みなさん、こんにちは! でらうま柿農園 富有柿.comです!
9月も後半となって参りました。日中はまだ30度前後と暑い日もありますが、朝晩は少し肌寒さを感じる日も多くなってきましたね。私の部屋は2階なのですが、2階は夜になっても熱がこもり暑いので、窓を開けたまま寝ることがあります。そして朝になると寒さで目が覚めて、後悔する・・・、何歳になってもやらかしてしまいますね(;^ω^)
さて、いよいよ明日、9/25の15時より2021年の富有柿の予約販売をスタートします!! 去年の12月下旬よりスタートした2021年の柿栽培ですが、今年もあっという間に9か月も経ってしまいました。長いようで早かった9か月、思い起こせば今年もいろいろありました。5月の開花期に梅雨入りというハプニングが発生し、受粉ができないのではないかと心配しました(何とか大丈夫でした!)。その後、梅雨や夏を迎えます。去年は梅雨後半の大雨で生理落果が多発しましたが今年は平年並みで済み、猛暑も少なく前半は順調に育ったように思います。そしてここ数年、大発生していつもたくさんの被害を受けるカメムシも8月まではほとんど見ることもありませんでした。収穫最盛期まではまだ2ヶ月ほどあるため、まだ安心はできませんが、今年も大切に育ててきました。どうかよろしくお願いいたします!
ただ、順調に育ってきたと思ってきましたが、ここに来ていくつか懸念が生じています。詳しくは後半で書きますが、炭疽病が増えてきました。また、カメムシもやや増えてきているようです。そして新しい台風が発生しました。これらの被害がどうなるかまだわからないため、今年の予約販売は数量を少な目にして、大丈夫であれば10月下旬辺りにまた追加で販売したいと思います。どうかよろしくお願いいたします^^
それでは、9月の生育状況をお伝えします!
9/11です。夕日を浴びると少し黄色くなって見えますね^^ カラス除けの糸を張ったり、台風対策の支柱を立てたりしていますが、日の入りが早くなってきて秋が迫っているのを感じます。
9/13です。ほんの少し黄色くなってきたのが分かりますか? 前回もお話ししましたが、気温が下がって1日の平均気温が23度を下回ると柿の着色スイッチが入ります。そのスイッチが早く入るほど、大玉傾向になるといわれています。昨年や一昨年は9月の気温が高かったので23度を下回ったのは9月下旬で、全体的に小玉でした。それが今年は、前回のブログの予想通り、9/8に23度を下回りました。ここ数年では早い方です! もちろん、日照量や降水量なども影響しますので一概には言えませんが、大きな柿が収穫できたらいいなと思います(^^♪
同じく9/13です。カラスにつつかれた柿です。やっぱり食べられちゃうんですよね。カラス除けの糸を張っていますが、効果は限定的です。カラスはとても賢い鳥なので、毎年いろんな新商品が出ますがすぐ慣れてしまいます。なんと品種の違いもちゃんと覚えており、太秋という早生品種(青くても甘い柿)はピンポイントで狙い撃ちされます。落とした柿だけ食べてくれればいいのに~( ノД`)
9/18です。最後の生育ステージに入り、大きさだけでなく厚みも増してきました。この時期の富有柿はまだ渋いのですが、あと2ヶ月ほどかけて渋さが抜けていきます(正確には、渋み成分が人間の舌で感じなくなるような成分へと変化していきます)。ただ、9月に入ってちょっと懸念材料が出てきました。それは・・・
炭疽病が増えてきていることです。炭疽病に感染すると、このように黒い斑点が広がり、果実は早く熟して落果します。この炭疽病はとても感染力の強いやっかいな病気ですが、平野部の畑では大発生することはあまりなかったと思います。炭疽病は春から夏にかけての強い雨や台風によって感染するため、おそらく8月の多雨により感染が広がったのだと思います。
見つけ次第摘果して他の畑に埋めていますが、こんなに出たのは初めてです。そしてやっかいなのは、まだこの先も増える可能性があることです。特に台風が来ると胞子が散らばってどんどん広がっていきます。まだ大発生というほどではありませんが、弊農園でもいろんな畑で発生し、数本の木がほぼ全滅しました(・・;) ご近所さんの畑でもたくさん発生していると聞いたので県のHPを確認したところ、9/16に岐阜県より炭疽病の注意報が発令されていました(カメムシも発令)。カメムシは毎年のように出ていますが、炭疽病は初めて聞きました(゚д゚)! 今年の病害虫はカイガラムシや樹幹害虫はやや多かったものの他の条件はとてもよかったのに、ここに来て炭疽病、そしてカメムシも増えてきました・・・(>_<) まだ被害がどのくらいになるかわからないため、予約販売はやや少な目にするつもりです。
9/21です。このように厚みのある腰高な柿は味も美味しいです。ようやくここまで育ってきた柿たち、何とか無事に収穫できますように!
9/24です。2枚目の写真と同じ柿です。少し黄色くなってきたように思いますが、どうでしょうか? あまり変わってないですか?(笑) 同じ柿を追って撮影するのも面白いですね。また次回もお届けしたいと思います。
同じく9/24です。遠くから見るとまだそんなに目立つ感じではありませんね。富有柿は柿の中でも後半の品種ですのでまだ青いですが、早生はもう収穫が始まっている品種もありますね。富有柿はあと1ヶ月半~2ヶ月かけてゆっくり色づいていきます。黄色、オレンジ、朱色と変わっていくのは、1年かけて育ててきた柿のハイライトです。楽しみであると同時に、病害虫や台風に負けず無事に育ってくれと強く願います!
ということで、9月までの生育状況をお伝えしました。今年は近年では収穫量や生育状況はいい方だと思います。ただ、先に申しましたように炭疽病やカメムシ、台風に関してまだ不透明なことが多いため、予約販売は最初は少な目で行こうと思っています。予想以上に豊作だったといえることを切に願っています!
さて、コロナの感染者集もだいぶ減ってきて、ようやく緊急事態宣言も解除されそうになってきました。先の見通しはよくわかりませんが、感染者数が減ってきたのはいいことだと思います。何でもかんでも以前のようにはいきませんが、できる中で楽しみを見つけながら暮らしていこうと思っています。それでは皆さん、ごきげんよう(^^)/
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富有柿発祥の岐阜県より、採れたて富有柿をお送りします
後藤柿農園の産直・通販サイト でらうま柿農園 富有柿.com