春が近づく柿畑(2017/3/21)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

3月も後半に入りました。本日は雨模様で少し肌寒いですが、先週は暖かい日もありましたね。日曜に畑仕事をしていたときは暖かくてとても気持ちがよかったです♪ 草も成長を始めており、数日経つと畑が緑に変化しています。

さて、柿畑では剪定や施肥といった冬の作業が終わり、ようやく一息つけました。手作業の租皮削りは継続して行っていますが、柿もそろそろ今年の生育が始まろうとしています。今回は冬から春に入りつつある柿畑の様子をお伝えします。(画像をクリックすると写真が拡大されます)


2017/3/12の柿畑-001、手作業の租皮削り

前回のブログで、機械を使った租皮削りについて説明しました。機械では全体の皮を薄くめくるように削りますが、このような枝の分岐部分は取り切れていないことが多いです。また、毎年機械を使うと樹勢を強くしてしまう(果実より木自体の生育の方が強くなる)ので、全体をやるのは3年に1度です。そのため、時間がある限り、枝の分岐部分をこのような道具を使い手で削ります。カリカリと地味に削っています(笑)


2017/3/12の柿畑-002、手作業の租皮削り

枝の分岐部分は樹幹害虫が多いです。食われた跡がある場所は特に念入りにやります。


2017/3/12の柿畑-003、手作業の租皮削り

また、主枝や亜主枝でもこのように全体がモコモコして害虫に食べられている部分があります。このような場所は機械だけでは削り切れておらず、手作業で削るとたいてい虫が潜んでいます。少しアップしてみますね。

(注)虫の映像が苦手な方は、次の写真は飛ばしてください!


2017/3/12の柿畑-004、手作業の租皮削り

中から白い虫が出てきました。これはヒメコスカシバという樹幹害虫です。枝の分岐部分や主枝亜主枝のこのような場所によく潜んで、木をかじっています。モコモコした部分の奥に虫糞があればほぼ確実にいます。主枝や亜主枝は太いのですぐダメにはなりませんが、細い枝は食べられると養分の流れが悪くなり、すぐ折れてしまうので大敵です! 成虫になる前にできる限り退治することで、次の繁殖を抑えることができます。

余談ですが、機械を使った租皮削りは1日頑張れば100本近くできます。しかし手作業だと20本がやっとです。汚れるし、手間暇がかかります。どちらもやらない農家さんもいます。やらないというか、他に仕事があって時間がなくてやれないのが実際でしょう。今年も木をすべて伐採した畑をいろんな場所で見ました。悲しいことですが、柿に限らず農業の抱える問題ですね。


2017/3/16の柿畑-001

租皮削りをしながら、幹に穴の開いてしまったところに土を入れます。主枝を切ったところは切り口がボロボロになって穴が開き、そこに水が溜まると腐敗が進みます。その防止です。


2017/3/12の柿畑-005

さて、木の生育はあと少し先ですが、畑では春の草花の成長が始まっています。


2017/3/12の柿畑-006

カメラを地面スレスレにおいて撮影しました。草にもいろんな種類があり、畑によっても違います。足元にもこんなキレイな景色が広がっています。


2017/3/16の柿畑-002

3/16です。芽の先端が白く膨らんできたのが分かりますか?


2017/3/21の柿畑-001

3/21です。いよいよ芽吹きが迫ってきました。この芽から新しい枝が伸びて、そこに富有柿がみのります♪


2017/3/21の柿畑-002

昨晩からずっと雨模様でしたが、夕方にほんの一瞬だけ晴れ間が見えたので、いいタイミングで撮影できました^^ 春の到来が楽しみです。

次回には芽吹いて生育が始まった柿の様子をお届けできると思います。そういえば肥料のことを忘れていましたので、またお届けしますね。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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柿の租皮削り(2017/3/5)

みなさん、こんにちは。でらうま柿農園 富有柿.comです。

今日は日中の気温が16度もありました。草野球の試合をしていましたが、とても気持ちよくできました^^ 朝晩はまだ冷えますが、徐々に春の足音が近づいてきていますね♪

さて、もう3月に入りました。2月末には剪定と確定申告も無事終わり、現在は施肥と租皮(そひ)削りという作業をしています。今回は2月末~3月の柿畑の作業をお伝えします(画像をクリックすると写真が拡大されます)。


