みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!
2021年の1月も月末が近づいております。新年を迎えたばかりと思っていましたが、早いですね(^^; 今年の冬はとても寒い日が多いです。柿農家は剪定という木を切る作業をしていますが、岐阜県平野部でも朝の気温が‐4度という寒い日が何回もあり、起きても布団からなかなか出られません(笑) また、畑に行っても寒いのでスタートが遅くなりがちです。しかし新聞屋さんをはじめ、もっと早くから外で仕事している人もたくさんいらっしゃるので怠けてばかりはいけませんね!
さて、そんなわけで1月~2月末は剪定という作業を中心にやっています。そんな柿畑の様子をお届けします!
1/4です。柿の枝の先端をアップにしました。5ミリほどの大きさの芽が付いています。ここから今年の枝が伸びて、柿が実ります。芽の中には枝や葉っぱ、蕾になるモトがあり、鱗のような皮に覆われて冬の寒さを耐えています。野菜でいう種のようなイメージですね。上に伸びようと待っている姿が、とても縁起がいいと思います♪
1/9です。雪が残っていますが、再び降雪の予報が出ているため剪定をやりました。靴下を2枚重ねにすれば足先の寒さも気になりませんね!
1/10です。また積もりました~! 今シーズン何回目でしょうか・・? 今年はキレイな雪景色を何回も見られて嬉しいです^^ ただ、あまり続くと作業が止まってしまいます。そろそろ雪は打ち止めでお願いします(^^;
1/14です。収穫後、ストックして毎日食べていた柿もついに最後を迎えました! 12月上旬の収穫から1ヶ月以上たっていますが、まだそこそこ硬い状態で、とても甘くてジューシーで美味しかったです^^ ごちそうさまでした! 次に味わえるのは、10月の早生富有柿の季節ですね。
1/15です。剪定の進捗は20%ちょいです。雪で休みもあったので少し遅れていますが、まぁまだ大丈夫です。体も頭も剪定モードになってきて、形が出来上がっている枝はあまり考えずに切れるようになってきました♪ 柿の剪定のやり方は専門的な話になりますし、長くなりますので割愛します。以前にまとめた記事がありますので、気になる方はご覧ください。骨格枝をちゃんと作ることが肝要です! これがちゃんとできれば、あとは左右に枝をバランスよく配置するだけです。
剪定で困るのは、骨格枝がグニャグニャ曲がっていたり、変な方向に伸びている場合です(これがどこの畑でも必ずあります)。先端の方は間違えて切っても数年で元に直せますが、骨格枝を形作るのは10年がかりの作業です。直すのも同様に時間がかかります。この写真では中央の枝がグニャグニャ曲がっています。こういう骨格枝からは新しい枝が出てきても交差しやすく柿が傷つけあってしまいますし、作業性も悪いです。他にも、樹齢を重ねて虫食いが酷くなった枝もありますね。太いくせに新しい枝もあまり生えてきませんし、立ち枯れることもあります。そんなときは、下から新しい枝が伸びてきたら大切に育てます。5年くらいして立派に育ったらそちらに更新します。
ちょっとわかり辛いですが、グニャグニャがなくなりましたね! 根元の方から出てきた新しい枝は折れやすいですが、上手く更新できると樹形がグッとよくなります。
1/21です。2つ目の畑に入って進捗率は30%ちょい。この畑は木が高いため、樹高を下げるように剪定しています。私が剪定をやるようになって4年経ちましたが、だいぶ低くなって作業しやすくなりました♪ でもまだまだ直す箇所がたくさんあります。収穫量を維持しながら樹形も直すのはけっこう頭を使いますね。半面、上手くできると達成感があります。
1/22です。雨予報でしたが、午後は小雨だったので剪定できました。さて、切った枝は集めて燃やします。細かい枝は切りながら袋に集めて、山にしておきます。弊農園では1カ所に集めて燃やしますが、もっと細かく切って何カ所かで燃やす方も多いですね。この剪定作業の花形は切る人です。技術やテクニックが必要なので当然かもしれません。でも、剪定は切って終わりではありません。すべて集めて燃やして完成です。この枝を集める作業が、地味ですが大変なんです。ひたすら中腰で枝を集めなければいけませんし、太い木は重いですからね。
このように、剪定はパズルのようで面白くもありますし、体力勝負の面もあります。徐々に疲労は蓄積していきますが、楽しんでやりたいと思います! 剪定は2月後半まで続きます。ということで、次回も再び剪定の話が中心になると思います。
さて、緊急事態宣言が出て半月経ちました。感染者数は減ってきましたが、病院がいっぱいで入れないとか、重症者や亡くなる人も増えてきました。濃厚接触者の調査が追い付いていないという話もありますね。高齢者と同居している身としては、まだまだ気を引き締めて行動したいと思います。まだ寒い日が続きますので、風邪や雪の事故なども注意しつつ冬を楽しみましょう。それでは皆さん、ごきげんよう(^^)/
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富有柿発祥の岐阜県より、採れたて富有柿をお送りします
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