにしないといけません。


2018/5/2の柿畑-002

蕾が大きくなったといっても、まだ数センチです。小さくてカワイイですね。

さて、摘蕾はまだ1/3ほどです。そして1周目が終わると2周目もあります。まだまだ先は長いですが、お客様に満足していただけるよう、少しでも早く終わらせたいですね。

今回は「富有柿の摘蕾」というマニアックな内容ではありますが、簡単に説明させていただきました。参考になれば幸いです。それでは連休も後半に入りますね。どうか楽しい連休をお過ごしください! ごきげんよう(^^)/

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夏のような暑さで早くも摘蕾がスタートしました(2018/4/24)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

4月も後半になりました。今年の春は本当に暑いですね。冬から春を通り越して夏のようです。岐阜県でも日曜日(22日)には30度もありました! 草野球の試合がありましたが、まだ体も暑さに慣れておらずフラフラでした(笑)

さて、昨年より10日ほど早く発芽が始まりました富有柿ですが、順調に生長しております。実はもう摘蕾(てきらい)という作業が始まっています。例年だとGWに入るころからなので、いつもより早いですね。今回は発芽が始まり、摘蕾のスタートまでの柿畑の様子をお伝えいたします!!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/4/8の柿畑-001

4/8です。芽から新梢が伸びつつ、葉を展開し始めています。発芽からまだ1週間ほどですが、どんどん広がっています。新梢と葉の間をよ~く見ると、小さな蕾がいくつか見えます! まだ数ミリしかありませんが、今年の柿になる部分です^^


2018/4/8の柿畑-002

同じく4/8です。今年のように発芽が早いと、収穫までの期間が長くなる可能性が高くなります。他の条件が変わらなければ味が向上すると期待が少し膨らみますが、この時期に心配なのが遅霜です。霜が降ると開いたばかりの新芽がやられてしまうことがあります。4/8~9にかけてやや冷えたので少し心配しましたが、大丈夫でした^^


2018/4/10の柿畑-001

4/10です。新梢がぐんぐんと伸びてきました! どこを見ても新緑の葉がキレイですし、毎日の変化がとても楽しみな季節です。それと同時に柿農家にとっては、摘蕾という忙しい作業が始まるカウントダウンでもあります(笑)


2018/4/13の柿畑-001

4/13です。伸びてきた新梢を拡大しています。新梢と葉の間にチョコンとできているのが柿の蕾です。これが柿に生育するモトの部分ですね! まだ親指の半分ほどの長さで、1センチくらいです。さて、1本の新梢はぐんぐん伸びて30~50センチほどになりますが、その各枝に5つ~8つほどの蕾がついています。それだと蕾の数が多すぎて、大切な栄養が分散してしまいます。その結果、味は薄くて、とても小さな柿になってしまいます。大きく甘い柿づくりのため、残す蕾を制限して大切な栄養を少数の蕾に集中させる作業、それが摘蕾です!


2018/4/18の柿畑-001

4/18です。新梢の長さは10数センチ。発芽からの様子を「芽吹き」といいますが、本当に芽から新梢が吹くように伸びてきますね。先端が伸びながら葉を広げつつ、蕾も同時にできていきます。すべてのモトになる部分がわずか5ミリほどの冬の芽の中に折りたたまれています。また、栄養は幹や根の中に蓄えられています。どのようにコントロールされているのか、何回見ても不思議に思います。


2018/4/18の柿畑-002

同じく4/18です。少し離れて見ると、冬の枝だけの状態から随分と葉が広がったのがわかります。透き通った青空の日に見ると、一層キレイです♪


2018/4/21の柿畑-001

4/21です。定点観測地点です。わずか半月ほどで一気に緑に包まれました。草もかなり生い茂ってきましたね。まだ蕾は小さいですが、この日の午後から摘蕾を開始しました~! 昨年より1週間ほど早いスタートです。


2018/4/22の柿畑-001

4/22です。とても暑かった日ですが、午前中に2時間、昼に野球の試合を挟んで夕方からまた2時間ほど摘蕾をしました。まだ蕾が小さいのでやりにくいですし、先端にはまだ出ていない蕾もあります。新梢もまだ伸びています。そのため、序盤の摘蕾は新梢の先端に近い方から選んで残すようにします。残す蕾の位置や方向だけでなく、よく見て形のよいものを残します。

摘蕾は5/20前後の開花までに終わらせるのが理想です。とはいっても、とても作業量が多いので6月に入ってしまう農家さんが大部分でしょう。弊農園でも1周目を5/20までに終わらせることを目標にしています。本数が少なければ連休後半あたりからスタートする方がやりやすいと思います。


2018/4/23の柿畑-001

4/23です。17時過ぎでもまだ明るいですね。摘蕾も詳しく説明するとかなり長くなりますので、詳細はまた次回にお伝えします! 毎年書いていますので、すぐにでも知りたい方は古い記事をご覧ください~^^


2018/4/23の柿畑-002

4/23です。新梢の長さは20センチほどになりました。伸びは早いですが、まだ柔らかくて弱々しくて、少し曲げると簡単に折れてしまいます。作業中は優しく触るようにしましょう♪

さて、昨日までは30度近い日が続きましたが、今日は20度もありません。天気予報を見ていないと体がついていきませんね。また、新しい環境に慣れた人なども、体調を崩しやすい時期ですね。それではみなさま、どうかよい連休をお過ごしください。ごきげんよう(^^)/