2017/2/25の柿畑-001

最初に剪定のお話の続きがありました。前回、結果母枝や側枝は主枝や亜主枝という太い枝に残すというお話をしました。ただ、そうすると根元の方はあまり枝が残らず、空間ができてしまいます。また、真夏の直射日光が主枝や亜主枝を痛めることもあります。それを避けるため、このように少しだけ枝を残しておくといいです。これらの枝はあまり大きくしすぎないよう、2~3年で更新します。また、主枝や亜主枝がボロボロになっている場合は更新用に残しておくのもいいです。

剪定に関してはいろいろな考え方があります。車で地元を走っていると柿畑が至る所にありますが、よく見ると農家さんごとに多少違います。上手な畑を見ると思わず息を飲んで唸ってしまいます。毎年1度しかないので、一生でも経験できる年数はわずか数十回。我々ももっと上手くなれるよう、研究を重ねていきます。


2017/2/25の柿畑-002

剪定が終わったら、太い枝を切った場所にこのように癒合剤を塗ります。人間でいうと赤チンのようなものですね。病害虫の侵食を抑え、切り口が早く閉じるようにする薬です。木工ボンドでも代用できるらしいです。


2017/2/25の柿畑-003

2/25です。剪定と並行して堆肥を撒きました。肥料に関しては次回にまとめてお伝えします。今年は面積が増えた分、いろんな作業を同時進行したなぁと思います。父と私で分業してやっています。


2017/3/3の柿畑-001租皮削り

3/3と3/4には機械を使って租皮削りという作業をしました。高圧の水を飛ばして、柿の木の皮を削ります。写真ではわかり辛いですが、この機械は水を単に高圧で飛ばすというより、小さな無数の水玉を高速で飛ばしています。空に向けて飛ばしてもあまり音はしませんが、木に当てるとかなりの音がします。その威力で租皮を吹き飛ばします。


2017/2/15の柿畑-001

まずは租皮の説明です。租皮というのは木の外側の皮です。年数がたつとヒビが入り、めくれてきます。この隙間に虫が入り、越冬して春にまた発生します。それを防ぐためのたいせつな作業です。今年は写真を撮り忘れたので昨年の写真を代用しました。

租皮削りは幹の分岐部で特に成長するので、分岐部は毎年行います。また、虫に食われている部分も毎年行います。そして主枝や亜主枝の部分は3年に1度の間隔で全面的に行います。やりすぎると樹勢を強くしてしまうので注意が必要です。


2017/3/3の柿畑-003租皮削りその2

全面的に行う場合は、枝の上下左右それぞれから水を当てます。高い部分は脚立に乗って行います。意外に重いですし、高圧ゆえにスイッチのオンオフでの反発も強いのでバランスを崩さないように注意が必要です。ただ、一番厄介なのは削られた破片が飛んでくることです。とにかく大量の水と破片や粉が飛んできます。


2017/3/3の柿畑-002租皮削りその3

できるだけ飛び散ってこない場所でやっていますが、数時間でメガネはこんなに汚れてしまいます。また、脚立を動かすのが面倒だったり逆光でよく見えない場所で油断していると大量に飛んできて口や鼻の中にも入ってきます。寒い年だとガチガチ震えながらやりますね。なので私は柿の作業で租皮削りはあまり好きではありません!(笑)


2017/3/3の柿畑-004租皮削りその4

機械を使った租皮削りは早くできますが、このように虫に食われた部分には不十分です。そのため、このような場所は手作業で行います。今年は3月上旬より行います。


2017/3/4の柿畑-001

3/4です。租皮削りが終わり片づけをしていたら、ちょうど夕焼けが山に差し掛かるところでした。17:25となっています。徐々に日も長くなってきましたね。

冬~春の柿畑は地味であまり変化もありませんが、もう草は成長を始めています。そして今月後半には柿も芽が膨らんで新梢が伸び始めます。とても楽しみです。次回はそんな景色もお伝えできると思います。それではみなさん、ごきげんよう(^^)/

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