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暖かくて富有柿がもう芽吹きはじめました~!!(2018/4/5)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

2018年も4月に入りました! 早いものですね~。今年の春は急に暖かくなったので桜もあれよあれよと満開となり、あっという間に散ってしまいました。それでも近所の公園や神社、学校、堤防などにたくさん桜が咲いていて、満開の桜をたくさん見ることができました。やはりいいものですね♪

さて、春を通り越して夏のような暑い日もありましたが、そんな気候を受けて今年は例年よりかなり早く富有柿の芽吹きが始まりました。今回は芽吹きが始まった柿畑の様子をお伝えいたします!!(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2018/3/23の柿畑-001

3/23です。各枝には写真のように芽がたくさんついています。芽は昨年の夏ころより準備され、鱗のような芽の皮に守られて冬を過ごしてきました。そして春を迎え暖かくなると膨らんできます。いよいよ今年の生育がスタートします!


2018/3/25の柿畑-001

3/25です。今年は3月半ばに20度を超える日が続きまして、早くも芽が膨らんできました~。

ところで、3月下旬~4月半ばまでは柿の作業はあまりありません。ゆっくり本を読んだり、友達の仕事の手伝いに行ったりしていますが、それでも生育が楽しみで2日おきには畑を見にいってしまいます^^


2018/3/29の柿畑-001

3/29です。3月最後には25度と初夏のような温かさとなり、ムクムクと膨らんできました。芽の中には葉や新梢、蕾になるモトが準備されています。冬は鱗のような皮に守られていますが、暖かくなってくると昨年に貯めこんだ養分を使って大きくなって発芽します。


2018/3/30の柿畑-001

3/30です。富有柿の枝にはこのようにたくさんの芽があります。充実した枝であれば上から5~7つほどが花芽という柿の果実が実る芽があり、その下は葉っぱだけの芽で葉芽といいます。上から順番に膨らんできました♪


2018/3/30の柿畑-002

同じく3/30です。芽が膨らみ始めただけなので、遠くから見てもまだわかりませんね。柿に先駆けて草がどんどん生育してきました。ここの畑はクローバーが多いのであまり高くなりませんが、ヘアリーベッチのある畑は膝を超えてきました。


2018/4/1の柿畑-001

4/1です。芽は5ミリほどですが、発芽が始まって2センチほどに膨らんできました。


2018/4/2の柿畑-001

4/2です。先端の方は膨らんでいた芽が開き始めました! 奥からは次の葉が見えていますね。


2018/4/2の柿畑-001

同じく4/2です。枝にもところどころに芽があります。ここから伸びた枝は来年に柿を実らせる結果母枝となります。どの芽もまだ柔らかいので、触ってはいけません。


2018/4/3の柿畑-001

4/3です。この日は27度もありました! 春ということを忘れてしまいます。連日の温かさを受けて、早くも新梢が伸びてきました。この新梢が伸びながら、葉が四方八方に広がっていきます。まだとても小さくて、柔らかくてみずみずしいです^^ 毎年見ていますが、どんな仕組みになっていて、どのようにコントロールされているのかとても不思議に思います。柿に限ったことではないですが、純粋にすごいなぁと思いますね。


2018/4/5の柿畑-001

4/5です。27度から一気に20度まで下がりました。今朝は少し寒さを感じましたが、それでも昼はポカポカして気持ちいいですね。富有柿の生育も始まりましたが、それ以上に草がすごい勢いで伸びてきて膝から腰ほどの高さです! 歩くのが大変です(笑) 耕運機で起こしたり、早くも草刈りをしている柿農家さんもいます。


2018/4/5の柿畑-002

同じく4/5です。アングルを芽の前の方から撮ってみました。ふっくらした感じが伝わりますでしょうか? 去年の写真と見比べると、まだ芽が膨らんできたところです。ということで、今年は昨年と比べて10日も生育が早いようです! 収穫までの期間が伸びるので美味しくなる期待が持てます。まぁまだ始まったばかりなので何とも言えませんね(笑)


2018/4/5の柿畑-003

同じく4/5です。少し離れたアングルでも芽吹きが始まったのがわかるほどです。青空を背景にすると映えるなぁと思います。明日より少し雨模様ですので、次に写真を撮るときはもっと広がっていると思います。

さて、今年の富有柿もいよいよ生育が始まりました! 自然の世界の奥深さに感動しながら、農家としては天候や気象条件、病害虫など収穫までは常に不安もあります。どうか元気に育ってくれたらと思います。4月の柿の作業としては接ぎ木をやる時期ですね。弊農園ではあまりやりませんが、品種を変えたり更新用の枝を用意する場合は適期ですね。また、今月下旬からは摘蕾(てきらい)という作業が始まります。柿農家にとっては収穫期に次いで忙しい時期で6月上旬まで続きます。今年も少しだけ面積が増えていますので、摘蕾に備えて少し英気を養っていきたいと思います!

今年の春は23度~27度と初夏のような天気が続きましたが、今週後半は一気に下がり冬みたいな日もあるそうです。そんな激しい寒暖差で風邪を引いたりするだけでなく、最近は「春バテ」というのがあるらしいですね。天気予報を見て上手く対応して元気に過ごしたいです。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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